Monotype

Archive: February 2019

Dhanikans Signature

Dhanikans Signature

大文字がダイナミックなシグネチャースクリプト。筆ペンで書いたっぽいストロークで、ややスピード感がありバウンシーながら乱暴さはなく、女性的な柔らかさがあるだろうか。大文字はスワッシュがあるものとないものの2種。基本アップライトだが、やや傾いた Italic バージョンもある。

Category(s)
Design Date
2018
Designer(s)
Publisher

Blackest

Blackest

縦横の線のコントラストが通常とは逆になったディスプレイ。普通は縦線が太く横線が細いのだが、こちらは逆になっている。こういう書体は他にもあるが大体ちょっと個性が強すぎて使いにくいが、この書体は完成度が高く、ウェイトバリエーションも含め、破綻がなく綺麗にまとまっていると思う。セリフが大きな三角形になっているのが特徴的。大文字小文字両方にリガチャーもそこそこある。さらにはキリル文字もサポート。矢印もいくつかあるが、同じテイストになっているのが面白い。6ウェイトの他、コントラストを弱めた Text バージョンが2ウェイト。

Category(s)
Design Date
2018
Publisher

1871 Victor Hugo

1871 Victor Hugo

本日は仏文学の金字塔『レ・ミゼラブル Les Misérables』の作者、ヴィクトル・ユーゴー Victor-Marie Hugo の誕生日(1802)なのでこちら。ユーゴーの筆致を元に制作されたスクリプト。ユーゴーの筆致は年代によりいくつかのスタイルに分かれるようだが、こちらは晩年の1859年から1881年頃のスタイルを元にしたとの事。そのままだと若干読みづらいようで(笑)、読みやすく整理したらしい。リガチャーもいくつか。1ウェイト。にしても昔の邦題は『あゝ無情』が一般的だったと思うが、いつの間にかまんまカタカナ表記が主流になった模様。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)
Publisher
GLC

Chicago

Chicago

昨日2月24日は Apple 創業者のスティーブ・ジョブズ Steve Jobs の誕生日だった(1955)そうなのでこのフォントを紹介。ジョブズといえば Mac、Mac といえば筆者世代にはこの Chicago がお馴染みだろう。MacOS X からは搭載されなくなったが、以前はこれがシステムフォントで、iPod も当初はこれだったので、古いユーザーはよく目にしていたと思う。縦線が太く横線が細いスタイルで、アール・デコ風味があるだろうか。今となってはレトロ感が否めないが、このフォントにレトロ感が生まれるほどの月日が経ったのだなぁと思うと感慨深いというか恐ろしいというか(笑)。ぶっちゃけると現在でもあちこちでダウンロード可能だったりするが、全部違法だと思われるので取って来ないように。

[not available]
Category(s)
Design Date
1984
Designer(s)
Publisher

Meow ROB

Meow ROB

はいはい「にゃんにゃんにゃん」ね。という事でこちら。カジュアルでかわいらしいモノラインスクリプト。ウェイトバリエーションはないが4種のスタイルがあり、ベースラインの揃わないレギュラーと、揃ってる Formal、スワッシュやコネクションがない Casual、傾いてないアップライトの Titling がある。レギュラーにのみオルタネートがあるが、Titling 以外とは組み合わせても多分大丈夫だろう。名前の meow は英語でネコの鳴き声を表現したもの。Rob は単に作者の名前である。

Category(s)
Design Date
2018
Designer(s)
Publisher

Groce

Groce

デコラティブなモダンローマンディスプレイ。基本はヘヴィウェイトのモダンローマンだが、ほぼすべての大文字に図太いスワッシュオルタネートがある。オルタネートの数には差があり、B や D にはないが、逆に H や L などにはかなり多くのバリエーションがあったりする。他、AO、KO、RO、OO にのみリガチャーがあり。ラグジュアリーな雰囲気の中にダークな怪しさもあり、アナスイ的なブランドなどにはマッチすると思う。残念ながら小文字はなく、1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

Tejuela

Tejuela

なんと読むのかよく判らない(笑)オールドスタイルローマン。一見普通のようだが、拡大してみると曲線部が部分的にカクっと直線になっているのが特徴的。チリのチロエという島に2~300年前の独特な様式の木造教会が159棟現存しており、そのうちの14棟が『チロエの教会群』としてまとめて世界遺産に登録されているそうだが、そこからインスパイアされたものとの事。曲線部がカクカクしているのは、木に彫った雰囲気を再現しているのかもしれない。ただ骨格は正統派のスタンダードで、x-ハイトも小さくクラシックな雰囲気満載でとてもかっこいい。個人的には大好きな雰囲気である。ちなみに名前のテフエラ?とは小さな木製の板の事で、日本で言う「こけら板」に相当するものらしく、チロエの教会はこの無数のテフエラに覆われている。4ウェイト。ただいま75%オフセール中。

 

チロエ島のアチャオ教会(Wikipedia より)

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Design Date
2019
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Publisher

American Mortar

American Mortar

カッパープレートゴシック風ディスプレイ。太めのコロコロしたプロポーションのサンセリフに刺々しいセリフが付いた、古き良きアメリカンテイストの書体。割とスイーツのパッケージや飲食店などによく似合うと思う。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイトのみだが、フィルがソリッドなものとアウトラインのものの2種がある。ちなみに MORTAR はモーター(motor)ではなくモルタル、つまり日本で言う漆喰の事。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)

Aeris

Aeris

優しめな雰囲気の本文用フレアセリフ。このテの代表といえば Optima だが、それに比べて威風堂々という感じはかなり弱く、また角が落とされてやや丸くなっており、目に優しく読みやすい書体となっている。A と B という2種のタイプがあり、B の方が若干ウェイトが重く、より小さく使うのに向いている。それぞれに Title という見出し用があり、またそれぞれにレギュラーとボールドの2ウェイトとイタリックがある。

Category(s)
Design Date
2010
Designer(s)
Publisher

FF Infra

FF Infra

ややx-ハイトが小さめでコンパクトな本文用ジオメトリックサンセリフ。小さいのに小さく使って読みやすいとうたっており、組んだ時の字の並びのリズムが一定で、確かにその通りかなという感じがする。字種が大変豊富で、なんと1000を超えている。数字や矢印が豊富にあり、サインとして使ってもいいのかもしれないが、ちょっと字幅や字間があるので個人的にはあまり向いている気はしない。イタリックもあって10ウェイトとビッグファミリー。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)
Publisher
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