OCR B

本日はスイスのタイプデザイナー、アドリアン・フルティガー Adrian Frutiger の誕生日(1928)なので、氏が制作したこちら。誰もが日常的によく目にするサンセリフ。どこで見てるかと言うと、市販商品のバーコードの下にある数字。アレはどの商品のものもほぼこの書体である。名前の通り、OCR(Optical Character Recognition: 自動文字読み取り装置)で誤読を極力防ぐために開発されたもので、元々は他の書体 OCR A があったが、あまりに機械で読みやすいようにし過ぎたため文字としてはちょっと奇抜であり、「これちょっと変じゃね」という事になって、より文字として読みやすいこちらが開発された。今となっては OCR A も面白くて個人的には好きだが、現在はこの OCR B の方が主流である。機械のための文字なので、モノスペースでイタリックもなし。もちろんウェイトバリエーションもない。ただただ、生活を便利にするために開発された書体である。

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Design Date
1966
Designer(s)
Publisher