Category: Sans Serif

Young Finesse

ローマンの骨格を持ったOptima風味のディスプレイサンセリフ。Optimaに比べてより女性的で柔らかい雰囲気を持っている。作者のDoyald Young氏は日本の企業とも仕事を行っていたようで、氏の著書にはかなりの数の日本向けにデザインしたロゴが掲載されている。大変優雅なスクリプトが多く、カリグラフィー作品は見たことがないが、そちらの方の腕もかなりのものだったと推察される。氏の著書はなぜかAmazon等で取り扱いがなく、直接連絡して取り寄せたことがあるが、当時82歳のご本人がメールで直接やり取りしてくれてちょっとびっくりした。氏は残念ながら2011年にご逝去されたが、これだけの腕を持ちながら、フォントはこれを含めて5つほどしか作ってない。もっと作って欲しかったなぁと悔やまれる。

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Design Date
2003
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Sevigne

130以上の豊富なリガチャーを持つジオメトリックサンセリフディスプレイ。このテのものはITC Avant Garde Gothicという偉大な先達があるが、意識されてるのは間違いないだろう。こちらはより女性的になっている。3ウェイトあるが、一番太いものでさえ普通の書体だと Thin 相当なので、小さく使うのは危険。オールキャップスで小文字はない。女性ファッション誌などにどうぞ。読み方は [sey-vee-nyey] らしい。カタカナにすると「セヴィーニェ」かな。

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Design Date
2009
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Quire Sans

今年発表された新しいヒューマニストサンセリフ。最近はややジオメトリックなものが好まれるようだが、個人的にはこういうのの方が好きかな。やってみれば判るが、デザインするのはこっちの方がはるかに難しい。Qのテールが特徴的で、あまり見た事がない。こういう特徴的な形を持つ字を名前に組み込むのはよくやる事らしい。意味は折丁…だったかな? 確か昔は(今もか)紙のサイズはだいたい決まっていて、本を作る時はそれを何回かに折るのだが、2つ折りサイズを folio、4つ折りサイズを quire、8つ折りサイズを octavo、と言ったような気がする(うろ覚え)。10ウェイト。今なら全ファミリーパック$499が$99。いつまでやってるかは判らないので購入するならこの機会に。

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Design Date
2014
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P22 Underground

台風でネットに障害が出ていたため、久々の投稿。現代カリグラフィーの祖・Edward Johnstonによるロンドン地下鉄で使用されていた書体。当時のものをそのままデジタル化したわけではなく、かなりファミリーや字種を拡張している。ウェイトはもちろんのこと、スモールキャップスとそれよりやや小さめのプチ・キャップスなるものを揃えている。Wには中央のステムがクロスしているものとしてないものがあり、Qもテールの種類が3種類ある。aも2種類、gもループの形が3種類。ギリシャ・キリル文字もあり。ちなみに現在のロンドン地下鉄は英国在住の日本人デザイナー・河野英一氏がリ・デザインしたNew Johnstonを使用しているようだが、これは市販されていない模様。もひとつちなみに、河野氏はWindowsに入っているメイリオのデザイナーでもある。

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Design Date
1916
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P22

Gotham

近年、HelveticaやUniversなどの代わりによく使用されているサンセリフ。2014年7月現在、twitterの欧文はこれの字幅が細いバージョン(Narrow)のWebフォントを使用している。これといって目につくような特徴はないが、それが故に何にでも合う読みやすい書体である。2008年、オバマ大統領の選挙PRにはこの書体が大々的に使用された。ウェイトは8種、字幅はレギュラーと Narrow、Extra Narrow、Condensedの4種あって、いわゆる丸ゴシックもレギュラー字幅のみだがウェイト4種ある。a には1階建てと2階建ての2種がある。ちゃんと揃えようと思うと結構な金額になるが、まぁそれはHelveticaなども同じ。

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Design Date
2000
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Labrador

正方形に近い長方形をベースにデザインしたと思われるサンセリフ。ややシステマチックすぎて k などは随分妙な形をしているが、カウンターが広く可読性は良好。このタイプの代表格にEurostileがあるが、それと比べると柔らかみがあって使いやすいと思う(なぜか筆者の脳内では、Eurostileはアメリカの大学アメフトのイメージがある・笑)。ステムの端が裁ち落とされた A タイプと、いわゆる丸ゴシックになっている B タイプがある。それぞれオブリークがあり8ウェイトで計32種。ラブ~ラド~ぉ~ル~はし~いって~ なみ~う~ちぎ~わ~へ~♪

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Design Date
2013
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Le Havre Layers

様々なデコレーションを施されたファミリーを、自由に重ねて使う新しいタイプのディスプレイ。同じ書体が、アウトライン、インライン、ドット入り、影付き、立体、ボーダーなどなど21種ものスタイルでデザインされており、これらを2、3種重ねて打つ事で自分だけのスタイルを生み出すことができる。サンプルイメージのように、それぞれに色分けすればなお賑やかに。小文字はないが、元になった普通の Le Harve に加え、丸ゴシックスタイルの Rounded、タイトル組に特化した Titling、ステムがラフに塗りつぶされた Sketch  がある。発音は「ル・アーヴル」。フランスの港町らしい。

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Design Date
2013
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Bodoni Sans

つい先日発表のアナウンスのあったサンセリフ。名前で解る通り、モダンローマンの代表格であるBodoniからセリフを取っ払ったもの。なんかありそうでなかったね。4ウェイトしかないが、この他にヘアライン部分を若干太めにして小さなサイズでも可読性を保持したBodoni Sans Textと、逆にヘアラインを思いっきり細くし、大きなサイズでもキレイなヘアラインが出るようにしたBodoni Sans Displayがある。投稿時点では初売りセール中で30%オフ。

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Design Date
2014
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Pekora

コンデンスなサンセリフとローマン(セリフ)、スラブセリフのファミリー。DINよりもさらに細いため可読性が悪いかと思いきや、意外とそうでもない気がする。3種のスタイルを含んではいるが、ローマンとスラブセリフの違いがちょっとよく判らない(笑)。スラブセリフの Q にはなぜか頭にもちょんちょこりんが付いてるが、これかなぁ…。イタリックはイタリックというよりはスランテッドで、字形に違いは見られない。ちなみに米軍基地の注意書き看板とかには、こういうコンデンスな書体で大文字だけでセンター組みにしてるのをよく見かける。長文だろうとお構いなしで、威圧感満載である(笑)。

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Design Date
2014
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Brandon Grotesque

投稿時点でMyFontsのトップセラー2位のサンセリフ。かなりジオメトリック寄りではあるが、プロポーションはもちろんの事、角が面取りされて丸くなっているなど、可読性を良くするための調整がなされており、長文にも十分耐えうる。g に2階建て(メガネg)を採用しているのが特徴。これにも小文字 l にループ型があるな…。作者はドイツ在住のようなので、小林さんの影響だったりするんだろうか(笑)。TDC2 2011受賞作品。作者によれば、「自分の人生を変えた書体」だそうである。これをきっかけに有名になったとか。6ウェイト。

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Design Date
2010
Designer(s)
Publisher