またまたハロウィン向けを見つけたのでご紹介。「地獄の狼」(笑)とかいう名の、コンデンスでバウンシーなディスプレイローマン。大文字のみで、ステムは高さが揃わずウェストが絞られ、セリフも弓なりになっており、やや刺々しく鋭い感じになっている。ホラーというよりはオバケ(要するに子供向け)にぴったりだろう。フィルはソリッドなものとアウトラインのみの2種。サンプルにあるようなイラストも .ai と .eps で付いてくる。しかし Creative Market はインドネシア人ばっかりだな…。
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ハロウィンは元々ケルト起源の祭り、って事でケルティックなこちらを。インシュラー Insular と呼ばれるカリグラフィー書体のデジタル版。この書体は元々はアイルランドで生まれたケルト起源のものだが、英国で広まってアングロサクソン人がよく使う書体になった。「英国ウィンチェスターに伝わる10世紀頃に制作された写本から」とあるので、おそらくアングロサクソン年代記から起こしたものと思われる。と言ってもそのままではなく、当時は大文字小文字の区別がなかったので、それを元に現代風にアレンジし大小文字をデザインし直してある。どころかイタリックもあるのだが、ちょっとやりすぎな気がする…。とはいえ、すごく雰囲気のある書体。ファンタジー好きにはたまらないだろう。1ウェイト。
テーパードでややバウンシー(早速)なディスプレイローマン。セリフが細くコントラストが強いモダンローマンをベースに、下すぼみ(tapered)なステムに少し不揃いで躍動感のあるカーブが特徴的。イタリックはオブリークタイプ。ちょっとレトロで、やっぱりなんとなく子供向けな印象のある可愛らしい書体である。こんなのもハロウィンに。2ウェイト。
スペイン語で「悪魔」という名のディスプレイ。これまたベースラインの揃わない、ガタガタコンデンスな手書き書体で、こちらはスラブセリフとなっている。英語ではこういう不揃いなものを bouncy バウンシーと表現するようで、今後使っていこうかと思う。オルタネートはまったくなく、その代わりかなりお安め。メキシコの有名な「死者の日」祭りに向けてデザインされたもののようだが、これもハロウィンによくフィットするだろう。ちなみにこの祭りはハロウィンとほぼ同日(11月1、2日)に行われるそうな。1ウェイト。
「夜が来たら…」という怪しげな名前のフォントパック。元々はフチやフィルがラフなディスプレイローマンのみなのだが、それに Lunar Alchemy(月の錬金術)という名のシグネチャスクリプト、それに魔女の帽子や箒などのイラスト(PNG画像)をまとめてセットにしたもの。スクリプトはオシャレ感があるが、セットに入ることによって全体的に怪しげな雰囲気を醸し出している。こんなのもハロウィンにいかが?
まったまたハロウィン向け書体をば。これもコンデンスでラインガタガタのローマン。コントラストが強めでモダンローマンぽいが、手書きレタリング感が強くアウトラインもラフになっている。フィルはソリッドなものとラフなものの2種。グリフは確認できないが恐らく大文字のみだろう。あとサンプルにあるようなカードの JPEG および PSD 画像が4種とテクスチャ2種が付いており、すぐにカード作りが楽しめるのもいいところ。これだけあって $12 とかなりお安め。
ハロウィンに向け、またまた子供向けホラーな書体を紹介。ご多分に漏れず、コンデンスでベースラインガタガタなローマンディスプレイ。どうしてもこの路線になるらしい。日本でいうところの淡古印的な扱いなのだろうか(笑)。小文字はなく、小文字部分にも大文字とまったく同じグリフが割り当てられているというちょっと残念な仕様だが、その代わりブラッシュスクリプトでデザインされたキャッチワードが50種ほど付いている。以前に紹介した MonsterPie やBigelow Rules などもドウゾ。すごい似てるけど。
さ、2ヶ月後にハロウィンが迫ってるということで(早えよ)ぴったりな書体を紹介。コンデンスでラインガタガタなディスプレイローマン。見ての通り g がかなり特徴的。小文字(とスモールキャップス)にはベースラインよりかなり上がった上付きのようなグリフがあって、よりダイナミックな文字組みが楽しめるようになっている。以前に紹介した MonsterPie と何が違うねん(笑)という声が上がりそうだが、こちらの方がより活字感がありかっちりしている。1ウェイトのみ。
これもまぁハロウィンに似合うかなと紹介。コンデンスなアール・デコ調のディスプレイ。コントラストが程よく、なかなかエレガントに仕上がっている。リガチャーがちょこっとだけあるが、サンプルのように割とアクセントになってていいんじゃないかと思う。2タイプあり、通常のディスプレイ向きの Regular と、x-ハイトを大きくしてやや字幅を広げた長文向きの Book がある。
もう今さらながらしつこくハロウィン特集。このブログでも度々紹介している Lanston Type Company のハロウィンオーナメント。書体もクラシックでデコラティブなものが多いので、この辺の雰囲気は得意なのだろう。ま、よかったら使ってね。