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Lyra

Lyra

本日は七夕。ということで、織姫=ベガ(Vega)の属する星座・こと座(Lyra)の名を持つ書体を紹介。そのものズバリ Vega という書体もあったが、サンプルイメージがなかったので却下(笑)。ルネサンス期のスタイルのカリグラフィックイタリック。名前とは裏腹に、黒々として太く、字形は統率が取れてるとは言えず荒々しい。セリフも尖っていて鋭い。スワッシュオルタネートはほとんどないが、ラインのみのフローリッシュと、Stars というカリグラフィーペンで書いた様々なスタイルの星(というより渦巻き文様)がファミリーにある。
ちなみに七夕は、晩夏というか初秋というか、その頃の夜空を愛でるのが目的なので、新暦とは季節が合わない。だいたい本土は梅雨だしね。旧暦だとあと1ヶ月ぐらい後なので、そっちでやるようにした方がちゃんと季節と合っていて良い。有名な仙台の七夕まつりは、ちゃんとそのようにしている。

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Design Date
2015
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Semplicita Pro

Semplicita Pro

みんな大好きジオメトリックサンセリフ。ちょっと変わっており、見ての通り b や u、 p など、曲線と直線がぶつかる所にキッと角が立っている。J や f はディセンダーにぐっと伸びてたりもする。全体的に若干ヒューマニスト寄りで、ジオメトリック特有の冷たい感じはだいぶ緩和されている。a は1階建て・2階建ての2種あり。字種はかなり多め。イタリックはオブリークタイプ。5ウェイト。

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Design Date
2011
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Orpheus Pro

Orpheus Pro

碑文系ディスプレイローマン。基本的には割りと素直な碑文系なのだが、オルタネートやリガチャーが非常に豊富にあり、多彩な文字組が可能。加えて小文字もあり、これがまたちょっとだけ変わった雰囲気を持っている。イタリックは元々別の書体だったようで、雰囲気がちょっと違い、またカリグラフィックなオルタネートを豊富に持っている。名前のオルフェウスはギリシャ神話に出てくる琴の名手で、星座のこと座は彼の琴が天に上げられたものだそう。

Adobe Fonts で利用可能。

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Design Date
2011
Publisher

Roos

Roos

オランダ風味のあるローマン。オランダ風味って何よ、っていうと、筆者自身が思う特徴として、コントラストが強めでトランジショナルに近く、各字幅にあまり差がなく一定でカウンターも大きめ、という感じである。この書体は加えてステムに抑揚があり、よくよく見るとセリフに近づくにつれややステムが広がっている。あとボウルにちょっと尖った部分があるのも特徴的。1947年に発表された結構古い書体で、当初はもちろん活字であり、De Roos という名前だった。実は筆者の名刺を嘉瑞工房さんで刷っていただいた際、欧文の小さいヤツにはこれを選択した。セリフが楔を打ちこんだようにギッとなっており、結構気に入っている。このデジタル版は3ウェイトあり、インラインタイプの Initials もある。

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Design Date
2009
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Totemic

Totemic

カリグラフィーペンでむりくり(笑)書いたようなローマン。一見普通のローマンに見えるが、よくよく見ると輪郭がうにうにしており、ラフにレタリングしたような形をしている。骨格は割とスタンダード。作者の Jim Rimmer が初めて制作した書体らしい。1ウェイトでイタリックもないのだが、名前の通りトーテムポールのオーナメントが付属していて、1~3段でバラバラになっており、好きなように縦に積んで組めるようになっている。字種は Pro 仕様。

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Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Kumlien Pro

Kumlien Pro

鋭く冷たい感じのするトランジショナル(モダン?)ローマン。サンプルイメージからはスクリプトに見えるだろうが、イタリックにスワッシュの付いたオルタネートがあるというだけ。1943年にスウェーデンの Akke Kumlien というタイプデザイナーがデザインした書体のデジタル版だそうである。小文字の縦のステムに付いたセリフが斜めに鋭く尖っているのが特徴。ディセンダーは短く、カウンターも大きめに取っていてシルエットとしては若干丸っこいが、セリフの鋭さがそれを感じさせない。Didotのように大文字だけで組んでも結構キレイ。ディスプレイとして使うといいだろう。アップライトは3ウェイトあるほか、コンデンス体もある。イタリックは1ウェイトのみだが、前述したようにスワッシュオルタネートがある。

Category(s)
Design Date
2011
Publisher

Jupiter Pro

Jupiter Pro

碑文系好きが止まらないのでまたも紹介。リガチャーが豊富なインペリアルキャピタルローマン。代表格のTrajanに比べるとやや刺々しくて硬い印象である。珍しいのはローマ数字のグリフがある事。和文フォントには入っているが、それと同じコードの部分に割り当てられている。ウェイトはレギュラーとボールドの2種あるが、他に字幅の狭いコンデンスバージョンがある。大文字だけで組むと行長が長くなりがちなので、こういうのは助かると思う。え~び~でぇ~ あいりっすんとぅまいは~♪

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Design Date
2007
Designer(s)
Publisher

Isabelle Pro

Isabelle Pro

お気に入りのCanada Typeの書体を紹介。やや刺々しくてコンデンスなローマン。どっちかというとディスプレイに近く、あまり長い文章には不向き。エフェメラのボディコピーなら耐えられるかなという感じ。’30年代後半のドイツの活字が元になっているそうな。元の活字の作者は不明だが、そう言われればKoch Antiquaによく似てはいる。この書体の売上の20%はタイポグラフィを学ぶ学生のための奨学金に寄付するそうな。
※元の書体のデザイナーはElizabeth Friedlanderという人で、この書体はNeufville Digitalからも出ているとの情報を得た。ありがとうございました。

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Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Maestro

Maestro

昨日某デパートのイタリアンフェアに行ったのでイタリアンな書体を(笑)。男性的で力強いカリグラフィックイタリック。見ての通りオルタネートが非常に豊富で、スワッシュやフローリッシュが死ぬほど入っている。使用の際はついついやり過ぎてゴテゴテになりがちなので、控えめにするのがコツだろう。ファミリーが異様に分かれているように見えるが、実はオルタネートがTrueTypeフォーマット用に分かれているだけ。OpenTypeフォーマットのPro版には全部入っているので、Illustratorなどの異体字切り替え機能があるアプリで使うなら、これひとつで事は済む。ウェイトは2種。

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Design Date
2009
Publisher

Stern Pro

Stern Pro

ファミリーもないし、本文用として紹介するのはどうかなとも思うぐらいクセがあるけど、個人的な好みで。アップライトなイタリック(?)で、和文で言う宋朝体みたいな使い方ができるんじゃなかろうか。このSternは、デジタルと同時に活字としても販売されたそうである。デザイナーはJim Rimmer。カナダでは有名なグラフィックデザイナーのようで、バンクーバーのMonotype社でタイプディレクターを務めた事もある人だという。彼を題材に“Making Faces”というドキュメンタリー映画も制作されたとか。トレイラーがYouTubeにある。ちなみにCanada Typeは私好みのフォントをたくさん作っていて、お気に入りのファウンダリーである。

 

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Design Date
2013
Designer(s)
Publisher
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