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Mantika Sans

優しい雰囲気を持つヒューマニストサンセリフ。全体的にほんのりコンデンス気味で、よ~く見ると判るがステムの端が若干膨らんでいる(フレアセリフというんだろうか)。イタリックは結構手書きの雰囲気が強めに出ている。4ウェイトあり、ファミリーにはキリル文字もあり。別ファミリーとして Informal があるが、これ本書体のイタリックとな~にが違うのやら…よく判らん(笑)。ローマンタイプの Book もある。

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Design Date
2011
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Zapfino Extra X

去る6月4日、偉大なタイプデザイナーでありカリグラファーである Hermann Zapf ヘルマン・ツァップさんが亡くなられた。このブログではツァップさんの書体を紹介するのは初めてである。これまで避けていたのは、直接ツァップさんを知り、一緒に開発していた小林章さんを知っているので、小林さんに比べれば何を書いても中途半端になると思ったからである。なのでこの Zapfino についても多くを語らない。ただ、非常に美しいカリグラフィックスクリプトであるという事と、Extra と Extra X の違いは後者が Mac OS X に搭載された版であるとだけ述べておく(笑)。あと Mac に搭載されているものは Std 版で、One から Four と4つに分かれ、スモールキャップスやオーナメント類も別になっているが、Pro 版はこれらが全部ひとつのファイルにまとめられている。字形切替機能があるアプリケーションではこちらが便利だろう。

ツァップさんは自分の作品を飾らなかったそうだ。代わりに古今の偉大なカリグラファーの作品を飾り、決して自分に満足しないように努めておられたとか。私もそれに倣っている(まぁ恥ずかしいだけで満足するような作品もないが…)。いつかあの高みへ行けるだろうか。日々精進するしかない。ご冥福をお祈りします。

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Design Date
2003
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Linotype Pide Nashi

アラビア文字風スクリプト。見ての通りアラビア文字とラテン文字(いわゆるアルファベット)のハイブリッド書体である。初めて目にする人も多いかもしれないが、このタイプの書体はそこそこ存在する。アラビア文字は、欧米の人たちにとっては漢字などよりはずっと身近だと思われる。日本ではアラビア文字を読める人は非常に少ないが、中東系のレストランを出す時など、これを使えば雰囲気を出しつつ日本人でも読める看板を作れると思うので重宝するだろう。One と Two があるが、字形のバリエーションの違いであって、ウェイトではない。

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Design Date
1997
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Opal

昨日紹介した本の著者デザインのクラシカルなローマン。アセンダーが長く、縦のステムは中央部がくびれており、伸びやかな印象のある書体。ストロークが交わる部分に、にじみ防止のためにインクトラップと呼ばれる「欠け」がある。小さいと判らないので、判りやすく見えるサイズのサンプルを選択しておいた。通常のイタリックの他、もっと手書き感を強めた Script バージョンがある。アップライトには Bold ウェイトもあり。オーナメントもあるが別ファイルになっておらず、書体の中に別グリフとして入っている。

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2008
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ITC New Veljovic

カリグラファーとしても有名な Jovica Veljovic(ヨヴィカ・ヴェリョビチ)の古い書体のリニューアル拡張版。やや鋭く硬い印象のあるローマンで、プロポーションとしてはトランジショナルだろうか。Gerald Unger の作る書体のようなオランダ風味も感じられる。以前の4ウェイトから5ウェイトに増えたほか、Condensed と Display がそれぞれ5ウェイト加えられ、イタリックと合わせて合計30種のファミリーとなっている。字形はリガチャーが多数増え、ギリシャ文字とキリル文字も加わった。現在ファミリーパック $499 の所を $99 でセール中。

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Design Date
2015
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Meroe Pro

ラフなブラッシュスクリプト。平筆で書かれているので、カリグラフィーのテイストが強く出ている。スピーディに書かれており、インクのかすれなどが表現されている。サンプルイメージが正直アレなので今ひとつ良さが伝わらないが(笑)、かなりカッコイイと思う。モノクロの方が良さが判ると思うので、販売サイトへ行ってウォーターフォールとか見て欲しい。大きく使う方がブラシのラフな感じが見えていいだろう。2ウェイト。

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Design Date
2013
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Neue Haas Grotesk

「Haas社の新しいサンセリフ」。タイポ好きに知らない人はいないだろうが、世界一有名なサンセリフ・Helveticaの元になった書体。まぁこれが名前を変えてHelveticaになったんだけども、「今のHelveticaは元の書体と随分かけ離れてる」と感じたヒトがいたようで、極力Max Miedingerのデザインのまま、現代に合わせてファミリーを拡張しデジタル化した。正直単体で見ると違いがさっぱり判らない(笑)のだが、多分1字1字重ねたりして比べると判る…んだろうなと想像する。ウェイトやイタリックのネーミングには現在のようにナンバーシステムを採用している。

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Design Date
2012
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Rameau

トランジショナルローマン。パッと見普通なようだが、エレメントがやや特徴的。この書体は正直言うとイタリックが本命というか主役であり、また本文向きでもない。ディスプレイとして使った方がずっと活きる書体である。イタリックはカリグラフィーと活字書体の融合というか、両者の特徴が非常にうまく溶けこんでおり、他に類を見ない独特な形をしていて、非常に筆者好み。安売りしている時に速攻で買いました(笑)。18世紀フランスの作曲家、ジャン=フィリップ・ラモーのオペラ『イアンとアムールの祭典』の台本に書かれた文字からインスピレーションを得て、イタリックから制作されたらしい。普段サンプルイメージは既存のものを使っているが、あまりいいのがなかったので Yearbook of Type 1 にあったものを筆者が再現してみた。

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Design Date
2011
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Levato Pro

ややコンデンス気味でエレガントなローマン。アップライトは普通に見えるが、アセンダーとディセンダーを高めに取っており、クラシックな雰囲気がある。イタリックは非常に柔らかく繊細で美しく、こっちがメインじゃないかなーと思えるほど。ただ組んでも十分だが、アップライト・イタリック共にオルタネートやリガチャーが豊富で、華やかな演出を加える事も可能。5ウェイト。

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Design Date
2012
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Hamada

英国のカリグラファー、Gaynor Goffeの筆致をフォント化したスクリプト。確か作業にあたったのは小林さん。名前は日本の陶芸家・濱田庄司からとったものだそうだ(詳しい説明はこちら)。このGoffeさん、驚くことに左利き。カリグラフィーをやっている方は解ると思うが、左利きにはかなりつらいものがある(と想像できる)。にも関わらず素晴らしい作品を世に送り出し続けている素晴らしいカリグラファーである。たまに彼女の作品を模写するが、mの右側のアーチが開くなど、このフォントにはその独特な書風がよく現れている。

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Design Date
2007
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