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Category: Serif

Monarcha

Monarcha

筆(ふで)感が多分に残る本文用ローマン。ストロークのあちこちに平筆でレタリングしたようなにゅよっとしたニュアンスが残っている個性的なローマンで、骨格もクラシックな割にはアセンダーとディセンダーがかなり小さく、そのためx-ハイトが大きくなって可読性が良くなっている。ターミナルレターやリガチャーも豊富。珍しいのがローマ数字のグリフがある所。I から IX だけではなく、MMM みたいな大きな数字もある。名前はの意味はカササギヒタキの一種らしい。4ウェイト。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2010
Designer(s)
Publisher

University Roman

University Roman

本日は「オレンジデー」だそうで。んでなんか関連を探してたら「orange」というアニメが以前放映されていたようで、そのロゴの書体を知っていたのでこちらを紹介。刺々しいディスプレイローマン。古い書体でかなり有名なので、見たことのある人も多いだろう。基本的にコンデンスながら、o はもちろん a や e など丸い文字は正円に近く、そのため字幅が広くなって、他の細い文字とコントラストを生んでいる。セリフは鋭くバーはかなり腰高。デジタル化当初は1ウェイトでイタリックもなかったが、のちに拡張されてファミリーや字種が増え、スワッシュの付いたオルタネートも追加された。ちなみになんで「大学」なんて名前なのかは不明。誰か知ってたら教えてください。
「オレンジデイズ」ってドラマあったなそーいや…柴咲コウちゃんかわいかった。

Category(s)
Design Date
1983
Publisher
ITC

Ravensara Serif

Ravensara Serif

タイプライターっぽい雰囲気を持ったモダンローマン。幾何学的で冷たい印象があり、軽いウェイトの方はセリフも含めてほぼモノラインに近く、スラブセリフというかモノスペースのタイプライター書体に近い印象だが、太いウェイトになると急激にコントラストが強まり、一気にディスプレイ風味が強烈になる。ソフトウェアやソリッドなプロダクトに似合うだろう。7ウェイト。サンセリフ版もあり。50%オフセールは本日まで!

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

FF Reminga Titling

FF Reminga Titling

本日はフランシスコ・ザビエルの誕生日だそうで。なので同じ名前の Xavier さんの書体を紹介(笑)。ややコンデンスなローマンディスプレイ。「タイトリング」の名の通り、大見出しとかでの使用を想定していると思われる。見出しが長くなってもいいように若干字幅を細く、またスペースを取らないようにディセンダーも短くなっている。欧米の新聞とかはこういう書体をよく使用している。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2001
Designer(s)
Publisher

Ogg

Ogg

カリグラフィー風味のあるローマンディスプレイ。20世紀中盤に活躍したブックデザイナーでカリグラファーの Oscar Ogg という人の著書、The 26 Letters という本にあったレタリングからインスパイアされてそれをフォント化したものだそう。画像検索すれば判るが、確かによく似ている。ただ、正直そのままでは書体としてどうかなという感じなので、かなりデザインが整理されている。ヘアラインはかなり細くてコントラストが強く、Didot のような雰囲気を持っている。イタリックはかなりカリグラフィー寄りだが、非常に独特な字形をしていておもしろい。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Kostic Serif

Kostic Serif

正統派の本文用トランジショナルローマン。レギュラーはこれと言って特筆すべき点はないが(笑)、それだけにスタンダードで読みやすい書体。イタリックはクラシックなスタイルで、カリグラフィー風味が多分にある。3ウェイトあるが、どれも細い部分のウェイトはほぼ変わらずなので、Bold はかなりコントラストが強くなっており、印象はモダンローマンに近くなっている。字種は豊富で、キリル文字とギリシャ文字をサポート。

Category(s)
Design Date
2012
Publisher

Bemis

Bemis

ソリッドなディスプレイローマン。Bemis(ビーマス)という企業がシアトルに建てた古いビルにあった看板の書体にインスパイアを受けたシアトルパシフィック大学の学生(当時)が、これをフォント化したもの。このビルは現在アーティストたちのアトリエとして利用されているようで、そのサイトもある。ストロークが直線的で各字の幅にあまり差がなく、これがやや機械的でソリッドな印象を生んでいる。クラシックな感じがしながらもヨーロッパの香りがせず、いかにもアメリカンな雰囲気がある。カッコイイ書体だと思う。小文字はなしでスモールキャップス。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Masqualero

Masqualero

最近やたら Monotype が推して来る(笑)ディスプレイローマン。コントラストがかなり強くモダンローマンのようではあるが、ブラケットが大きく取られて刃物のようになっており、ここが通常のモダンローマンとは大きく異なっている。ぬめっとしたイメージはあるものの、骨格は正統派で結構カッコイイ。6ウェイトあるほか、ステンシルタイプと3重にインラインが入った Groove というディスプレイタイプがファミリーにあり。名前はノルウェーの同名のジャズバンドから。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Allister Rough

Allister Rough

ぼったりしたローマンディスプレイ。ファミリーの Decor 1 は、普通に文字を打ってもサンプルのようにランダムにオルタネート文字が出てきてごちゃごちゃする仕様らしく、なかなかおもしろい。Decor 2 はスワッシュオルタネートはないが、ベースラインの上がったスモールキャップスとランダムに組まれる模様。普通に組みたい人は Caps を使えばいいが、それじゃこの書体を使う意味がない。気に入らない組み方は字体を切り替えてコントロールできるだろう。多分。可愛らしいオーナメントも付属。ただいま30%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Perpetua

Perpetua

本日は英国のタイプデザイナー、Eric Gill の誕生日。私生活ではかなりアバンギャルド(笑)な人だったようだが(詳しくは語らない)、タイポグラフィの世界では大きな功績を残している。彼の書体は大変有名なので特に紹介もしなかったが、ま、せっかくなので。恐らく一番有名なのは Gill Sans だろうが、ローマンの方ではこの書体が最もポピュラーかなと思う。ややコントラストの強いトランジショナルローマン。Gill は碑文彫刻を得意としてたので、大文字にはローマンキャピタルの影響が強く見られる。全体的にクラシックで大変エレガントな書体である。
ちなみに筆者はこの書体をかなり強く覚えている。なぜかと言うと、日本タイポグラフィ協会が発行している機関誌『typographics ti:』の第231号(2003年発行)に掲載されていた印刷史家 Beatrice Warde の This is a Printing Office という詩が、この書体で組まれていたからである。制作者は嘉瑞工房の高岡昌生さん。当然活版印刷であった。大変美しいと思った筆者は、これを定規で1行1行一生懸命測ってまったくマネしてデジタルフォントで制作し、ハガキサイズに縮小してフレームに入れてトイレのタンクの上に飾っていたが、2~3年前のある日タンクの蓋を開けた際に水没させてしまった(笑)。もう10年以上も前に作ったのでデータがもうない。当時は Bitstream のコピー書体だったんで Titling がなかった。ちゃんとしたのを買ってまた作ろうかな。

Category(s)
Design Date
1928–35
Designer(s)
Publisher
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