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Meroe Pro

ラフなブラッシュスクリプト。平筆で書かれているので、カリグラフィーのテイストが強く出ている。スピーディに書かれており、インクのかすれなどが表現されている。サンプルイメージが正直アレなので今ひとつ良さが伝わらないが(笑)、かなりカッコイイと思う。モノクロの方が良さが判ると思うので、販売サイトへ行ってウォーターフォールとか見て欲しい。大きく使う方がブラシのラフな感じが見えていいだろう。2ウェイト。

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Design Date
2013
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Neue Haas Grotesk

「Haas社の新しいサンセリフ」。タイポ好きに知らない人はいないだろうが、世界一有名なサンセリフ・Helveticaの元になった書体。まぁこれが名前を変えてHelveticaになったんだけども、「今のHelveticaは元の書体と随分かけ離れてる」と感じたヒトがいたようで、極力Max Miedingerのデザインのまま、現代に合わせてファミリーを拡張しデジタル化した。正直単体で見ると違いがさっぱり判らない(笑)のだが、多分1字1字重ねたりして比べると判る…んだろうなと想像する。ウェイトやイタリックのネーミングには現在のようにナンバーシステムを採用している。

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Design Date
2012
Publisher

Rameau

トランジショナルローマン。パッと見普通なようだが、エレメントがやや特徴的。この書体は正直言うとイタリックが本命というか主役であり、また本文向きでもない。ディスプレイとして使った方がずっと活きる書体である。イタリックはカリグラフィーと活字書体の融合というか、両者の特徴が非常にうまく溶けこんでおり、他に類を見ない独特な形をしていて、非常に筆者好み。安売りしている時に速攻で買いました(笑)。18世紀フランスの作曲家、ジャン=フィリップ・ラモーのオペラ『イアンとアムールの祭典』の台本に書かれた文字からインスピレーションを得て、イタリックから制作されたらしい。普段サンプルイメージは既存のものを使っているが、あまりいいのがなかったので Yearbook of Type 1 にあったものを筆者が再現してみた。

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Design Date
2011
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Levato Pro

ややコンデンス気味でエレガントなローマン。アップライトは普通に見えるが、アセンダーとディセンダーを高めに取っており、クラシックな雰囲気がある。イタリックは非常に柔らかく繊細で美しく、こっちがメインじゃないかなーと思えるほど。ただ組んでも十分だが、アップライト・イタリック共にオルタネートやリガチャーが豊富で、華やかな演出を加える事も可能。5ウェイト。

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Design Date
2012
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Publisher

Hamada

英国のカリグラファー、Gaynor Goffeの筆致をフォント化したスクリプト。確か作業にあたったのは小林さん。名前は日本の陶芸家・濱田庄司からとったものだそうだ(詳しい説明はこちら)。このGoffeさん、驚くことに左利き。カリグラフィーをやっている方は解ると思うが、左利きにはかなりつらいものがある(と想像できる)。にも関わらず素晴らしい作品を世に送り出し続けている素晴らしいカリグラファーである。たまに彼女の作品を模写するが、mの右側のアーチが開くなど、このフォントにはその独特な書風がよく現れている。

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Design Date
2007
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Diotima Classic

筆者の大好きな書体のひとつ。Hermann Zapfさんの奥さん、Gudrun Zapf von Hesseさんデザインの古い書体を、小林章さんが改刻しファミリーを増やして2009年に新しくDiotima Classicとして発表したもの(新しいのにクラシックとはこれいかに)。元々は(Classicでいう)Lightウェイトしかなかったが、3ウェイト増やして4ウェイト8種となった。カウンターが広めでステムに程よい抑揚があり、どことなく女性らしさを感じる優しい書体である。小林さん著『フォントのふしぎ』pp.82–3に看板での使用例を紹介してるが、これがホントに良い。手元に同書がある方はぜひご確認を。同じGudrunさんデザインのAriadoneSmaragdとよくマッチするので、合わせて使ってみてはいかが。実はこれだいぶ前に買ったんだけど、ファイルがどっか行ってしまった…とほほ。

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Design Date
1952, 2009
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Stevens Titling

アメリカのカリグラファー・John Stevensの書いたローマンキャピタルを、立野竜一さんがフォント化したもの。ファミリーは4種あるが、ウェイトではなく平筆の「かすれ」が再現されており、そのかすれの度合いが弱いものからSable(クロテン・毛は筆によく使われる)、Badger(アナグマ)、Boar(イノシシ)、Wolf(オオカミ)という名がついている。実はコレ、2009年に一度嘉瑞工房にお邪魔させていただいた際、立野さんに開発途中のものを見せていただいた事がある。その時はネーミングに悩んでらしたが、いい名前を付けたなぁと思う。リガチャーやライズドキャピタルはやらないのですかと聞いたら、Waters Titlingとかあるからやらないということだった。代わりにいくつかの字でぶつかりを避けたりしやすいようなオルタネートが入っている。

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Design Date
2011
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Agmena

何やらFonts.comで推されてるのでご紹介。見ての通り普通のローマンだが、よくよく見るとセリフに特徴があり、個人的にはやや目に引っかかりを感じる書体である。反面、ステムには微妙に抑揚があり、手書き感も幾分残っている。特にイタリックには本物のカーシブを採用してると自慢気だ(笑)。字種が豊富で中央ヨーロッパ方面までカバーできる他、控えめなスワッシュの付いたターミナルレターも多く含んでいる。オーナメントも少々。「リットル」記号によく使われるループの付いた小文字の l もある。これ小林さんがなんかで追加したと書いてたような…。しかし日本の教科書でも、最近では国際基準にならい、L を使うのが普通だそうだ。2013年にNY TDCで優秀賞を受賞している。ウェイトは4種と少ないが、本文組には十分だろう。

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Design Date
2012
Designer(s)
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Impressum

筆者が毎年、というか毎日眺めている書体。というのも、ANDO GALLERYが毎年発行している葛西薫氏デザインのカレンダーに使用されている書体がコレなんである(多分)。筆者は毎年これの罫線なしを購入し、デスクの横の壁にかけてある。一度罫線アリを買ってみたが、違和感があってやめた。欧文書体好きは分かると思うが、欧米の表組みは罫線が最小限に抑えられている。縦線はまずないどころか、ヘッダーとフッター以外は横線を省いたものさえある。対して日本人は、すべてのマスにタテヨコびっちり線を入れるのが常だ。これについて、「日本人はつくづく小さい枠に収まるのが好きな国民である」という記述を何かで読んでからというもの、自分は収まってなるものかと、極力罫線を使わず表組みするようにしている(笑)。ははん。
ちなみにAdobe版URW++版Elsner+Flake版もある。

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Design Date
1963
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FF Clifford

ディスプレイばかり続いたので、スタンダードなものを紹介したいと思う。でもCaslonやHelveticaではありきたり過ぎるので、次のスタンダードになりうるようなもの、題して『Next Standard』特集開始~(どんどんどんパフパフ)。第一弾は小林章氏のClifford。1998年にU&lc Type Design Competitionで最優秀賞を受賞し、Linotypeに招致されるきっかけになった書体である。長文を組んでも読みやすい、本文用書体として設計されている。アップライトとイタリック、スモールキャップスとオールドスタイル数字を含んでおり、本文に太字をほとんど使用しない欧文では必要十分である。また、通常の「ウェイト」という概念ではなく、本文サイズ(9pt)で使用しやすいNine、少しウェイトを軽くし、見出しサイズ(18pt)で映えるEighteen、カウンターを広めにとり少しウェイトを太くした、キャプションなどのサイズ(6pt)で読みやすいSixという3種類を揃えている。このようにサイズによってデザインを微妙に変えるのは活版印刷では通常の処置だったが、拡大縮小が簡単な写植の時代に入ってから消えてしまった概念であり、それを復活させたものである。

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Design Date
1999
Designer(s)
Publisher