Archive: September 2017

Space Colony

本日は宇宙の日。’92年、毛利衛さんがアメリカのスペースシャトル・エンデバーで宇宙へ飛び立った日だそうなのでこちらを紹介。昭和SFを思わせるレトロなディスプレイ。幅広のジオメトリックで字形は余分な所を極力省いており、角は大きめにRが取られている。なんで昔は「未来」っていうとこういう書体が用いられたのだろう。不思議である。作者は Yasashii と同じ方。6ウェイト。

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Design Date
2012
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Trade Gothic Next

本日は9.11。あれから16年とか何も中身が変わってない自分にちょっと目を背けたくなる年月が経っておりますが(笑)、あの悲劇を忘れないために世界貿易センタービル、World Trade Center の名にちなんでこちらの書体を紹介。1948年に制作されたややコンデンスなネオグロテスク。これといったクセもなく大変読みやすいため、かなり広く利用されている。こちらは2008年に小林章さん主導でリファインされたバージョンで、元のものとは細部が異なっている。どこが異なっているかは調べてくれ(手抜き)。一部記号類の形を変えたほか、字種やウェイトを増やしたとのこと。今から買うならこちらだが、Monotype サブスクリプションに入っているのでそちらを利用した方がいいだろう。

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Design Date
2008
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Rival Sans

スタンダードで読みやすい現代的なヒューマニストサンセリフ。イマドキの書体としてはややx-ハイトが小さいだろうか、そのためややシュッとしていてエレガントさも多少ある。J がベースラインより下がっているのも大変よろしい。何で「ライバル」なんて名前なのかは知らないが、他のスタンダードな本文用サンセリフに割って入りたい意図があるのかも知れないし、その実力(?)は十分ありそうな感じである。8ウェイト。ただいま85%オフセール中で3,000円程度。

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Design Date
2017
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Pompeijana

本日は35歳という若さで急死したK-1選手、アンディ・フグ(Andy Hug)の誕生日(1964年)。フグと言えば踵落とし(axe kick)だが何にもヒットしないので(笑)、出身のスイスにちなみ、同じスイス出身のアドリアン・フルティガーの書体を紹介。折角なので全然知られてないこちらを。カリグラフィーで言うところのラスティック・キャピタル(Rustic Capitals)という書体をフォント化したもの。需要がほとんどないのか、滅多にフォント化されることのない書体で、非常にレアである。1世紀頃からある非常に古い書体で、細長いプロポーションと強いコントラストが特徴。ブロードペンで書く時はペン先をほとんど垂直に立てる事が多いので、人差し指と中指の間にペンを持つと書きやすかったりするという、書き方さえも珍しい書体である。このフォントにはやや本体とは異質なボーダーフォントが付いている。

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Design Date
1992
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Kuro

本日「黒の日」だそうなのでこちらを。カウンターが広く可読性の良い(ちっとも黒くない)サンセリフ。ジオメトリックをベースにしながらそれにこだわることなく、かなりの調整が施されている。b や p などボウルとステムがくっついてる字などは、ステム部分をばっさり切り落として直線にしているのが特徴的。アセンダーも小さいがディセンダーはさらに極端に短く、行間をあまり取る必要がない。読みやすいかはともかく、詰めて組むことが可能になっている。8ウェイトあるが、イタリックはレギュラーウェイトのみ。

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Design Date
2011
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Linna

大文字のみのディスプレイローマン。通常このタイプはローマンキャピタル系のものが多いが、こちらはトランジショナルと呼べるだろうか。それもやや機械的なアメリカンな印象があるローマンである。見ての通り長いスワッシュの付いたオルタネートと、ちょこんとしたティアドロップが付いたオルタネートが入っている。あとリガチャーもちょろっと。ヘアライン部が完全にすっ飛んで消えてしまっている Stencil というタイプもあり、こちらの方が視覚的にはおもしろいだろう。作者はアフリカ系ブラジル人。そう言えばタイプデザイナーにアフリカ系はあまり見かけない。何でだろう?

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Design Date
2016
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Mariage

先日、秋篠宮夫妻のご息女・眞子様と小室圭さんが婚約の内定を発表された。twitter にも書いたが「婚約の内定」ってなんだろね…結婚の内定の事を婚約というのでは…。という疑問は拭えないがおめでたいのでフランス語で「結婚」の名を持つ書体を紹介。19世紀ヴィクトリア風のブラックレター。20世紀初頭にアメリカでデザインされたもののデジタル版である。まぁよくあるものでこれと言った特徴はないが、Linotype 版とは違いこちらの URW++ 版は、活版印刷のシルエットを再現したエッジがギザギザの Antique というバージョンがある。慣れないと読みづらいが、格調高いので名前の通り結婚式の招待状などにも。ちなみにフランス料理の世界でマリアージュと言えば、「料理とワインの相性」の事を言う。

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Design Date
1901
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Kiwi

本日は9.1でキューイチ→キューイ→キユゥイ→キィウィという事でキウイの日だそうな(強引)。っつーワケでこちらを紹介。ポップなスラブセリフディスプレイ。ベースラインもテキトーで、あんま考えることなくグイグイデザインしていった感じがするが、線の太さはほぼ揃えてあってバランスもよく取れており、実は高度なデザイン能力がないとこういう書体は破綻しやすい。これはよく整えられていると思う。リガチャー、というか字は繋がってないが2文字の組み合わせのグリフが160種ほどもあって、おもしろい文字組が楽しめる。キウイ以外のフルーツも入ったイラストアイコンが50点ほど収録された Kiwi Fruit というのがファミリーにある。

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Design Date
2016
Designer(s)
Publisher