Monotype

Archive: 2016

Trivia Slab

Trivia Slab

沖縄本島で観測史上初の雪(みぞれだけど)が観測されたが、全然関係ない書体を紹介(笑)。可読性の良いスラブセリフ。カウンターやx-ハイトが大きめで、本文サイズで読みやすくなっている。字種がかなり豊富で汎ヨーロッパはもちろん、ギリシャ文字とキリル文字もサポート。数字も各種揃っている。作者はチェコの優秀なタイプデザイナーで、さすがといった所。7ウェイト。トリビアの泉、好きだったなぁ…。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

Neue Haas Unica

Neue Haas Unica

Linotype が2015年にリリースされた書体の人気ランキングを発表したが、その1位の書体がコレ。1980年に Haas 社からリリースされた Haas Unica を、日本人タイプデザイナー・大曲都市さんがリニューアルしたもの。「Univers の心と Helvetica の魂を持った書体」と評されている。らしい。元の書体を知らないのでどうリニューアルされたかは比較できないが、こちらに細かく説明されているのでご興味のある方はどうぞ。9ウェイト。
どうでもいいけど、『もじ部』を読んで初めて知ったのだが、大曲さんだいぶ年下だった…びっくり(笑)。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

GL Tetuan

GL Tetuan

コンデンスなディスプレイスラブセリフ。A のバーや W の中央の山が低く、可愛らしいプロポーションをしている。字種が多く、ギリシャ文字とキリル文字の他、グルジア文字も持つかなり珍しい書体である。3ウェイトあるが、なぜか S/M/L で表現されていて、L が一番太い。Cursive というイタリックが一応あるが、ちっともカーシブではなくオブリークタイプである。名前はモロッコにある世界遺産にもなった街の名前から。ただいま80%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Valentia

Valentia

一風変わったカッパープレートスクリプト。ストロークを見るとカッパープレートなのだが、字形はどっちかというとイタリック風味が強い。大文字はベースラインの下にはみ出しており、小文字を囲い込むような形をしている。大文字のオルタネートにはローマンタイプもあり。これからバレンタインに向けて、こんなスクリプトもいかがだろうか。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher
Tony Seddon / Thames & Hudson / 2015年
Type Team: Perfect Typeface Combinations

149のシチュエーションに合わせた書体の組み合わせを提案した本。例えば「Mid-century Living Room」という項目では MeliorUniversForza という組み合わせを、また時事ネタを持ってくると「May the Face be With You」という項目では AcropolisMuseoAvenir という組み合わせを提案している。よく「同系書体の組み合わせは避けよう」と教科書には載っているが、サンセリフ+サンセリフとか結構あって、著者はさほど気にしてない模様。サブタイトルからなんかちょっと限定的な感じがするが、著者はあくまでも「提案」だとしているので、欧文書体の取り扱いに困っている初心者は取っ掛かりとして、そうじゃない人も参考程度に眺めてみてもいいんじゃなかろうか。新たな発見があるかもしれない。単純に書体見本としてもおもしろい。ちなみに著者のサイトはこちら

Allioideae

Allioideae

大文字と小文字のサイズに極端な差があるディスプレイサンセリフ。極細ウェイトのモノラインサンセリフで、キャップハイトがx-ハイトの5倍ぐらいあって、アセンダーもそれぐらいある。基本的な文字のプロポーションは正方形に近く、そのためかなりコロコロしてて可愛らしい。Dot という大文字にドットが3個どこかに飾りとして付いているバージョンと、Stencil というその名の通りステンシル、Stencil Dot という両方を合わせたバージョンがある。名前はヒガンバナの一種の事らしい。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Andes Rounded

Andes Rounded

コロコロした雰囲気のサンセリフ。全体的に丸っこく、ステムがベースライン付近でちょこっと曲がっており、それがなんか可愛らしい。10ウェイトとビッグファミリーで、このセットにはイタリックは含まれていないが別にあり、ほか UprightCondensed がある。Upright と Rounded の違いは角が丸くなっているかどうか。正直かなり拡大しないと判らないが(笑)、作者は Rounded の方はディスプレイと位置づけているようである。まぁでも本文で使っても問題ないと思う。Rounded はただいま30%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Averes Title Roman

Averes Title Roman

モダンローマンからセリフを取り除いたようなディスプレイサンセリフ。ステムは基本的に縦画が太く横画が細くなっている。大文字だけのディスプレイだが見ての通りかなり多くのリガチャーを持っており、おもしろい組版が楽しめる。ウェイトは3つあるが他の2つはレギュラーより細くなっており、よりエレガントになっている。高級ブランドなどに重宝するだろう。ただいま50%オフセール中。セールの表示がエレガントじゃないのが残念…。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Local Brewery

Local Brewery

「ご当地ビール醸造所」という名のモノラインスクリプトとサンセリフのデュオ。ビールに似合うよう、優雅さよりはカジュアルさ重視の雰囲気を持つ。無印を One とし、あと Two から Five まであって、One から Three までがスクリプト、Four と Five がコンデンスなサンセリフとなっている。スクリプトは Bold と2ウェイトバージョンがあり、Three と Five はステムがラフに塗りつぶされている。サンセリフは小文字がない。あと正直 One と Two の違いがよくは解らない(笑)。なんだろうな…。ただいま30%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher
雪朱里+グラフィック社編集部(編) / グラフィック社 / 2015年
もじ部 書体デザイナーに聞く デザインの背景・フォント選びと使い方のコツ

雑誌『デザインのひきだし』に連載されていたタイポグラフィに関連する記事の単行本化。毎回タイポグラフィやタイプデザイナーの専門家の講師を呼び、デザイナー4、5人に講義をするという内容。欧文の専門家からは小林章さん、マシュー・カーターさん、大曲都市さんらが登壇。他にも各フォントメーカーから名だたるデザイナーの皆さんが登場。大変面白いので文字好きはぜひ。

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