Monotype

Tag: #fat face

Stencil

Stencil

本日アメリカの独立記念日。というワケでトム・クルーズ主演の映画『Born on the Fourth July(邦題:7月4日に生まれて)』のポスターに使用されていた書体を紹介(実際の画像はググってください)。古くからある非常に有名なステンシルディスプレイ。なぜこのように所々欠けているかというと、これを型紙に彫り、その型紙を壁や箱などに当てて上からスプレーもしくはローラーでペンキを塗れば、一瞬で文字が印刷できる、という風にしてあるからである。この欠けた部分を繋いでしまうと、細い部分はちぎれてしまったり、D や O などはまんま中が落ちてしまうのでこうなっている。ステンシルは手っ取り早く印をつけたい現場、例えば船舶関係(コンテナとか)や軍隊などでよく使用されるので、その辺のイメージを表現するのにいいのだろう。まあでも、文字そのものはボテッとしててなかなかカワイらしい。あちこちのファウンダリーからデジタル化されているが、このURW版はフィルのタイプにいくつかのバリエーションがある。

Category(s)
Design Date
1938
Designer(s)
Publisher
URW

Beefcakes

Beefcakes

図太めの筆で書いたようなディスプレイ。肉屋やスーパーのポップなどにインスパイアされたそうで、「ビッグブラッシュスタイルレタリング」とか呼ばれてるそうな(一般的かどうかは知らない)。1st や 50kg などの単位などに付く2文字のグリフが幾つかあり、それらにはアンダーラインが付いている。レギュラーの他、イタリックと影付きアウトラインがファミリーにある。大文字のみ。Monotype サブスクリプションに含まれている。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Winnie the Hoop

Winnie the Hoop

本日は『クマのプーさん Winnie the Pooh』の作者、A. A. ミルン Alan Alexander Milne の誕生日(1882)。なので明らかにそれをもじった名を持つ書体を紹介。ぬちょっとした太くて柔らかいディスプレイ。アップライトの Roman と Italic、Italic をさらに丸めてコネクションを持たせた Script の3種のファミリー。ぶっとい割に結構可読性が良く、ミルクやお菓子のパッケージによく使われてそうな書体である。その辺の用途にどうぞ。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Thunderbird

Thunderbird

本日5月24日は、最近何かと朝ドラで名前が出てくる、平塚らいてうの命日である。1971年に85歳で亡くなったそうだ。らいてう=雷鳥=サンダーバード、というワケでその名を持つ書体を紹介する。サンダーバードというと例のSF人形劇が思い浮かぶだろうが、元々はアメリカインディアン(ネイティブアメリカン)の間に伝わる伝説上の大鷲の事である(だからトーテムポール)。なので日本の天然記念物のライチョウとも全然関係がない。単に名前が偶然一致しているから紹介したというだけである(笑)。結構古い書体で、20世紀前半、人形劇よりも先に作られた。その頃より少し前の19世紀後半、こういったぶっとくて目立つ書体が多数作られた時代があり、その影響があるのだろう。その頃に作られた書体やそれらを用いた組版を Victorian Typography(ヴィクトリア朝時代のタイポグラフィ)と呼び、これが人によってはかなり賛否が分かれるものとなっている。興味があれば調べてみて欲しい。これもまー読みにくいよね。使い道あるかなぁ…。

Category(s)
Design Date
1920
Designer(s)
Publisher

Champ Ultra

Champ Ultra

本日5月19日は「ボクシングの日」だそうである。1952年のこの日、白井義男が日本人初の世界チャンピオンになったとか。白井はフライ級だけども、ヘビー級のこの書体を紹介。スラブセリフのファットフェイス。これぐらい太いと普通はコンデンスにするものだが、細身のヘビー級などいないとでも言わんばかりにがっちりと力強い。現在では大きく使うとちとうっとうしいかもしれないが、ま、うまく使ってね。

Category(s)
Design Date
1995
Designer(s)
Publisher

Wood Type Collection

Wood Type Collection

木活字をデジタル化したコレクション。木活字とは、通常の鉛の活字ではなく、文字通り木製の活字の事。あまり大きな字は鉛だと重すぎて扱いにくい(のもそうだがそもそも鋳造が困難らしい。というご指摘をいただいたので追記)ので、こうして木で制作していたようである。必然的に太めのディスプレイ書体が多く、このフォントはそれが20種類まとめられている。凸版印刷は大きなベタ面の印刷が得意ではなくかすれてしまう事が多いのだが、この書体もそのかすれが再現されている。ちなみに実物の木活字は、木製のためかタイプハイトが微妙に揃わず、印刷時に紙まで届かない字が出てきてしまい、そこだけ真っ白に抜けてしまう事があるそうだ。その場合、下に紙を何枚か挟んで嵩上げして微調整したりして、取り扱いが結構めんどくさいらしい。今のデジタル時代に感謝。ただいま80%オフセール中。

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Design Date
Designer(s)
Publisher

Margarita

Margarita

モダンローマンの超極太ディスプレイ。このテのウェイトの書体を Fat Face(デブ書体)といい、19世紀後半頃が最盛期だろう。近年はあまり作られなくなっているが、だからこそ今使うと結構目新しいんじゃないかと思う。Bodoni を元にデザインされたファットフェイスで、ソリッドなものとサンプルのようにステムに彫りが入った Luce というバージョンがある。小文字にはリガチャーが多く、また変わった幾何学的なオーナメントが多少。イタリックもあり。名前は Bodoni の妻である Margherita から取ったらしい。ただいま25%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2010
Designer(s)
Publisher

Magnel

Magnel

モダンファットフェイスディスプレイ。Bodoni っぽいモダンセリフを極太にした感じの書体で x-ハイトが大きく、アセンダー・ディセンダーはともに極端に短い。リガチャーが大変豊富にあり、特に小文字には3文字のリガチャーもある。スワッシュというか、大きなドロップの付いたセリフのオルタネートもあり。結構使いでがあるんじゃなかろうか。$20と大変安くお買い得。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)
Publisher
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