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Archive: October 2019

Giovanna

Giovanna

ラグジュアリー感のあるオールキャップスローマン。ウェイト細め、コントラスト弱め、セリフ小さめ、字幅かなり広めのゆったりした書体で、O などはほぼ正円である。R のレッグがふにょっとなってるのが特徴的。リガチャーがかなり多く用意され、バリエーション豊かな文字組みが楽しめる。通常このテの書体はアケ気味に組むのだが、リガチャーを使用する場合はそれとのバランスを取るため、アケずに組む方が良いだろう。大変優雅な印象があるので、女性向けの高級品・サービスなどに。1ウェイト。

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Design Date
2019
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Slight

Slight

モダンすぎないモダンカッパープレート。スタンダードなカッパープレートスクリプトに最近のゆるゆるモダンの風味を加味したようなスクリプトで、整いつつもちょっとゆるい、というのがあまりないかなと思う。傾きはかなり強め。大文字の方がゆるさが大きいだろうか。スワッシュオルタネートやリガチャーはもちろん用意されており、総グリフ数は1000を超える。オールドスタイルはつまらない、といって最近のモダンはカジュアル過ぎる、という人はこういうのはいかがだろうか。ウェディングなどに良いと思う。1ウェイト。

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Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

Bembo

Bembo

めずらしくオールドスタンダードな書体を紹介。活字時代からある本文用オールドスタイルローマン。元は15世紀イタリアのプリンター、アルドゥス・マヌティウス Aldus Manutius が印刷したピエトロ・ベンボ Pietro Bembo の著書「De Aetna」の活字を参考にデザインされたもので、なのでこの名が付いている。まぁとにかくスタンダード、というかこの辺のスタイルの大本(おおもと)に当たるので、それもそのはずという感じではある。大文字がやや幅広で、R のレッグがぐぃっと出てるのが特徴的。ノーマルと Infant というタイプがあり、Infant(幼い)の方は a と g が1階建てで、y のディセンダーがフック状になっている。ノーマルの方は4ウェイトある他、Titling という大文字のみでグリフも若干違う見出し向きのものがある。Infant は2ウェイト。

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Design Date
1928
Publisher

Red tomato

Red tomato

本日はかなりの数の○○の日が制定されてるが、その中のひとつ『トマトの日』にちなんでこちら。最近よく見るタイプのブラッシュスクリプト。スクリプトというよりただの手書きと言っても差し支えないほどのつたないハンドライティングで、筆感はたっぷりあって太細のコントラストが大きい。傾きはなくアップライト。スワッシュはないが、字形のオルタネートは結構あって、ランダムに組み合わせるとより手書き感が出るだろう。カジュアルでかわいらしいので、若い女性向けプロダクトやオーガニックなカフェなどに。1ウェイト。

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Design Date
2018
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Jaqen

Jaqen

格調高いクラシックな正統派ローマン。本文用のオールドスタイルローマンだが、大文字だけだとローマンキャピタル風味もあって堂々としており、非常にエレガントでカッコいい。字種も非常に多く、ベトナム語も含めた多数のアクセント記号があり、スモールキャップスはもちろん、丸数字を含む各種数字のほか、なぜかチェスのコマアイコンがあったりする。リガチャーも多く、アセンダーに伸びるステムを持つ小文字と f とのリガチャーはすべてある。つまり l だけではなく b, h, k のリガチャーもあるのが珍しい。なぜ多くのフォントがこれらのリガチャーを持たないのかというと、この並びを持つ単語がヨーロッパにはほとんどないからである(英語だと surfboard ぐらい)。知らない言語や造語にも対応したいという事かもしれない。イタリックもあって6ウェイト。ただいま80%オフと非常にお買い得。

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Design Date
2019
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TT Interfaces

TT Interfaces

名前の通り、スクリーン環境での利用に最適化されたサンセリフ。PCやモバイル端末での文字の見え方を徹底的に研究し作り上げたようで、こちらにその開発過程のレポートが公開されている。見れば判るがメチャメチャ長い(笑)。それだけ本気で気合を入れて作ったというのが窺える。長文を組んでみないことには判らないが、グリフを見る限りは確かにスッキリして見やすいかなという印象はある。キリル文字はもちろん、多数のアクセント記号と、インターフェイスでよく用いられるアイコン類も含め、グリフ数は1000近い。素晴らしいフォントなので、できれば Google フォントかなんかで無償公開を…とかWeb開発者としては思うが(笑)、まぁ買ってあげるべきだよね。イタリックもあって9ウェイト。モノスペース版もあり、こちらは2ウェイト。ただいまなんと75%オフセール中なので、Web屋さんはぜひ。あ、日本語じゃないや…。

Freudian

Freudian

レトロテイストの太めなサンセリフディスプレイ。ヴィンテージ風味があふれており、手書きのレタリング感がありぬくもりを感じる書体である。グリフもちょっと変わってておもしろい。2種類あって、One の方は角がシャープでスモールキャップス。Two はアウトラインがラフで角も丸くぼったりしており、小文字はないが代わりにスワッシュオルタネートがちょっとだけ。グリフ自体も似てるようで若干違う。色々と使いみちがあるだろう。価格も安いのでお勧め。

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Design Date
2019
Designer(s)
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Angel Heart

Angel Heart

本日『天使の日』という事でこちら。最近ではもうたくさんありすぎて食傷気味な(笑)モダンブラッシュスクリプト。字形はゆるゆる、アップライトでバウンシー。大文字はコネクションが取れたり取れなかったりである。コントラストはやや強め。見ての通りガーリーな雰囲気が強いので、その辺の用途にどうぞ。1ウェイト。

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Design Date
2018
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Publisher

Berlin

Berlin

本日『ドイツ統一の日』。若い人は知らないだろうが、ドイツは1949年から1990年のこの日まで東と西に分かれており、それを象徴するようにベルリン市内には東西に分断するための長大な壁が築かれ、これに許可なく近づこうものなら命はない、というような時代があった。細けぇ事はググって欲しいが(笑)、1990年のこの日は東西ドイツが再統一された日である。
てなわけでベルリンの名を持つ書体を紹介。非常にミニマルなジオメトリックサンセリフ。Futura でいいじゃんと思う方はあいや待たれよ。x-ハイトが大きく、a に2階建てを採用したり、j のテールがちゃんと曲がってたりして、Futura よりは本文用として可読性が考慮されている。イタリックがない所がちょっと残念だが、4ウェイトあって使い勝手も良い。Futura ではとんがりすぎててどうかなー、というケースに使えるだろう。

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Design Date
2015
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Publisher

Nomada Incise

Nomada Incise

可読性の良いヒューマニストフレアセリフ。この Nomada はシリーズ化されており、同じ骨格でいろんなセリフのスタイルが開発されているが、こちらはそのフレアセリフ版である。incise とは「彫る」という意味なので、碑文風だという事だろう。骨格がよくできており、可読性は非常に良い。ウェイトが太くなってもそれはあまり損なわれず、大変優秀な書体であろう。イタリックはほんの僅かに傾いている程度だが、グリフはちゃんとイタリックになっている。ウェイトも9つと豊富。

Category(s)
Design Date
2018
Designer(s)
Publisher
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