Hannah Haeusser, Maximilian Borchert 著 / Verlag Hermann Schmidt / 2017年

ドイツ語でのみ用いられる文字 “ß”(エスツェット)だけにフォーカスした変態本(笑)。400もの書体の ß ばっかりを集めた本で、右ページに巨大な ß を一文字だけ、左ページにその書体の解説(英語)がある。一応解説文はその書体で組まれており、小さいながら主要文字の見本も付いてはいて、一応見本帳の体(てい)をしている。文庫本サイズだが、本文組の見本としてはまぁ十分だろう。しかしなんでまぁこんな本を思いついたのやら…。ちなみに ß は18世紀頃までは使われていた s の異体字・「長い s」と呼ばれる ſ と s の合字であり、つまり s がふたつくっついてこんな形をしているので、ß が出せない場合は「ss」と綴るのが正しい。決してギリシャ文字の β(ベータ)ではないので注意。