Archive: February 2017

Gianduja

本日はバレンタインデー。というワケでイタリア・トリノ名物のチョコ菓子ジャンドゥーヤの名を持つ書体を紹介。手書き風味のよくある(笑)ミクスドファミリー。コンデンスタイプのサンセリフとクラシカルなローマン、モノラインのスクリプトとそれらに似合うアイコンイラストが揃ってる。ローマンは大文字のみだがソリッドとアウトラインタイプがあり、サンセリフはリガチャーが結構な数がある。ま、可愛らしいんじゃないでしょうか。ただいま30%オフセール中。
ちなみにジャンドゥーヤで有名な Caffarel 社の Facebook を見たが、バレンタイン向けと思しき記事が上がってた。他でも聞いたが、日本特有のチョコを贈るという風習が、韓国以外の海外でもじんわり広まってきてる模様。続けてみるもんだねぇ…。それはそうと筆者は絶賛チョコ募集中である。いつでもウェルカム。

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Design Date
2016
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Merick

柔らかく優雅なスクリプト。一見カッパープレートのようだが、どうも幅のごく細いブロードペンで書いてデザインされているように見える。傾きはほとんどなくアップライトに近い。スワッシュオルタネートはあるもののごくごく控えめで、ダイナミックさはあまりない。リガチャーは60種ほどとほどほど。ウェイトも1ウェイトと、とにかく全体的に「やり過ぎてない」スクリプトである。それだけに可読性もよく、シックで上品な印象がある。値段も $28 とお手頃。ただいま25%オフセール中。

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Design Date
2017
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Missale Incana

カリグラフィックなローマンディスプレイ。ローマンキャピタルがベースになっていると思うが、ブロードペンで書いたように手書きのニュアンスが若干残っており、さらにはインラインとなって、荘厳さとラグジュアリー感を併せ持った書体である。元は20世紀前半にドイツで活躍した Herbert Thannhaeuser のデザインした書体をリファインしてデジタル化したものだそう。名前の Missale とはラテン語で「典礼」の事だそうで、詳しくは知らないがカトリックでミサを取り仕切る役の事だそう。古い装飾写本の典礼書から起こした書体である模様。Incana は調べた所、イエメンのソコトラ島に分布するソコトラムシクイという鳥の学名らしい。グリフに鳥のアイコンが入っているのはそういう事みたい。ソコトラ島というのは初めて知ったが、なかなか独特な生態系を持っていて世界遺産になってるらしい。おもしろそう。

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Design Date
2004
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Comic Neue

本日は手塚治虫の命日で「漫画の日」だそうな。という事で、アメコミのフキダシに入る書体にインスパイアされて制作され、Windows に搭載されてそのあまりのダサさに酷評を受けた(笑)悪名高い Comic Sans を紹介しようかと思ったが、せっかくなのでこっちを。その Comic Sans を愛してやまないオーストラリア出身で日本在住のデザイナーが、Kickstarter で資金を集めて開発したのがこの Comic Neue である。Comic Sans より字形がすっきりと整理されて長文に耐えられるようになったほか、Light ウェイトが追加され3ウェイトとなり、さらにストロークの端が丸じゃなく切り落とされて四角くなった Angular というバージョンもあり、これらがすべてフリーで配布されている。なんという太っ腹。商用利用も可だそうである。じゃんじゃんダウンロードして利用していただきたい。

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Design Date
2014
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Wayfinding Sans Pro

「道案内」の名を持つサイン用途に特化したサンセリフ。いろんな国のサインを研究して作り上げた書体のようで、それぞれと比較しながら色々と工夫が施されている。具体的にどれがどうとはここでは挙げないが、興味があれば詳細を記した PDF が配布されてるので、そちらを参照して欲しい。ウェイトはレギュラーとボールドの2種しかないが、幅はコンデンスとエクステンドと計3種、またすべての書体に “N” という記号が付いたバージョンがあり、これはネガティブ、要するに濃い地に白抜きにした時に同じウェイトに見えるように調整されたバージョンである。一般的には白抜きにするとほんの少し細く見えるので、それが調整されている。あと Wayfinding Sans Symbols という、空港や駅などに便利なピクトグラムが別にある。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2012
Publisher
FDI

Warnock

トゲトゲしく鋭い感じのするちょっと変わったローマン。骨格そのものは割とスタンダードなオールドスタイルだが、セリフがナイフのように鋭く、コントラストもやや強めで目に刺さりそうな書体である。印象としてはモダンローマンに近いだろうか。作者は Adobe 所属の名デザイナーで、ビッグファミリーをよく作る。これもオプティカルになっており、レギュラーとキャプション、見出しと小見出し用があり、それぞれ4ウェイトずつ。ほか、キリル文字とギリシャ文字もサポートしている。名前は Adobe の共同設立者の一人、John Warnock から取ったそうな。

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Design Date
2000
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Matcha

本日は抹茶の日。何でも湯を沸かす茶道具の風炉(26)から来てるらしいが、なら「風呂の日」じゃんとか思うけどそれはさておく。そのものズバリの名を持つミクスドファミリー。柔らかなアップライトブラッシュスクリプトと、対象的なかっちりしたモノラインのスラブセリフがある。スクリプトの方はまぁよく見るタイプだが、スラブセリフの方がなかなかおもしろい。ジオメトリックベースだが、x-ハイトが小さくエレガントさがちょっとあり、字形も結構ファンシーで割りと筆者は好きである。ただいま30%オフセール中。
そう言えば「YOUは何しに日本へ?」で、かなりの数の外国人が抹茶味のキットカットを箱買いしていくのを見た事がある。ハワイのマカダミアナッツ並に日本土産のド定番となっているそうだ。 matcha って世界中で好まれる味になったんだねぇ。

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Design Date
2016
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Badinerie

本日は節分。一般的には豆まきするだけだが、意味的には季「節」の「分」かれ目の事であり、本日の場合は立春の前日、という事になっている。のでまぁ、お花感満載の書体を紹介する。ガーリーなアップライトスクリプト。気の抜けたほわ~んとした柔らかいスクリプトをベースに、ハートマークを散りばめた Love、花を散りばめた Flower というファミリーを持っている。サンプルが見づらくてアレなのだが、細い書体にドロップシャドウを考えなしに付けると台無しになるという典型である。どうしても付ける場合は、距離やボケ具合をかなり吟味しなければならない。デザイナーの方はよく覚えておくように(笑)。ただいま50%オフセール中。ちなみに名前のバディヌリーとは、バロック音楽の一ジャンルの事らしい。

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2017
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Groundhog

本日は北米では Groundhog Day(グラウンドホッグデー)と呼ばれ、毎年この日に地リスの一種、グラウンドホッグが地面から出てきて春の訪れを告げるとされてるそうな。この動物を使って、ドイツW杯の時のタコのパウル君よろしく占いをするそうで、それにより春が早く来るかどうかを占うらしい。その名前を持ったステンシルタイプのラウンドサンセリフディスプレイ。あまりそのう…よろしくはない書体だが(笑)まぁ今日はこの日の紹介をしたかったので。
ちなみにグラウンドホッグは別名 woodchuck(ウッドチャック)と呼ばれ、これを使った早口言葉(マザーグースかな)がある。chuck には「放る」という意味があり、「ウッドチャックは木 (wood) をどれだけ放れるか (could chuck) ?」みたいな歌である。筆者はこれを英会話教室に通っている時にやらされた記憶がある。ただ読むのではなくちゃんとリズムがあるのだが、文章だけでは伝えられないので気になった方は検索してくれたまい。歌詞は以下の通り。

How much wood could a woodchuck chuck,
If a woodchuck could chuck wood?
As much wood as a woodchuck could chuck,
If a woodchuck could chuck wood?

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Magiel Pro

おもしろい字形のディスプレイサンセリフ。ポーランド人民共和国時代(現在はポーランド共和国)の古い広告からインスパイアされたとある。極細ヘアラインの Thin とヘヴィウェイトの Bold があるが、とにかく字形がおもしろい。見たところ正方形がベースになっているようで、基本的にはその中に収まるようにデザインされているが、g とかは極端に変形している。コミカルで可愛らしい書体。Warsaw Type Project というワルシャワの古い書体のリバイバルプロジェクトがあって、そこでできた12書体の内のひとつだそうだ。サイトから一部はフリーでダウンロードできるので、ぜひご覧いただきたい(英語ページは未完の模様)。

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Design Date
2017
Designer(s)
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