シンプルでエレガントなモダンローマンディスプレイ。ヘアラインが非常に細いライトウェイトのモダンローマンで、最近の書体にしては珍しくまったくオルタネートやディスプレイ用のリガチャーがないシンプルな書体である。その分使い方に迷うことはないだろう(笑)。シックかつラグジュアリー感があるので、その辺の演出をしたい時に。Didot じゃありきたりだなーと思ったら検討の価値がある。1ウェイトのみとこれまた潔い。ただいま12%オフという中途半端なセール中(笑)。2,000円ちょい。
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繊細でシックなサンセリフディスプレイ。コンデンスなジオメトリックサンセリフで、正直どこにでもあって珍しいものではないのだが、プレゼンテーションが美しいので紹介した。この書体を使ったロゴテンプレートが付属しているのだが、どれも大変センスが良い。これをそのまま提案してクライアントが採用するかどうかは分からないが、これを喜ぶクライアントとの出会いを夢見ている(笑)。名前はフランス語で「白」の女性形。大文字のみで4ウェイト。
探すと意外と「November」の名を持つ書体がいくつか見つかったが、本日はこちら。正統派カリグラフィーイタリック。とにかくお手本のような美しい書体で、やや直線が直線すぎるきらいはあるものの、実際カリグラファーは見本として使って問題ない。やや軽いウェイトが現代的である。スワッシュオルタネートやリガチャーもちゃんとあって、それとは別にフローリッシュがベクター画像で付属している。1ウェイトのみ。
スタイリッシュで現代的なブラックレター。フラクトゥールに近い、エレメントに小さなスワッシュが付いた大変エレガントなあまり見たことのないタイプで、珍しくウェイトバリエーションがあり、軽い方はよりスタイリッシュで美しい。グリフもブラックレター独特なものではなくローマンに近いもので、可読性も確保されている。さらに珍しい事にバリアブルタイプもあり。こういうので大人のハロウィンを演出してみるのもいいだろう。これちょっとカリグラフィーで書いてみたいな…。
ハロウィンも近いのでケルティックなものを。現代的にアレンジされて使いやすくなったインシュラー。元はドイツのクリングスパー活字鋳造所が1909年に発売したもので、デザイナーの Otto Hupp の名をとってこの名がある。カリグラフィーのインシュラーやアンシャル書体を模したフォントはちょっとクセが強いものが多いが、これは当時流行していたアール・ヌーヴォー風味を取り入れ、かつローマン風味にアレンジされていて、このテとしてはかなりキレイめにまとめられていて使いやすいだろう。雰囲気もエレガントである。2ウェイト。
3日連続スクリプトで申し訳ないがこちら。非常に繊細でシックなモダンスクリプト。上下に大きく動く割に字幅がタイトなのでカーブが鋭くなり、傾きも強いのだが、わずかにコントラストの付いたかなり細いストロークのせいか全体的にはフェミニン。スワッシュはなさそうだがリガチャーはそれなりにある模様。スクリプトではないいわゆるブロック体の大文字のみのものもファミリーにあり。この書体に似合う、スピリチュアルで繊細なイラストも EPS と PNG で付属している。
本日はドイツやスペインでは『図書館の日』らしいのでこちら。非常にxハイトが小さいシックでエレガントなローマンディスプレイ。見ての通り大文字と小文字の差がかなり大きく、それがとてもかわいらしくエレガントな雰囲気を醸し出している。大文字はほぼ字幅が揃っていて、ちょっと歪なグリフでそれもなかなかかわいらしい。数字がややイタリック気味なのが変わってる。レトロな雰囲気もあり、非常に気に入った書体。多分買う(笑)。1ウェイトのみ。
クラシカルなんだけどカジュアルなセリフ&サンセリフ。同じ骨格でセリフとサンセリフがファミリーになった書体で(無論別々に購入可能)、ヒューマニストでクラシカルな雰囲気を持ちつつ、あまりかっちりしてなくて手書きの柔らかいニュアンスを持った変わった書体である。特にイタリックがまったく傾かず直立していておもしろい。どことなくディズニー映画のタイトルとかで使われてそうな雰囲気がある。最初の発表は1996年だが、30年近く経って Pro 仕様となったようだ。セリフとサンセリフ双方ともイタリックがあって2ウェイトずつで計8種。
フェミニンでかわいらしいモダンスクリプト。シグネチャーをうたってはいるが、どう見てもモダンカリグラフィーである。それにしては自由度が低く統制が取れており、トラディショナルなカッパープレート、もしくはレタリングスクリプトに近いスタイルで、とにかくいろんな要素が入ったキメラのような書体である。スワッシュオルタネートはもちろんあるが、それほどハデに暴れている感じはない。全体的にややレトロな雰囲気があってかわいらしい。レギュラーでもやや傾いてはいるが、これよりも傾きの強い Italic があり、それぞれ2ウェイトずつある。
モノグラムに特化したディスプレイ。モノグラムとは2つ以上の文字を組み合わせて作るマークのことで、本書体は縦長と横長のグリフを組み合わせることで簡単にモノグラムを作れるようになっている。大文字には縦長、小文字の方には横長のグリフが割り当てられてるので小文字はない。これはセリフタイプだが、他にサンセリフやアール・デコスタイルなどいくつか種類があるので、作者のページで選ぶと良い。