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Geographica Script

Geographica Script

クラシックなスタイルのカッパープレートスクリプト。カッパープレート全盛の18世紀頃の書風を取り入れており、コントラストが弱くややぼったりしていて字形も鋭さがなく、ストロークの端も丸くなったりして、全体的にややゆるいのが特徴的。ジョージ二世やルイ15世の元で働いた英国の map engraver(地図彫刻家?)の Emanuel Bowen という人の筆致を参考にしているとのこと。オルタネートもあり、グリフ数は1100とやや多め。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)

Village

Village

クラシカルなヴェネチアン。20世紀前半に活躍したアメリカのタイプデザイナー、Frederic W. Goudy が自身のプライベートプレス、Village Press のためにデザインした書体だそうな。ヴェネチアンはx-ハイトが小さいものが多く、やや可読性に難があったりするが、この書体はカウンターも広めで小さく使っても読みやすいだろう。ただし1ウェイトのみでイタリックもないというのがちょっと悲しい。その分非常に安いので気軽に使えるだろう。ジョブプリント(端物印刷)が主なプライベートプレス用の書体らしく上品で、招待状などに使うと綺麗だと思う。

Category(s)
Design Date
2018

Merry Hamida

Merry Hamida

ラフな紙に書かれたかのようにアウトラインがぐにょぐにょしてるスクリプト。傾きがほとんどないアップライトで、コントラストもほとんどなくモノラインに近い。大文字と小文字のサイズの差が大きく、小文字はボウルが潰れてしまいかねないほどx-ハイトが小さいが、アセンダーやディセンダーは割りと自由に伸びている。ちょっとまぁこちらもカッコよさげかなぁという感じ。

Category(s)
Design Date
2018
Designer(s)
Publisher

Perpetua

Perpetua

本日は英国のタイプデザイナー、Eric Gill の誕生日。私生活ではかなりアバンギャルド(笑)な人だったようだが(詳しくは語らない)、タイポグラフィの世界では大きな功績を残している。彼の書体は大変有名なので特に紹介もしなかったが、ま、せっかくなので。恐らく一番有名なのは Gill Sans だろうが、ローマンの方ではこの書体が最もポピュラーかなと思う。ややコントラストの強いトランジショナルローマン。Gill は碑文彫刻を得意としてたので、大文字にはローマンキャピタルの影響が強く見られる。全体的にクラシックで大変エレガントな書体である。
ちなみに筆者はこの書体をかなり強く覚えている。なぜかと言うと、日本タイポグラフィ協会が発行している機関誌『typographics ti:』の第231号(2003年発行)に掲載されていた印刷史家 Beatrice Warde の This is a Printing Office という詩が、この書体で組まれていたからである。制作者は嘉瑞工房の高岡昌生さん。当然活版印刷であった。大変美しいと思った筆者は、これを定規で1行1行一生懸命測ってまったくマネしてデジタルフォントで制作し、ハガキサイズに縮小してフレームに入れてトイレのタンクの上に飾っていたが、2~3年前のある日タンクの蓋を開けた際に水没させてしまった(笑)。もう10年以上も前に作ったのでデータがもうない。当時は Bitstream のコピー書体だったんで Titling がなかった。ちゃんとしたのを買ってまた作ろうかな。

Category(s)
Design Date
1928–35
Designer(s)
Publisher
Cal Humanistic Cursive

カリグラフィーの教科書で見るお手本のようなスワッシュカーシブ。カリグラフィーをやらない人にはちょっと判らないかもしれないが、こんなスタイルのイタリックはすごくよく見る。まさに基本の「き」みたいな書体である。この作者は Cal- という名前でこの教科書から出てきたようなスクリプトをいくつも発表している。カリグラフィーの世界の一端を垣間見るにはいいかも。以下にその Cal シリーズの書体を挙げておく。
Roman CapitalsRustic Capitals, Square CapitalsUncialRustic Black, Insular Majuscule, Insular MinusculeCarolingian Minuscule, Carolingian GothicBeneventan Minuscule, Gothic TexturaGothic BastardRotundaGothic Fraktur, Fraktur Modern, Humanist Minuscule, Cursive Modern, Expressive, Bakerly

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

Stevens Titling

Stevens Titling

アメリカのカリグラファー・John Stevensの書いたローマンキャピタルを、立野竜一さんがフォント化したもの。ファミリーは4種あるが、ウェイトではなく平筆の「かすれ」が再現されており、そのかすれの度合いが弱いものからSable(クロテン・毛は筆によく使われる)、Badger(アナグマ)、Boar(イノシシ)、Wolf(オオカミ)という名がついている。実はコレ、2009年に一度嘉瑞工房にお邪魔させていただいた際、立野さんに開発途中のものを見せていただいた事がある。その時はネーミングに悩んでらしたが、いい名前を付けたなぁと思う。リガチャーやライズドキャピタルはやらないのですかと聞いたら、Waters Titlingとかあるからやらないということだった。代わりにいくつかの字でぶつかりを避けたりしやすいようなオルタネートが入っている。

Category(s)
Design Date
2011
Publisher

Pirouette

Pirouette

日本人デザイナー・立野竜一氏によるスクリプト。2003年、Linotype主催のタイプデザインコンテストのディスプレイ部門で1位を獲った書体である。大文字の重なりあう二重線が美しい。カリグラフィーにも造詣の深い氏ならではである。大文字の二重線を除き、スワッシュを抑えた Text というバージョンと、二重線を分割した Separate がある(色違いで重ねるのに便利)。ちょっとしたオーナメントもあり。ちなみにピルエットとはバレエのターンの事。

Category(s)
Design Date
2004
Designer(s)
Publisher
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