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Tag: #legible

Chaparral Pro

Chaparral Pro

どれだけ削っても削りカスが途切れない、高性能な鉛筆削り「だけ」を作っているという中島重久堂のWebサイトで見出しに使われていてキレイだったので紹介する。スラブセリフとしては珍しく本文用に設計されており、伝統的なローマンの骨格を持っている他、サイズによって視覚的調整がなされたオプティカルファミリーであり、通常の本文用と、キャプション用(Caption)、見出し用(Display)、小見出し用(SubHead)がある。Adobe CC に入っていればインストールされる…のかな。筆者のPCには入っており、また Adobe Typekit でも配布されているので購入の必要はないかも。作者の Twombly は Adobe にてその才能を遺憾なく発揮しており、他に Adobe Caslon や Trajan、Myriad、Lithos などもデザインしている。

Category(s)
Design Date
1997–2000
Designer(s)
Publisher

Graviola Soft

Graviola Soft

柔らかい印象のサンセリフ。水平・垂直のバーやステム以外の線はすべてカーブしており、にゅよっとしたオーガニックなラインとなっている。加えてすべての角が落とされて丸くなっており、目に優しい。可読性もよく、日本で言う丸ゴシックに近い雰囲気を持っており、食品パッケージや子供向け商品などに重宝すると思われる。字種もかなり豊富で、a や g は1階建て・2階建て両方のグリフがあり、ウェイトも8つと大ファミリー。なのに全部で$150と大変リーズナブルな上、ただいま70%オフとかなりお買い得。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Plantin

Plantin

スタンダードな正統派ローマン。ベルギーはアントワープにある、プランタン=モレトゥス博物館に眠っていた Robert Granjon(16世紀のパンチカッター)の校正刷りから起こした書体だそうで、その「プランタン」の名が付けられた。ややエクステンド気味でアセンダーやディセンダーは短く、結構ずんぐりしたシルエットである。イタリックは古い書体によく見られるように、カリグラフィック風味が強くエレガント。ベルギー、ね。ワッフルおいしいし、ピエール・マルコリーニとか素晴らしいショコラティエもあるし、ビールはものすごい種類があることが有名だ。フランボワーズ、桃、カシス、オレンジ等々いろいろフルーツを漬け込んだ(あるいはシロップを足した)ものがあり、中でもクリーク(さくらんぼ)を漬け込んだヤツは筆者お気に入り。負けるなベルギー。

Category(s)
Design Date
1913
Publisher

FF Angie

FF Angie

かっちり目な骨格のフレアセリフ。厳格な雰囲気があり、何となく「高級官僚」という感じがする(個人的な感想)。非常に読みやすい書体で、この辺りはフランスの有名新聞 Le Monde の書体をデザインしたこともある作者の面目躍如というところ。この書体は、1990年にモリサワの書体コンテストで入賞したそうである。5ウェイトあり、Black にはインラインタイプもある。ところでフレアセリフって、セリフかサンセリフかどっちに分類したらいいのだろう。

Category(s)
Design Date
1994
Publisher

Carrosserie

Carrosserie

腰の低いディスプレイサンセリフ。と言っても低姿勢という事じゃなく、物理的に重心が低めに設計されている、という事。A や E、R などを見れば判るが、バーの位置が中間地点より下がっており、それが頭でっかちでちょっと可愛らしい。’30年代の看板や書籍の表紙などからインスパイアされたとの事だが、字形はそこまで古臭くなく、どちらかと言えば最近の感じはする。全体的にややコンデンスで、小文字のないオールキャップスな書体である。名前はフランス語で自動車修理業者の意(元は馬車工房の事らしい)。7ウェイト。

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)
Publisher
Corradine Handwriting Italic

遊びの少ない、能書家ではない普通の人がボールペンで手書きしたようなスクリプト。とは言えかなり丁寧に書かれていて読みやすく、ホントのラフな手書きとは違う。カリグラフィックなスワッシュなどはないがオルタネートは多く、どの文字も6パターンものバリエーションがある。ただし違いはかなり微妙(笑)。リガチャーも多め。手書き感は出したいけど可読性も確保したい、という場合に重宝するだろう。実はこの書体、2009年にアップライト版が出ており、そのイタリックバージョンである。デザインの元になったのは作者自身の手書き文字らしい。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2015
Publisher

Siro

Siro

x-ハイトが大きく読みやすい素直な本文用サンセリフ。目立った特徴はこれといってないのだが、それだけに目にうるさいこともなく、スラスラ読めるいい書体だと思う。まさに「白」の名がふさわしい。7ウェイト。デザイナーは日本人の Ryoichi Tsunekawa さん。名古屋在住なだけに「城」だったりしたらどうしよう(笑)。Tsunekawa さんは2010年に MyFonts にインタビューを受けている。その記事はこちら。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Ethos

Ethos

久々に紹介する本文用正統派ローマン。超楕円がベースになっているような字形をしており、そのためにややコンデンスでx-ハイトが大きく読みやすい。これと同様に超楕円ベースの書体である Hermann Zapf 氏の Melior にやや近いが、線が交わる部分ににゅっとしたカーブが付いているのが大きな違い。Condensed と Expanded があり、それぞれ6ウェイト、イタリックと合わせて36種と大ファミリーとなっている。ノーマルと Condensed の Regular および Italic は無料でダウンロードできるので、試してみるのもいいだろう。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Submariner

Submariner

久々の右の本格派登場といった感じのヒューマニストサンセリフ。たいへん明るく読みやすい書体で、とても今っぽいなぁという印象。ややコンデンス気味で、サインとかでの利用が考慮されている。ヒューマニストなので a や g は2階建てだが、それがいいアクセントになっていると思う。Q のテールの処理の仕方が筆者好み。字種も豊富でスモールキャップスとギリシャ文字をサポートしている。それにしてもなぜに潜水艦的な名前が付いているのだろう。作者が Marin という名なのが関係してるのかも(笑)。10ウェイトと大ファミリー。ただいま40%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

FF Bauer Grotesk

FF Bauer Grotesk

Futura によく似たジオメトリックサンセリフ。元は Friedrich Bauer Grotesk という名だったようで、それをリファインしたものらしい。Futura とほぼ同時期に発表されており、なーんで Bauer はこんな同じような書体を立て続けに作ったのかはよく判らない。ディセンダーが幾分 Futura より短いだろうか。字間が広めに取られており、印象として Futura より少し温かみがあるような気が個人的にはする。Pro版は字種が非常に豊富で、アクセントはもちろん、スモールキャップスや各種数字がある他、丸数字と角数字の通常版と白抜き版両方揃っている。6ウェイト。

Category(s)
Design Date
2014
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
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