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Tag: #copperplate

Chevalier

Chevalier

フランス語で「騎士」の名を持つ王道のカッパープレートローマン。小文字のない(スモールキャップスはある)書体で大変高級感があり、名刺などの社交用によく用いられる定番書体である。最近はまぁWebサイトのURLやメールアドレスなどがあり、これでは組めないのでなかなか使用機会も減っているが…ま、これを使う時はそれらを入れるのは野暮ってもんだろう。情報よりもエレガントさを優先してネ(笑)。オープンフェイスとシェーディングタイプがあり、オープンフェイスには通常の大文字とスモールキャップスのベースラインが揃ったものと、大文字が下がった(あるいはスモールキャップスが上がった)タイプがある。シェーディングタイプには四角で囲まれた白抜きのイニシャルタイプがあり。元はスイスのハース社(Haas)から発表された活字書体で、Linotype などいくつかのファウンダリーよりデジタル化されている。

Category(s)
Design Date
1946
Designer(s)
Publisher

Diana

Diana

かなり変わったカッパープレート(ブラッシュ?)スクリプト。大文字はかなりデコラティブで独特の字形をしており、D や M などはちょっと判読しづらくなっている。小文字はおおむね丸っこく、コネクションがない。10年ほど前の書体でオルタネートやオーナメントはまったくないが、代わりにキリル文字がサポートされている。なかなか独特でおもしろい書体。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2005
Designer(s)
Publisher

Roicamonta

Roicamonta

カッパープレート風味のある優しい雰囲気のアップライトスクリプト。小文字がさほど小さくなく、また字間が広めに取られていて読みやすい。ご多分に漏れず1200ほどのグリフがあって、色々とおもしろい組版が楽しめる。珍しいのは分数用の数字が多数ある所。8以上の母数が8の倍数なのが気になる…コンピュータ関係? まぁなんだかよく解らない。一応イタリックはあるが、あんまり傾いておらず、ほぼ変わりはない。レギュラーの他、Basic と Curly というバージョンがあるが、グリフ数はどれも同じで、違いがよく判らない(笑)。ま、気になる方は購入して確認してくださいな。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

ITC Edwardian Script

ITC Edwardian Script

Bickham Script などと並ぶカッパープレートスクリプトの古典(?)。コントラストが強い、まぁまぁよくあるカッパープレートだが、大文字は結構デコラティブにデザインされていて華やかな雰囲気がある。発表は94年と古いが、Pro 版にバージョンアップしオルタネートの字種が増えてはいるものの、最近のスクリプトほどの数はない。でも使い勝手はそれなりに良くなっているだろう。2ウェイト。

Category(s)
Design Date
1994
Designer(s)
Publisher
ITC

Mynaruse Royale

Mynaruse Royale

カッパープレート風味のあるディスプレイローマン。元々 Mynaruse という書体が別にあり、それのスワッシュ&リガチャー増加のバリエーションである。ちょっとデコラティブ過ぎてクセが強いので扱いが難しいが、うまく使えば高級感が出るだろう。このテの書体はちょっと空け組にするものだが、リガチャーがあると詰めるしかないので、その辺もハードルが高い。ご健闘を祈る。小文字はなくスモールキャップスで6ウェイト。

Category(s)
Design Date
2010
Designer(s)
Publisher

Adios Script Pro

Adios Script Pro

日本勢のメダルラッシュで盛り上がりましたリオ五輪も今日で閉幕。まぁまだパラ五輪がありますけども一先ずお疲れさんという事で、ポルトガル語、に近いスペイン語で「さようなら」の意味を持つスクリプトを紹介(ちなみにポルトガル語では adeus)。柔らかくブラッシュのニュアンスに近いカッパープレートスクリプト。1ウェイとしかないがオルタネートが山ほどあって、グリフは全部で1470もあるそうだ。色々と遊べると思う。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

OL Engravers Classic

OL Engravers Classic

クラシックなカッパープレートローマン。小文字のカウンターがかなり大きく、特にボウルは正円に近くなっており、それに合わせて小文字は全体的に正方形のプロポーションを持っている。セリフは鎌のように曲がっていて鋭い。どことなく University のような雰囲気がある。デフォルトでは字間がかなり詰まっているようだが、広めに組む方が今っぽくなるだろう。1ウェイトしかないが、サンプルイメージのように影付きのものとそれがないシンプルなものがある。

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)
Publisher

P22 Zaner Pro

P22 Zaner Pro

ジューン・ブライド特集の締めはこちら、非常に繊細で優雅なスペンサリアンカッパープレート。19世紀後半にアメリカで活躍したカリグラファー、Charles Paxton Zaner の筆致を再現したものらしい。One から Four のファミリーがあって、それぞれに違う字形を持っている。なーんでオルタネートで1つにまとめなかったのかは不明(笑)。ちなみに他者が著した Zaner の筆跡の教科書、Script in the Copperplate Style がiPad 用の電子書籍でフリーで配布されている他、こちらのWebサイトでも公開されている。興味のある方はご覧頂きたい。これで招待状を組んでも正直読めなかったりするかもしれないが(笑)、こんな美しい書体もなかなかない。トライしてみてはいかがだろうか。

Category(s)
Design Date
2006
Designer(s)
Publisher

Biscotti

Biscotti

鋭さを抑えた柔らかい印象のカッパープレート。傾きが弱くアップライト気味で、大文字はカウンターが大きくとってあり、丸っこい印象が強い。元々結婚情報誌に向けて作られたらしく、そっち方面の用途によくマッチするだろう。オルタネートが全然なくて淋しいが、その分使いやすくはあると思う。2ウェイト。

Category(s)
Design Date
2007
Designer(s)
Publisher

1880 Kurrentshrift

1880 Kurrentshrift

6月はジューン・ブライド。って事で、ちょっと優雅なスクリプトを多めに紹介したいと思う。と言いながらいきなり変わりダネ、昔ドイツで使われていた「カレント」と呼ばれる筆記体である。非常に独特な字形を多く持っていて他国の人にはかなり読みづらく、そのためか1941年にヒトラーが学校で教えることを禁止したらしい。このフォントはスペンサリアン風味を持っていて美しいので、使ってみてはいかがだろう。「これ使っても読めねーよ!」という人には、Easy という普通の字形バージョンもあるのでそっちをどうぞ。両方を打ち比べてどれがどんな字形になっているか調べるのもオツ。
ちなみにホントは kurrentschrift だと思うが、このフォントの名前はなぜか c が抜けている。版権対策かなんかかな…。

Category(s)
Design Date
2010
Designer(s)
Publisher
GLC
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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