Monotype

Archive: November 2019

Hazelle

Hazelle

コントラストの強いエレガントなディスプレイ。直線的なやや太めのステムとほぼヘアラインに近い細いステムに、小さなセリフがちょこっと付いたやや変わったスタイルの書体で、ラグジュアリーな雰囲気がある。g と q のループが特徴的。オルタネートはなく字種も平凡だがその分かなり安く、st のリガチャーがある所が結構気が利いている。名前はヘーゼルかと思いきやスペルがちょっと違う(hazel)。ファッションやワインなどのファッショナブルな雰囲気が要求される場面に。2ウェイト。

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Design Date
2019
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Wildness and Home Collection

ホリデーシーズン向けのラフな書体とイラストアイコン集。どちらかというとイラストメインのファミリーで、11あるフォントの内7つがイラストアイコンである。家、インテリア、動物、鳥、農家、湖畔レジャー等々を表したイラストが豊富に揃っている。書体の方はかなりラフで正直デキはよくない(笑)。ただまぁそれも組み方次第かなと思う。何より驚くべきはその価格で、1書体につきたったの6円(本日現在。ドルのレートで変動あり)。ファミリーパックはないのだが、全部買ってもたったの66円である。これ以上気楽なフォントもないだろう。買っておけば何かに使えると思う。

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Design Date
2019
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Publisher

BR Hendrix

BR Hendrix

本日は没後50年を経てもなおロック最高のギタリストと称されるジミヘンことジミ・ヘンドリックス Jimi Hendrix の誕生日(1942)。というワケで名前だけ同じなこちらの書体。ややネオグロテスク寄りな読みやすいジオメトリックサンセリフ。基本は幾何学的ながら文字としてのグリフの調整がなされており、より実用的になっている。a や g には1階建てと2階建てがあり、y もストレートなものとフックしたものがある。イタリックはオブリークタイプ。スモールキャップスやオールドスタイル数字がないのがちょっと残念。8ウェイト。

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Design Date
2019
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Publisher

Signeritta

Signeritta

本日は『ペンの日』。1921年、日本ペンクラブが発足した日だそうな。一体何をする団体なのか皆目判らないが、初代会長は島崎藤村、ほか志賀直哉、川端康成、遠藤周作と錚々たる作家が歴代会長に名を連ねているだけあって、由緒正しそうである。まあそんな日なのでペンで書いたようなフォントを紹介。やや柔らかめで大きめのループが特徴的なシグネチャースクリプト。スピード感や力強さは感じず、ゆるくふわっと書いたような筆致である。とはいえあんまり女性っぽさは感じない。大文字にはオルタネートはないが、小文字には行頭・行末用のスワッシュとリガチャーが結構ある。おしゃれなアクセントにはなるだろう。

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Design Date
2019
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Publisher

Mourich

Mourich

エレガントなローマンディスプレイ。やや硬い印象のウェッジ型セリフを持つローマンで、スワッシュオルタネートが豊富にある。ループ部分は重なりをちゃんと表現してあっておもしろい。2ウェイトあって、Bold の方はコントラストがかなり弱めになり、フレアセリフに近い印象になる所もなかなか変わってる。ほかフォントではなく Ai データになるが、この書体を用いて作ったモノグラムが多数オマケとして付いている。小文字はなくスモールキャップス。高級感があるので、その辺の用途にどうぞ。

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Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

La Bodeguita

La Bodeguita

すっかり忘れていたが先日は11月の第3木曜日でボジョレー・ヌーヴォーの解禁日だったという事でこちら。繊細で柔らかいカッパープレート。線が太くなったり細くなったりする部分が通常のカッパープレートと異なっており(スペンサリアンに近いか?)、また字形もややつたなく、といってモダンスクリプトほどいい加減でもない、というとても変わった書体である。あまり数は多くはなく、小文字にだけだがスワッシュオルタネートがある。傾きの弱い Regular と、それよりやや傾いた Slanted がある。また独立したスワッシュのみ Swashes もあり。ちなみにキューバにはヘミングウェイが通った(とされている)同名の有名なバーがある。モヒートが有名だが…なんでワインっぽい画像なんだろう。

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Design Date
2018
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Publisher

Heavy Boxing

Heavy Boxing

本日『ロッキーの日』らしい。1976年、シルベスター・スタローンの出世作『ロッキー』が公開されたのがこの日だそうだ。というワケでこちら。ヴィンテージ感のある太めのサンセリフとブラッシュスクリプトのデュオ。サンセリフの方は大文字のみだが、大文字のグリフにはステムの中央部に楔形の飾りがあり、小文字のグリフにはそれがないものが入っている。スクリプトの方は割とサイズ感は整っているものの、能書家が書いたものではないラフなもので、オルタネートはまったくない。なのでちょっと物足りなさはあるが、古き良きアメリカンスポーツという雰囲気はよく出てると思う。作例のようにラフな加工をするとよく感じが出るだろう。しかしなんで「イタリアの種馬」だったんだろう…。

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Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

Hawaiian Pizza

Hawaiian Pizza

本日『ピザの日』らしいのでこちら。ゆるいブラッシュスクリ…プト? だろうか。普通に筆ペンでただ書いたような書体で、スクリプトですらない感じはする。ちょっとしたスワッシュオルタネートあり。あとこの書体に似合うイラストアイコンフォントも付属。カジュアルでかわいらしいので、カフェなんかにどうぞ。1ウェイト。

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Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Leafletter

Leafletter

非常に珍しい使い方をする書体。基本は硬いイメージのモダンローマンだが、それに葉飾りの付いた Embellished、葉飾りと帯の付いた Monogram があり、Monogram の方は作例のように巨大に打ち、その中に飾りのない文字を入れて使うようになっている。Embellished の方もそのままロゴとして使えそうな感じである。文字そのものは組んだ時にちょっと「んー」という感じはしないでもないが、字間を調整すれば使えるだろう。もちろん他の書体を組み合わせても構わない。なかなかおもしろい書体である。

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Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

Borest

Borest

優雅でフェミニンなディスプレイ。ほんのりコントラストのある細身のサンセリフで、リガチャーやスワッシュオルタネートが豊富。そのまま組んでロゴになりそうな書体である。ちょっとアール・デコ風のレトロな雰囲気もあるだろうか。コスメやスイーツ等、女性向けのあれやこれやに。1ウェイト。名前はフランスの地名で、現地発音だと st は発音せず「ボレ」らしい。$18(2,000円ぐらい)と非常に安くてお勧め。

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Design Date
2019
Publisher
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