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Legendaria

Legendaria

スタンダード寄りなカリグラフィックイタリック。大文字が大きめで、全体的に普通のものよりはストロークのコントラストが強く、ややカッパープレートに近くなっている。ご多分に漏れず、スワッシュの付いたオルタネートが豊富。1ウェイト。
こういう書体ってバリエーション多いなーとお思いだろうが、作家として活動しているカリグラファーは、たいてい「自分だけのオリジナルのイタリック」を持っている。つまり、作家の数だけイタリックのバリエーションがあるということだ。これからも似たような書体を紹介していくだろうが、「なんだまたかよ」とか思わず、その違いを楽しんでいただければ幸いである。

Category(s)
Design Date
2011
Publisher

PF Bodoni Script Pro

PF Bodoni Script Pro

ややデコラティブなカッパープレートスクリプト。モダンローマンの代名詞である Bodoni の作者 Giambattista Bodoni の著書、Manuale Tipografico に掲載されていたものをフォント化したものだそうだ。元は大文字しかなかったが、小文字は合わせてデザインしたらしい。イニシャルは派手になる傾向があるが、そのためか小文字もちょっと過剰装飾気味。オーナメントもある他、この書体に似合うフレームもファミリーにある。ギリシャ産らしくギリシャ文字もサポート。ギリシャ文字のスクリプトはなかなか珍しい。3ウェイト。

Category(s)
Design Date
2002–8
Designer(s)
Publisher
Rusulica Script Antique

「Script」と名は付いているものの、手書き風ではないスクリプト。どちらかと言うと、モダンローマンのイタリック、といった感じ。かなり拡大しないと判らないが、アウトラインがちょっとラフである。スワッシュ付きのオルタネートはあるが、だいぶ控えめ。代わりにリガチャーが割と豊富である。全体的にとてもエレガントで、ウェディング関係に重宝しそうである。1ウェイトのみ。ただいま40%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher
Cal Humanistic Cursive

カリグラフィーの教科書で見るお手本のようなスワッシュカーシブ。カリグラフィーをやらない人にはちょっと判らないかもしれないが、こんなスタイルのイタリックはすごくよく見る。まさに基本の「き」みたいな書体である。この作者は Cal- という名前でこの教科書から出てきたようなスクリプトをいくつも発表している。カリグラフィーの世界の一端を垣間見るにはいいかも。以下にその Cal シリーズの書体を挙げておく。
Roman CapitalsRustic Capitals, Square CapitalsUncialRustic Black, Insular Majuscule, Insular MinusculeCarolingian Minuscule, Carolingian GothicBeneventan Minuscule, Gothic TexturaGothic BastardRotundaGothic Fraktur, Fraktur Modern, Humanist Minuscule, Cursive Modern, Expressive, Bakerly

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

LTC Goudy Ornate

LTC Goudy Ornate

華やかで可愛らしい、ややクラシックなディスプレイ。ほとんどの字で両サイドのアウトラインしかなく、上下はぽっかり空いており、オープンフェイスというにもほどがある書体である。セリフがくるっと巻いており、植物的な印象がある。Goudy がデザインしたにしては随分女性っぽい雰囲気がある。元は大文字しかなかったようだが、デジタル化するにあたって小文字も追加した模様。記号類ももちろんあるが、このスタイルだとダブルダガーがほとんどムカデにしか見えない(笑)。

Category(s)
Design Date
1931, 2007
Designer(s)

Zapfino Extra X

Zapfino Extra X

去る6月4日、偉大なタイプデザイナーでありカリグラファーである Hermann Zapf ヘルマン・ツァップさんが亡くなられた。このブログではツァップさんの書体を紹介するのは初めてである。これまで避けていたのは、直接ツァップさんを知り、一緒に開発していた小林章さんを知っているので、小林さんに比べれば何を書いても中途半端になると思ったからである。なのでこの Zapfino についても多くを語らない。ただ、非常に美しいカリグラフィックスクリプトであるという事と、Extra と Extra X の違いは後者が Mac OS X に搭載された版であるとだけ述べておく(笑)。あと Mac に搭載されているものは Std 版で、One から Four と4つに分かれ、スモールキャップスやオーナメント類も別になっているが、Pro 版はこれらが全部ひとつのファイルにまとめられている。字形切替機能があるアプリケーションではこちらが便利だろう。

ツァップさんは自分の作品を飾らなかったそうだ。代わりに古今の偉大なカリグラファーの作品を飾り、決して自分に満足しないように努めておられたとか。私もそれに倣っている(まぁ恥ずかしいだけで満足するような作品もないが…)。いつかあの高みへ行けるだろうか。日々精進するしかない。ご冥福をお祈りします。

Category(s)
Design Date
2003
Publisher

Sensual

Sensual

正統派カリグラフィックイタリック。…に見えるが、傾きはやや弱く、文字同士のコネクションも取れてない。しかもオルタネートもほとんどないという、なかなか最近のスクリプトには珍しい書体(笑)。それでもまぁ、割といい書体ではないかと思う。2ウェイトあり、文字にオルタネートがない代わりにオーナメントが結構充実している。

Category(s)
Design Date
2009
Publisher

Sinffonia

Sinffonia

一応スクリプトと分類したけどちょっと迷うスクリプト。本来はライトウェイトのスラブセリフイタリックなんだろうが、スクリプトらしい優雅なスワッシュの付いたオルタネートが大変豊富。x-ハイトやカウンターが大きめで可読性は良い。モダンな雰囲気なので、優雅なスクリプトは使いたいけど雰囲気がクラシック過ぎてちょっとなー、という場合に選択肢のひとつとして使えると思う。ファミリーが5種あるように見えるが、OpenType 版は他の4つを内包しているので、異体字切り替え機能のあるアプリならこれひとつで済む。ただいま35%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2014
Publisher

Adorn Smooth

Adorn Smooth

ローマンやサンセリフ、スクリプトなど多数のスタイルの書体を、手書き風のテイストでひとつのファミリーにまとめた走り(?)の書体、Adorn にファインバージョンが出た。手書きのテイストを排除し、綺麗なラインで作り直したその名も Smooth(笑)。このテの書体は出た当初は可愛くて新鮮だったが、最近かなり乱立していてちょっと食傷気味(たった1年ぐらいで…)。それに気づいたのか、こういうバージョンも出たことは嬉しい。ちょっと安くなってるが、モノグラムがなくなったためと思われる。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Nelly Script

Nelly Script

一見普通のカッパープレートスクリプト。なのだが、よく見ると線がつたなくアウトラインもラフで、実際にペンで手書きした感じにかなり近いものになっている。筆者はこれよりもうちょっとうまいかな(笑)。オーナメントはなく、オルタネートも小文字にほんの少しあるだけ。派手さはないが、素朴で温かみのある書体。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2009
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

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