コントラストの強いエレガントなディスプレイ。やや直線的でゆったりしたグリフで、細いストロークがヘアラインになっている。セリフはブラケットの大きいウェッジ型。G には小文字型のオルタネートがあり、Q にはテール、R はレッグが変わったオルタネートがある。a と g にも1階建てと2階建ての2種類あり。4ウェイトあるが、ヘアライン部分のウェイトは変わらないのでコントラストが強くなる。Didot 風の雰囲気を持った書体だが、字間が狭いせいかなんとなくちょっとレトロ。
Category: Display
まあバレンタインという事でこちら。各字の幅に差のある丸ゴシックディスプレイ。大文字のみで、小文字のグリフには大文字のオルタネートが入っているが、それとは別にさらにオルタネートがある模様。リガチャーもあり。ロゴテンプレートの Ai データも付属している。1ウェイト。
ゲーム序盤で重宝しそうな名前のディスプレイローマン。コントラストが非常に強いが、モダンローマンとは違いセリフがかなり曲がっており、レッグやテールなどもにゅよっと伸びてオーガニックな雰囲気が強く刺々しい。全体的に幅広で、小文字もアセンダーやディセンダーが短く、上下ではなくあくまで水平方向にどっしりしている。大変アンティーク風味が強く、ファンタジー映画やRPGなどのタイトルに使えそうな書体である。フィルのないアウトラインタイプもあり。1ウェイト。
アール・ヌーヴォーとアール・デコの両方の風味を持ったレトロなディスプレイ。’20~’30年代に欧米でよく見られたスタイルで、化粧品の広告や映画のタイトルなどでこのような書体が使用されているのを見たことがあるのも多いのでは。腰高で背の高いコンデンスなグリフで、ほんのりコントラストの付いたストロークに申し訳程度に小さなセリフが付いている。一部のバーが波打っているのが特徴的。オルタネートやリガチャーもなかなか豊富。1ウェイト。
ヴィンテージ感のあるかわいらしいラウンドディスプレイ。大文字のみのぼたっとした書体で、角が全部丸くなっていてかわいらしい。フィルはラフなタイプとソリッドなものがある模様。まぁそれぐらいでこれといった特徴はない(笑)。元は Agorable というフォントでそれを丸くしたらしいが、そのフォントは見当たらない。なんか適当な紹介になってしまった…。
リガチャーがおもしろいサンセリフディスプレイ。基本は頭でっかちのかわいらしいスタイル。ユニケースで、小文字部分はグリフが小文字で大きさは大文字と同じになっている。リガチャーが豊富でバリエーション豊かな文字組みが楽しめる。ウェイトが3種あり、それぞれフィルがないアウトラインのみの Stroke というバージョンがある。
セリフドゴシックのレイヤードディスプレイ。同じグリフでフィルのタイプが違うフォントを重ね打ちして彩るタイプの書体である。このテは必然的に太くないと効果がないので、やはりぶっとい。アメリカのグラフィックデザイナー、ハーブ・ルバーリン Herb Lubarin の書体にインスパイアされたものとのこと。フィルとシャドウのタイプが14種あって、2~3種重ね打ちすれば十分だろう。雰囲気は60’sアメリカン風だろうか。ちょっとレトロ。
フェミニンなモダンローマンディスプレイ。柔らかく優雅なグリフの Didone なローマン本体に、カリグラフィックなスワッシュオルタネートが付いている。リガチャーもあり、リガチャーにさらにスワッシュが付いたものもあって、バリエーション豊かなおもしろい文字組が楽しめる。女性向けファッションやコスメなどに。3ウェイト。
最近流行りのローマンとスクリプトのデュオ。Serif の方はゆったりした繊細で優雅なタイプで、大文字のみだがリガチャーがいくつかある。Script はカジュアルなシグネチャータイプで、わずかだがコントラストがある。スワッシュオルタネートはないが、リガチャーがやや多めに用意されている。またロゴのテンプレート画像も付属。素敵なロゴがサラッと作れるだろう。女性向けのあれやこれやに。共に1ウェイトずつ。
変わったリガチャーが特徴的なディスプレイローマン。細いステムとヘアラインで構成された、カウンターが大きめのゆったりしたエレガントなローマンで、見ての通り通常とはかなり変わった方法で文字同士が連結している。普通はグリフがぶつかってしまいがちな所で綺麗に連結するものだが、連結する必要のない所をストロークを延長して無理なく繋げており、なかなかおもしろい書体になっている。ただ前も言ったが、作りたいロゴのスペリングに何故かなかなかおもしろいリガチャーがなかったりする事が多いので(笑)、使いたいリガチャーを先に見つけ、そのスペルが入る名前を考えた方が早いのかもしれない(本末転倒)。1ウェイト。