Monotype

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Bemis

Bemis

ソリッドなディスプレイローマン。Bemis(ビーマス)という企業がシアトルに建てた古いビルにあった看板の書体にインスパイアを受けたシアトルパシフィック大学の学生(当時)が、これをフォント化したもの。このビルは現在アーティストたちのアトリエとして利用されているようで、そのサイトもある。ストロークが直線的で各字の幅にあまり差がなく、これがやや機械的でソリッドな印象を生んでいる。クラシックな感じがしながらもヨーロッパの香りがせず、いかにもアメリカンな雰囲気がある。カッコイイ書体だと思う。小文字はなしでスモールキャップス。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Masqualero

Masqualero

最近やたら Monotype が推して来る(笑)ディスプレイローマン。コントラストがかなり強くモダンローマンのようではあるが、ブラケットが大きく取られて刃物のようになっており、ここが通常のモダンローマンとは大きく異なっている。ぬめっとしたイメージはあるものの、骨格は正統派で結構カッコイイ。6ウェイトあるほか、ステンシルタイプと3重にインラインが入った Groove というディスプレイタイプがファミリーにあり。名前はノルウェーの同名のジャズバンドから。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Magpie

Magpie

コントラストの弱い本文用正統派オールドスタイルローマン。一見普通なのだが、拡大してみると細部にまで手を抜かずどこかしら手が入っており、単純な線がどこにもない。ボウルは繋がってない所が多い。イタリックはだいぶルネッサンス期っぽくなっており、d などは古いスクリプトの形をしている。字種は豊富で、ヨーロッパ各国をフォローしている他、オーナメント類も少々入っている。2ウェイトしかないが、とにかくとてもデザイン的に安心する書体である。Typekit に入っているので、Adobe CC な人は購入の必要なし。名前は「カササギ」という小鳥の事で、そのグリフが入っている。

Category(s)
Design Date
2008
Designer(s)
Publisher

GOR

GOR

文字によって字幅に極端に差があるフレアセリフディスプレイ。見ての通り基本的にはかなり背の高いコンデンスなフレアセリフだが、C、O、Q などの丸い文字(なぜか G は除外)は正円に近く、それにより他の文字と字幅が大きく違っていて、それがアクセントになっている。FHLT はオルタネートで幅の広いグリフがある。変わった組み合わせのリガチャーが多く入っていておもしろい。キリル文字もサポート。1ウェイトしかないが、$23 と非常に安い。ただいま20%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Gianduja

Gianduja

本日はバレンタインデー。というワケでイタリア・トリノ名物のチョコ菓子ジャンドゥーヤの名を持つ書体を紹介。手書き風味のよくある(笑)ミクスドファミリー。コンデンスタイプのサンセリフとクラシカルなローマン、モノラインのスクリプトとそれらに似合うアイコンイラストが揃ってる。ローマンは大文字のみだがソリッドとアウトラインタイプがあり、サンセリフはリガチャーが結構な数がある。ま、可愛らしいんじゃないでしょうか。ただいま30%オフセール中。
ちなみにジャンドゥーヤで有名な Caffarel 社の Facebook を見たが、バレンタイン向けと思しき記事が上がってた。他でも聞いたが、日本特有のチョコを贈るという風習が、韓国以外の海外でもじんわり広まってきてる模様。続けてみるもんだねぇ…。それはそうと筆者は絶賛チョコ募集中である。いつでもウェルカム。

Category(s)
Design Date
2016
Publisher

Missale Incana

Missale Incana

カリグラフィックなローマンディスプレイ。ローマンキャピタルがベースになっていると思うが、ブロードペンで書いたように手書きのニュアンスが若干残っており、さらにはインラインとなって、荘厳さとラグジュアリー感を併せ持った書体である。元は20世紀前半にドイツで活躍した Herbert Thannhaeuser のデザインした書体をリファインしてデジタル化したものだそう。名前の Missale とはラテン語で「典礼」の事だそうで、詳しくは知らないがカトリックでミサを取り仕切る役の事だそう。古い装飾写本の典礼書から起こした書体である模様。Incana は調べた所、イエメンのソコトラ島に分布するソコトラムシクイという鳥の学名らしい。グリフに鳥のアイコンが入っているのはそういう事みたい。ソコトラ島というのは初めて知ったが、なかなか独特な生態系を持っていて世界遺産になってるらしい。おもしろそう。

Category(s)
Design Date
2004
Publisher

Röijer

Röijer

デコラティブなヘヴィウェイトのローマンディスプレイ。Mantinia に雰囲気が似てるが、あちらは古代の碑文がモチーフになっており、こちらの方がそれよりはぐんと時代が下って、アール・ヌーヴォー調である。ティム・バートンの映画や「ジョジョの奇妙な冒険」などのゴシックパンクに似合いそうな雰囲気を持っている。1ウェイトのみだが字種は結構豊富で、全大文字に王冠が載っかったグリフがある。ほか、白抜き+影付きのタイプと、オーナメントとイラストアイコン(dingbats)がファミリーにあり。チェスの駒や前輪が巨大な自転車(ペニー・ファージング)など19世紀後半のものをモチーフにしたものがいくつか入っていて、非常にコンセプトのしっかりした書体である。この辺が好きな人にはたまらないであろう。ただいま72%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016–7
Publisher
Baskerville Original Pro

明日1月28日は印刷史に名を残す18世紀英国のプリンター、John Baskerville の誕生日。というわけでトランジショナルローマンの代表格である Baskerville を紹介。いくつかのファウンダリーから様々なバリエーションの Baskerville が出ているが、これが一番出来が良いかなと思う。招待状やディプロマ等で全然使えそうなほど、大変クラシックで堂々としており、さすが Original をうたうだけはある。筆者はオリジナルを知らないが(笑)、まぁそうなんだろう。本文用の 10 とディスプレイ用にウェイトの軽くなった 120 があり、それぞれに3ウェイトずつあり、当時風のオーナメントもグリフの中にある。また恐らく当時はなかったろうが、この書体ではギリシャ文字とキリル文字をサポートしている。じゃあオリジナルちゃうやんとかいうツッコミは野暮。

Category(s)
Design Date
2008
Designer(s)
Publisher

Rogliano

Rogliano

軽くてチャーミングな雰囲気のあるスラブセリフ。ストロークはモノラインで抑揚がないが、骨格はヒューマニストで、最近の書体には珍しくx-ハイトが小さめ。かつ字間がやや広めに取られ、全体的に軽めに仕上がっており、すっとした立ち姿がエレガントでさえある。大文字にはサンプルの R のようにスワッシュオルタネートがあり、小文字にはリガチャーが少し多めに入っている。全体的にモダンでありながらクラシックで、非常に筆者好みの書体である。7ウェイト。ただいま79%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2017
Publisher

Garalda

Garalda

ほとんどローマンに近い変わったスラブセリフ。説明文を読むと、1920年前後に使用されていた通称 Tory-Garamond と呼ばれていた書体を元にデザインしたそうで、ブラケットのない太めの直線的なセリフは確かにスラブセリフだが、プロポーションは Garamond の名が示す通り大変クラシックで、本文用としてまったく問題ないものとなっている。特徴的なのがイタリックで、あくまで活字なのだが手書き感が強く残っており、非常に魅力的。オルタネートやリガチャーも豊富で、スクリプトの代わりに十分使える。実は筆者は作者の Xavier Dupré の密かなファン。常に筆者のツボを的確に付いてくる書体を作る作家さんである。’77年生まれって俺より若いんだなぁ…脱帽。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher
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シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

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