沖縄ではとっくに綺麗さっぱり散っているが、世間的には今が桜の季節なのでこんなのを。名前とは裏腹に、勢いのある男性的でラフなブラッシュスクリプト。コネクションはほとんどなく、一文字一文字の勢いを大事にしたものと思われる。字幅が3種あり、それとは別にコンデンスでアップライトなサンセリフ?がある。ちなみにサンプルは、松尾芭蕉の『顔に似ぬ 発句も出でよ 初桜』という句の訳だと思われる。
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筆感満載のブラッシュスクリプト。アップライトで、なんとなく東洋の書道方式で書いたような雰囲気のある書体である。3種のバリエーションがあり、アウトラインがソリッドなものと、「かすれ」を表現したものの他、スミの濃淡を表現したものがある。これは OpenType-SVG、いわゆるカラーフォントの技術を用いて作成されているので、対応するアプリケーションが必要。Adobe の最新バージョンは大抵対応してるので、デザイナー諸氏はご心配なく。たった$20と非常にお買い得。名前は「富裕な」「華やかな」の意。
カジュアルなマーカー(ブラッシュ?)スクリプト。ベースラインは揃いながらも、普通の人の自然な筆致に近いスクリプトで、ラフな紙に書いたようなカスレも再現されている。レギュラーの他に傾きの弱い Upright、逆に強い Slanted、字幅がやや狭い Compact と4バージョンあるが、違いはかなり微妙(笑)。リガチャーが32種用意されている。名前のオレアンダーは花の名前(和名はキョウチクトウ)。
本日は「ミュージックの日」だそうなのでこちらを。音楽用語でテンポの速さを表す言葉がいくつかあるが、「やや快速に」という意味の名を持つモダンスクリプト。名の通り、ぐらぐらゆるゆるではなく、ちょっとスピードを速めて書いたような印象の書体である。ほぼすべての文字にオルタネートがあり、グリフ数が計1,000以上あって使いごたえがある。リガチャーは少なめ。2,000円程度と非常に安いので、お気軽にどうぞ。
本日「オリーブの日」らしいのでこちらを。サードウェービーなゆるゆるハンドドロウンディスプレイ。細いサインペンなどでデザインされたようなストロークでゆるゆるな線で構成されており、字形はコンデンス。ストロークの端にはわずかにインク溜まりができている。大文字のみで小文字もなく、またありがちなイラストアイコンさえないという潔さ(笑)。ま、1,000円もしないので気軽に使えるかなという感じ。かわいくはあるしね。
図太めの筆で書いたようなディスプレイ。肉屋やスーパーのポップなどにインスパイアされたそうで、「ビッグブラッシュスタイルレタリング」とか呼ばれてるそうな(一般的かどうかは知らない)。1st や 50kg などの単位などに付く2文字のグリフが幾つかあり、それらにはアンダーラインが付いている。レギュラーの他、イタリックと影付きアウトラインがファミリーにある。大文字のみ。Monotype サブスクリプションに含まれている。
本日はにゃんにゃんにゃんで猫の日という事でこちらを紹介。手書きゆるゆるの可愛らしいサードウェービーなミクスド。「北欧モダンとジャパニーズカワイイ」にインスパイアされたとある。モノラインスクリプトの One、ブラッシュスクリプトの Two、レタリングサンセリフの Three、モノラインサンセリフの Four と、200 を超えるイラストが入った Extra から成る。それぞれフィルが別になったものがあり、色を変えて重ね打ちができるようになっている。イラストはネコが多いが、他にも色々。
少々乱暴な手書きスクリプト。普通のボールペンかサインペンでデザインされており、コンデンスというよりはやたら上下にストロークが伸びた、という風に表現した方がいいだろう。スワッシュオルタネートはないようだが、リガチャーが90種も用意されているとの事。このサンプルでも the、st、yl、ed、it などがリガチャーになっている模様。1ウェイト。
緩すぎずガーリーすぎずコントラストもほどほどなモダンスクリプト。スワッシュオルタネートはないが、リガチャーが少々あり、ターミナルレターは全小文字に用意されている。可読性もほどほど。
大文字は大きいものの、普通の筆致に近いスクリプト。ペンも特殊なものではなく、ボールペンか細めのサインペンで書いたようなストロークである。ナチュラルさを演出したいならこういうのがいいだろう。グリフにあまりバリエーションはないようだが、そこはお安いのでご勘弁を。