イタリアンアール・デコ風味のあるレトロなサンセリフ。基本的にはジオメトリックだが、S など一部は文字としてのグリフを優先し、幾何学的な感じが消えている。元は1970年代にあった Roslyn Gothic という書体のスタイルを取り入れているとの事。基本的にはコンデンスだが、字幅の広いタイプもオルタネートにある。2種類あって、ノーマルはクラシカルなスタイルを、Alt の方は丸みを強調したというような説明があるが、パッと見はちょっとよく分からない(笑)。名前はイタリア語で「赤」。イタリックもあってそれぞれ5ウェイトずつある他、バリアブルタイプもあり。
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かわいらしいアール・デコ風味の半スクリプト。Charles Blumelein という人が1930年頃のニューヨークでコツコツと200種類ほどのスクリプトをデザインしていたそうで、そのひとつをフォント化したものだそうである。この頃はこういうスクリプトと通常のタイプフェイスの中間のような書体がよく作られており、それを筆者は勝手に「半スクリプト」と呼んでいる(というか今作った)。通常は水平のバーが右肩上がりで、全体的にも右上がりのグリフとなっている他、M や N はアーチが大きくなっていたりと、あちこちユニークな処理が施されている。雰囲気はレトロでかわいらしく、ロゴなどに使うとおもしろいだろう。Adobe Fonts にはこのファウンダリーが復刻した Blumelein の書体が多数あるので、使ってみてはいかがだろうか。1ウェイトのみ。
本日『カプチーノの日』だそうなのでこちら。アセンダーとディセンダーが極端に長いアール・デコ調ディスプレイ。見ての通りどえらいプロポーションのジオメトリックサンセリフディスプレイで、f を下ではなく上に伸ばしてるのが思い切ったなという感じである。ここにはないが g と q も変わってるので必見。正直使い方がよく分からんが(笑)、まあレトロ感があって楽しいのではないだろうか。うまく使ったカフェとか見てみたい気がする。1ウェイトのみ。
レトロなアール・デコディスプレイ。20世紀初頭にヨーロッパで流行ったスタイルで、幾何学的でちょっと変わったグリフが特徴。大体がややコンデンス気味なのもスタイルだろうか。大文字のみだが小文字のグリフには大文字の部分とはちょっと変わったグリフが入っているので、気分によって使い分けるといいだろう。ほか、ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがいくつかある。フィルにソリッドな Regular と線の入った Inline、太さの違うアウトラインのみの Outline1/2 がある。ただいま30%オフセール中。
エレガントでかわいらしいセリフドゴシックディスプレイ。アール・デコのレトロな雰囲気があるだろうか。一見ややコントラストの強いサンセリフだが、ほんの申し訳程度に小さなセリフが付いている。グリフはエレガントではあるがやや野暮ったく、そこが気取りすぎてなくてかわいらしい雰囲気を醸し出している。リガチャーというか2文字がセットになったグリフが多数あり、K や R のレッグが伸びて隣の字の下に潜り込んだのや、T のバーが伸びて隣の字にかぶさったのなどがある。小文字はないというかユニケースになっており、小文字のグリフはあるもののサイズは大文字と同じになっている。4ウェイト。ただいま40%オフセール中。
レトロなレタリングスクリプト。’50年代イタリアのプロダクトや自動車などによく使われていたような書体で、それらは製品のパーツにしやすいようモノラインのものが多かったが、こちらはかなりコントラストが強くアール・デコ風味が出ている。ステムやリレーションが直線で、こういうのもジオメトリックというのだろうか。作者はドイツ人だが、イタリア旅行に行った際にあるバーで見た灰皿にあった Nido(イタリア語で「巣」) というロゴにインスパイアされて作ったとのこと。また想像を膨らませ、架空のホテル・カポリの VI としてこの書体を採用し、カードなど色々ツールを作ったそうな。このホテルがあるのがアルコナ岬 Cape Arcona という架空の土地で、それがそのままファウンダリー名となっている。
本日は画家クリムト Gustav Klimt の誕生日(1862)なのでそのものズバリを。アール・ヌーヴォーとアール・デコの中間風味のあるディスプレイ。ややコントラストのあるエレガントな書体で、説明には「クリムトの手書き文字をベースにした」とある。けどこんなレタリングしてたんかな…? ミュシャなら分かるが、クリムトがやってたかどうかは不明。ただ、手書きの不安定さはちょっと残っていて、それが味になっている。大文字のみ。
ライトウェイトのアール・デコ風味のあるサンセリフディスプレイ。基本はジオメトリックなアール・デコ書体で大文字のみだが、小文字のグリフにはプロポーション違いの大文字が割り当てられており、好きな方を選択して文字組みのバリエーションが楽しめるようになっている。3ウェイトあるが、一番太い Bold でも通常の Regular には届かないほど細め。とてもシックでエレガントな雰囲気があるので、コスメやファッションなどに似合うだろう。オブリークタイプのイタリックもあり。
本日はイタリア出身の天文学者、ジョヴァンニ・カッシーニ Giovanni Domenico Cassini の誕生日(1625)。カッシーニは土星の4つの衛星の発見者であり、輪が複数に分かれていることも突き止めた事から、1997年に打ち上げられた土星探査機の名前にもなっている。ので、土星の名を持つ書体を紹介。かなりコンデンスなサンセリフディスプレイ。アール・デコ風味のあるレトロな雰囲気の書体で、結構かわいらしい。使用の際は作例のように空け気味で組んだ方が今っぽいだろう。大文字のみでスモールキャップスだが、キリル文字もサポートしている。1ウェイトのみ。ちなみに今日現在判明している土星の衛星の数はなんと146個である。
本日『フォントの日』らしいが、といってそんな日に何を紹介したものやらと思案した挙げ句無視することにした(笑)のでこちら。イタリアンアール・デコ風味のサンセリフディスプレイ。アール・デコらしくやや幾何学的風味があるが、どこらへんがイタリアンかというと、M や N の鋭い肩なんかを見ると筆者などは「あーねー」という感じがする。Louise Fili 氏の Grafica Strada なんかを参照するとよく分かるだろう。字幅に4種類あって、ノーマルの他 Sm(セミ)Condensed、Condensed、XCondensed の順に幅が狭くなる。それぞれにイタリックもあって8ウェイトずつで計72種とビッグファミリー。ただいま45%オフセール中。