Monotype

Category: Display

FF Penguin

FF Penguin

本日は『世界ペンギンの日 World Penguin Day』だそうなのでこちら。切り絵のようなファットフェイスディスプレイ。紙をラフに切り取って形作ったような可愛らしい書体である。グリフには白黒反転したものがあり、字を囲う黒い部分はただの四角ではなくガタガタしており、こちらもなかなかおもしろい。「数年前(1995年より前)に日本のタイポグラフィ雑誌で見た書体にインスパイアされた」と説明にあり、感じからしておそらくは平野甲賀氏あたりの書体を見たのかなー、と推察する。イタリックもあり、Bold と Black の2ウェイトの他、いわゆる袋文字の Outline がある。

Category(s)
Design Date
1995
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Publisher

Hamlet

Hamlet

本日は英国の劇作家、ウィリアム・シェイクスピア William Shakespeare の誕生日?(1564)で命日(1616)らしいので、有名な作品名のこちらを。ややブラックレター風味のあるディスプレイローマン。出自のはっきりしない Kitterland という書体を元にしたとある。多分にカリグラフィー風味も含んだクラシカルな雰囲気を持ち、確かに英国風味もある(気がする)。ちょっと野暮ったいが、おもしろい書体だろう。フィルはソリッドな Regular とかすれてる Headstone、インラインの入った Handtooled の3種。オルタネートもちょっとある。

Category(s)
Design Date
2006
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Publisher

Ultimus

Ultimus

言葉では何とも説明しづらいディスプレイ。基本は Didone に近いコントラストの強いジオメトリックなローマンで、コントラストの付け方はアール・デコ風。バーや斜めのストロークがある字はそこで上下あるいは左右に分かれており、かなりおもしろい独特な形をしている。この文字に似合うヘアラインにティアドロップの付いたオーナメントも付属している。可読性に難はあるがラグジュアリー感があり、ファッションや化粧品などによく似合うと思う。大文字のみで1ウェイト。

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Design Date
2019
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Publisher

ITC Mona Lisa

ITC Mona Lisa

本日はかのレオナルド・ダ・ヴィンチ Leonard da Vinci の誕生日(1452)らしいのでこちら。「モナ・リザ」の名を持つアール・デコ風味のディスプレイ。基本コントラストの強い Didone なローマンで、キャップハイトとx-ハイトの差がかなり大きい。字形は割とシステマチックでジオメトリックに近いだろう。フィルは普通な Solid とオープンフェイスの Recut の2種。名前の末尾に OS というのが付いているファミリーがあり、数字がオールドスタイルになっているバージョンなのだが、新しい方に異体字で含まれているので買う必要はない。ご注意。

Category(s)
Design Date
2000
Designer(s)
Publisher
ITC

S&S National Currency

S&S National Currency

日本銀行券(紙幣)のデザインが変わるらしいのでこちら。欧米(というかアメリカ?)のお札に使われてそうなディスプレイ。直線的で、ジオメトリックで、コンデンスで、ゴシック風味のある、モノラインな書体である。ソリッドなものはウェイトが2種あり、他にフィルが斜線で埋められたLines、水平ラインでシェーディング処理がされた Inset、影部分の Shadow がある。フォントの他、フレームやシームレスなバックグラウンド、アーカンサス?のオーナメントなどのベクターデータも同梱されていて、紙幣のデザインには事欠くまい。良い子はニセ札作っちゃダメだぞ。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

TT Trailers

TT Trailers

非常に変わったウルトラコンデンスなディスプレイ。名前からすると映画のエンドロールなどによく使用されるほっそい書体を模しているようで、一応字幅があるバージョンもあるが、基本的にかなりほっそい。字形も相当変わっており、インクトラップのような「欠け」がそこかしこに、また結構大ゲサに入っており、それが書体に強いアクセントを与えている。高さが半分のグリフも入っており、縦に2つ並べて組んだりすることも可能。なんとも使い方が難しいだろうが、うまく使えば強い差別化ができるだろう。9ウェイトある他にバリアブルなものもあり、対応アプリ(Illustrator等)で字幅やウェイトを自由に設定することが可能。ただいま70%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2019
Publisher

Versalita&Serif

Versalita&Serif

パズルのように組み合わせてリガチャー(?)を作れるスラブセリフディスプレイ。大文字のみで、小文字には基本的に字幅の狭いバージョンの大文字が入っているが、サンプルのように Li や Ta など、組み合わせがあるものに関しては(アプリが対応していれば)自動でこのように組んでくれるようである。プロポーションは頭でっかちのものが多く、全体的に可愛らしい。アンパサンドを含む “Versalita&” までが名前らしく、その名前のサンセリフ版があり、こちらはスラブセリフ版、という事らしい。1ウェイト。

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Design Date
2018
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Publisher

Wigwam

Wigwam

素朴で民族風味あふれるディスプレイ。手書きのモノラインサンセリフで、手書きらしくアウトラインは微妙に歪み、ターミナルの形も一定ではない。所々ラインが二重になっているのが特徴的。小文字はないが、小文字のグリフにはよりデコラティブになった大文字グリフが入っている(実質オルタネートになっている)。同じモノラインのイラストや記号が入った Symbols というフォントとセットになっている。名前のウィグワムとは、アメリカインディアンの伝統的な様式の住居の事。ティピーとの違いは、前者が住居、後者が簡易的なテント、という感じ。ちょっとアイヌ風味を感じるのは、アメリカインディアンも同じモンゴロイドだからだろうか。

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Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

Royale

Royale

魚の尻尾のように二股に分かれたセリフをタスカン Tuscan(=イタリア・トスカーナ地方の)スタイルと呼ぶそうだが、そっち方面のデコラティブでかわいらしいガーリーなディスプレイ。モノラインでコントラストがない所が現代的。スワッシュオルタネートやリガチャーが大変豊富で、全部で900近いグリフがある。ウェイトが数字で表されており、細い順に 5, 10, 15, 20, 30, 35, 40, 45 と5刻みに8つ用意されてるが、なぜか25がない。45にはフチがギザギザな Rough、フィルがない Outline、影のみの Shadow のバリエーションがある。字幅はレギュラーとコンデンスド(Cd)とさらに細いコンプレッスド(Cm)、レギュラーより広いエクステンデド(Ex)と4種。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2019
Publisher

Road Race

Road Race

ヴィンテージ感があるバイカーが好きそうな(偏見)ディスプレイローマン。一見普通のローマンだがフチが歪んでおり、しかも小文字がない(スモールキャップス)ので本文には使えない。あくまでディスプレイ用だろう。レギュラーの他、フィルがない Outline、フチがよりギザギザになった Rough、フィルがかすれてる Stamp の4種がある。ロゴレイアウトの作例があるので参照して欲しい。そういう用途に。

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Design Date
2018
Designer(s)
Publisher
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