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Caesar Pro

諸説あるが本日はかのローマ皇帝ユリウス・カエサル Gaius Julius Caesar の誕生日(100 B.C.)っぽいのでこちら。ややぼったりしたヒューマニストフレアセリフ。全体的にやや太めでくびれも強め。角が落ちて丸くなっているので余計にぼったりした印象がある。C, O, Q など丸い字がコンデンスなのと、A のアペクスが取れてバーが乗っかって平になっているのが特徴的。キリル文字もサポートしている。1ウェイト。ちなみにユリウスの名は欧米諸国で「7月(July, Juillet, Juli, Julio 等)」の由来となっている。あとどうでもいいけど紀元前を表す B.C. は Before Christ と英語なのに、紀元後の A.D. は Anno Domini とラテン語なのは納得いかない(笑)。統一せぇよ。

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Design Date
2011
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RMU

Hoyer Script

抑制が効いていながらも優雅な活字イタリック。カリグラフィー風味が強く一見手書きのようだが、活字ベースのようでコネクションは取れていない。アセンダーとキャップハイトが大きくx-ハイトの1.2倍はあって、それが優雅な雰囲気を醸し出している。p や v のふにょっとした字形が特徴的。Hans Hoyer という人のデザインした活字のリバイバルのようだが、検索しても同名のホルンメーカーしかヒットせず、この人のことはよくは判らない(笑)。1ウェイト。大人のクリスマスの演出にどうぞ。

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Design Date
2017
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Publisher
RMU

Narzis

エレガントなインラインディスプレイ。コントラストの強い硬めのモダンローマンにハイライトっぽいインラインが入った古いタイプのローマンディスプレイで、大変美しくエレガント。カッパープレート風味もある。元はドイツの Klingspor というファウンダリーがが1921年に発表した活字書体で、それをデジタル化したもの。1ウェイトでイタリックもなし。名前は、水に映る自分に恋するあまり湖に身を投げてしまったというエピソードで有名な、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスのドイツ名。彼のこの話からナルシストという言葉が生まれたのだが、これはオランダ語表現らしく、英語では narcissist ナルシシストと「シ」が一個多くなる。

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Design Date
1921, 2018
Publisher
RMU

Trocadero Pro

フレンチ風味のある活字スクリプト。1927年に Albert Auspurg という人がハンブルクにある Trennert というファウンダリーのためにデザインした書体だそうな。大文字は結構デコラティブで、小文字は縦のステムがテーパードになっているのが特徴的。各文字は一見コネクションがありそうだが、実は繋がってない。名前は、パリのシャイヨ宮が現在建っている場所にかつてあったトロカデロ宮殿からとったものと思われる。制作は古い活字書体のリバイバルを得意とする RMU。筆者お気に入りのファウンダリーのひとつである。1ウェイト。
ちなみに最下部にある Ars longa, vita brevis とはヒポクラテスが言ったとされる言葉で、ラテン語で「芸術は長く人生は短い」という意味。日本の格言でいうところの「少年老い易く学成り難し」と同義とされる。

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Design Date
2010
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RMU

Baroque Pearl

本日は真珠記念日だそうな。ミキモトの創業者が1893年、真珠の養殖に初めて成功したとか。というワケでパールの名の入ったこちらを。古い書体のリバイバルに定評のある RMU による、18世紀バロック調のデコラティブなディスプレイ。全体的には植物的オーナメンタルな書体だが、所々に丸が入ってるのがパールっぽい…のかな? そう思って名付けたのだろう。使用の際はページ全体をこれで組むのはちと読みづらくてシンドいので、要所のみに留めた方がいいだろう。1ウェイト。

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Design Date
2016
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RMU

Trump Deutsch

アメリカ大統領選挙がなんかとんでもない事になってるんで、渦中の人物にちなんだ書体を。Trump といえば Trump Mediaeval だろうと思った方は残念。そんな当たり前を紹介してもおもしろくないのでこちらを。古い活字書体のリバイバルを得意とする RMU の書体である。説明書きがなーんにもないのでオリジナルが何かは知らないが、まぁ見ての通りのブラックレターである。名前の通りドイツ風で、s は長い s で、ck, ch, tz のリガチャーがあり、heavy ウェイトの方には長い s のリガチャーもある。あと数学記号はなく、それらのグリフには代わりに黄道十二星座のアイコンイラストが入っている。こういう書体に数学記号をムリに付ける必要はないので、いいオマケだと思う。ただいま5%オフセール中。世界が平和になればいいなぁ…。

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Design Date
2011
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Publisher
RMU

Parfum

明日10月1日は色々な日が制定されているが、その内のひとつが『香水の日』だったのでこの書体を紹介。20世紀前半によくあった、いまだ分類名を考えあぐねるタイプのスクリプトである。仮に活字スクリプトとでも呼ぶ…いや、ダサい(笑)。まぁいいや。とにかく紹介を進める。1933年に Bauer から発表された Trafton という書体にインスパイアされたとある。以前に紹介した CronetDuktus と同タイプの書体である。キャップハイトが大変大きく、小文字の存在を抑えることでエレガントに仕上がっている。女性向けで、化粧品や美容、ファッションなどの分野に重宝するだろう。オルタネートはないが、f をベースに fv、fx、fz などという変わったリガチャーがちょっとある。1ウェイト。

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Design Date
2013
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Publisher
RMU

Rhythmus Pro

今日から7月、夏本番間近という事で涼し気な書体を紹介。ジオメトリックをベースにしながら、所々幾何学のルールから外れたストロークを持ったサンセリフ。19世紀から20世紀前半にかけてにドイツにあった、Schelter & Giesecke というファウンダリーの書体をリバイバルしたものだそうである。Kabel と似た雰囲気を持った、ドイツらしい書体である。x-ハイトは小さく、字幅も狭めでエレガント。Regular のウェイトは通常で言う Light に近く、軽く涼し気である。2ウェイトでイタリックもなくファミリーが少ないが、キリル文字をサポートしている。ただいま20%オフセール中。

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Design Date
2016
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Publisher
RMU

Zierfraktur

カッパープレート風味があるブラックレター。見ての通りステムが塗りつぶされておらずシェーディング処理されており、ブラックレター特有の重たさが軽減されている。社交用のカッパープレートにこういうタイプが多いので、その辺の用途にうまくすれば使えるかなという感じ。酒のラベルなどにもいいだろう。元は Rudolf Koch が1919年頃に制作したものらしい。この RMU というフォントレベールはこういった古い書体のリバイバルを得意としており、他にも多数名作を復刻している。筆者お気に入りのレーベル。ただ活字タイプのロゴがちょっと…(笑)。

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Design Date
2010
Publisher
RMU

Neue Thannhaeuser

不安定さがちょっと古風なフレアセリフ。x-ハイトが小さく、字形がカチッとしておらず不揃いで、そういう部分が何となくクラシックでおもしろい書体。イタリックは控えめなスワッシュも付いており、なかなかエレガント。Bold ウェイトはステムのコントラストが強くなっている。個人的には2階建ての g があると良かったなぁと思う。サンプルイメージにある Herbert Thannhaeuser はタイプデザイナーではあるようだが、この書体のデザイナーではない模様(なんのこっちゃ)。

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Design Date
2011
Designer(s)
Publisher
RMU