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Category: Serif

Engria

Engria

平筆で書いたようなフレアセリフ。Albertus に似た書体で手書きレタリング感が強くオーガニックな雰囲気があり、セリフというにはかなり微妙な飾りが付いている。軽いウェイトはややコンデンス気味だが、太くなるにつれちょっと字幅が広くなる。可読性は割と良好で、長文にもまぁまぁ耐えられる。個人的にはサンセリフに分類したくもあるが、作者の意思を尊重しセリフとしておく。4ウェイト。

Category(s)
Design Date
2018
Designer(s)
Publisher

Amaretto

Amaretto

活版印刷初期の頃を思わせる、非常にクラシカルなローマン。コントラストは弱めで、手書きの雰囲気が多分に残っておりクセが強いが、可読性は意外と良好。当時はこういうゴシックの雰囲気を持ったローマンが結構あった。3ウェイトあるが、イタリックは Regular のみ。名前のアマレットは、イタリアの有名なリキュールの事。杏仁を使ったかなり甘い酒だが、名前は「少し苦いもの」という意味だそうだ。あれ苦いかな…?

Category(s)
Design Date
2018
Designer(s)

Minion Pro

Minion Pro

本日は「フォントの日」。2017年に Adobe が登録申請した4月10日の「フォントの日」が、日本記念日協会に登録されたそうな。筆者の勝手なイメージだが、Adobe と言えば欧文ではこの書体(か Myriad)なので紹介したい。とはいえ、Adobe の製品を買うと大抵これも付いてくる(はず)ので、デザイナー諸氏にはお馴染みだろう。非常に可読性の良い、ルネサンス後期風の正統派オールドスタイルローマンである。この作者の書体は大体ビッグファミリーで、これもまぁかなりのバリエーションがある。オプティカル対応で字幅もいくつかあり。字種も大変豊富で、ギリシャ文字とキリル文字をサポートしており、1700弱のグリフがある。スクリプト以外でここまで字種があるのもスゴい。Typekit にもありはするが、デスクトップへは一部しか同期できないので、フルファミリーは購入する必要がある。

Category(s)
Design Date
1990–2000
Designer(s)
Publisher

Sabon Next

Sabon Next

本日はドイツのタイポグラファーでカリグラファーであったヤン・チヒョルト Jan Tschihold の誕生日(1902)。チヒョルトは少ないながら書体もデザインしており、これがそのひとつで、Garamond をベースに新しい解釈を加えてデザインしたもの。を、さらにフランスのタイプデザイナー、ジャン・フランソワ・ポルシェ Jean François Porchez が改刻したもの。ポルシェ氏は改めて Garamond と Sabon の活字を見直してリファインしたそうで、Garamond より Garamond っぽくなっている(?)。x-ハイトが小さめなところがクラシカル。もちろん Pro 化され、オルタネートやリガチャーが増えた。6ウェイト。Monotype サブスクリプションに入っている。

Category(s)
Design Date
1967/2002
Publisher

Silk Serif

Silk Serif

本日は「シルクロードの日」だそうなのでこちらを。ハイコントラストでエレガントなディスプレイモダンローマン。Vogue 的なハイブランドのファッション誌とかで多用されてそうな書体である。ステムとボウルの接続部分がギリギリ閉じてないというのがポイントだそうな(よく見ないと判らん…)。細いラインがほぼヘアラインと化しており、これは太いウェイトでも変わらない。小さく使うとすっ飛んでしまうのでご注意。7ウェイト。字幅の細い Silk Serif Condensed も別にあるが、こちらは6ウェイトでイタリックはなし。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Witchcraft

Witchcraft

クラシカルでデコラティブなディスプレイローマン。ヴェネチアン風味がありながらコントラストの強い書体で、あちこちふにょっとした装飾がされており、v、w、y の上部が閉じているのが特徴。x-ハイトが大きく可読性は悪くはないが、クセが強いので長文向きではないだろう。中世ヨーロッパ風味のRPGなどによく似合うと思う。名前の意味は「魔術・妖術」(witch = 魔女、craft = 技術)。3ウェイト。

Category(s)
Design Date
2018
Designer(s)
Publisher

Village

Village

クラシカルなヴェネチアン。20世紀前半に活躍したアメリカのタイプデザイナー、Frederic W. Goudy が自身のプライベートプレス、Village Press のためにデザインした書体だそうな。ヴェネチアンはx-ハイトが小さいものが多く、やや可読性に難があったりするが、この書体はカウンターも広めで小さく使っても読みやすいだろう。ただし1ウェイトのみでイタリックもないというのがちょっと悲しい。その分非常に安いので気軽に使えるだろう。ジョブプリント(端物印刷)が主なプライベートプレス用の書体らしく上品で、招待状などに使うと綺麗だと思う。

Category(s)
Design Date
2018

Elisetta

Elisetta

セリフが特徴的なディスプレイローマン。骨格はスタンダードなオールドスタイルだが、ぐっと反り返ったセリフが目につくおもしろい書体である。イタリックはかなりカリグラフィックで、オルタネートが豊富にある模様。楽譜に似合うように作ったとかで、十分とは言えないが楽譜用の記号類も若干用意されている。3ウェイトあるが、イタリックはレギュラーウェイトしかない。他、コントラストの強い Display があり、こちらにはスモールキャップスもあり。ただいま50%オフセール中。筆者は多分買う(笑)。

Category(s)
Design Date
2018
Designer(s)
Publisher

Paciencia

Paciencia

しゃくれた a が特徴的なオールドスタイルローマン。a の他にも、セリフのない c やティアドロップのない y のディセンダーなど、ちょっと変わった字形が多い。イタリックは手書きのカリグラフィー風味が多分にあり、傾きも強い。オーナメントもブロードペンでデザインされており、やや大きめ。骨格は正統派で字種も大変豊富だが、どっちかというとディスプレイ向きかなと思う。名前はポルトガル語でトランプゲームの「ソリティア」の事らしい。4ウェイト。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Nocturne Serif

Nocturne Serif

先ほど平昌五輪で羽生結弦選手がショートプログラムをノーミスで終え1位となったのを記念し(笑)、こちらを紹介。何の関係があるのかというと、ショパンの曲を使っており、んでショパンと言えばノクターン、てな感じである(強引)。ワルシャワにある第二次大戦の犠牲者を悼む祈念碑の書体にインスパイアされたとある。全体的にジオメトリック風味があって直線的で、大きなウェッジ型のセリフが特徴的。A の左端のセリフがないのがおもしろい。イタリックは傾きが強く、こちらもなかなか変わってる。キリル文字もサポート。10ウェイト。金メダルを獲れ羽生くん!!

Category(s)
Design Date
2016-7
Designer(s)
Publisher
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