Archive: July 2015

New Horizon

昨日から引きずって、惑星探査機と同じ名前の書体を紹介。見ての通り堂々とした碑文系のタイトリング。コントラストが強めで、サイズが小さいと細いステムがヘアラインになってしまうので、30pt 以上での使用が推奨されている。オルタネートは Y だけにある。数字は一応オールドスタイルがあるが、小文字がないのであんま出番はなさそう。どうでもいいが、「ニューホライズン」て英語の教科書あったよね?

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Design Date
2001
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Pluto

惑星探査機のニューホライズンズが冥王星(Pluto)に最接近したという事でコチラを紹介。元々プルートとはローマ神話の冥府の神の事だが、この恐ろしげな名からは程遠い印象の可愛らしいサンセリフ。もっとも作者はこれをサンセリフとは位置づけてないようで、これとは別に Pluto Sans が存在する。ここで紹介する Pluto は、セリフというにはちょっとなんか違う、ふにょっとしたごく小さなスワッシュがちょこんと付いていて、ほんのり手書き感が残っている。これが純粋なサンセリフではないとしているのだろう。基本的にはx-ハイトの大きなジオメトリックである。コンデンスタイプもあり、それぞれ8ウェイトある。先に挙げた Pluto Sans と Pluto ItalicsPluto Sans Italics もそれぞれ同じファミリー展開で、計64種と大ファミリーになっている。

Category(s)
Design Date
2011
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Publisher

Helga

普通のボールペンか万年筆で書いたようなスクリプト。一見ただの人が普通に書いたようだが、実は能書家でないとなかなか難しいスタイルで書かれている。このテのスクリプトはスピード感があふれているのでシャッシャと書いてるように勘違いするが、実際はゆっくり書かないとこうはならない(笑)。とは言っても全体的にゆっくりで書くかというとそうではなく、ループの部分などは瞬間的にシャッと書いてる。そのシャッと具合も全力だとすんごいブレるので、全力の7割程度のスピードでシャアーッと…シャが多いな(笑)。オルタネートは小文字にターミナルレターがある程度で、そんなにない。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2009
Publisher

Garden

ちょっとバリエーションが少なめなマルチスタイルファミリー。やっぱり全体的に手書き風で、モダンローマンとスラブセリフがあり、ほかブラッシュスクリプトもあるが、こちらは単語単位でひとつのグリフになっており、自由に組めるワケではない(なんでだ?)。オーナメント類は名の通り植物がモチーフになっており(元々そういうもんだが)、アイコン類も鉢が充実している。モダンローマンの方は Pro 版と Std 版がある。作者がブラジルに行った時、その自然と雰囲気にインスパイアされてデザインしたものだそう。

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Design Date
2014
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Publisher

Saphir

本日台風まっただ中の沖縄だが、まったく関係ない書体を紹介する(笑)。先ごろ亡くなられた Hermann Zapf さんデザインのディスプレイ。超極太のモダンローマンのステム内に文様が刻まれている。多分「サファイア」と発音するんじゃないかなと思うが、宝石の sapphire とはスペルが違う。けどなんかキラキラ具合が宝石っぽいなと思わせる書体である。ざっくりと「モダンローマン」と紹介したが、セリフ部分は手書き感が満載である。1ウェイト。

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Design Date
1953
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Publisher

Jules

コントラストの強いモダンローマン。x-ハイトが大きくややプロポーション的には本文向きのようだが、あまりにもちょっとヘアラインが細いので多分本文には向いていない。コントラストの弱い方から Big、Colossal、Epic と種類があり、Epic のヘアラインの細さはハンパではない。それぞれに5ウェイトあり、イタリックは傾きが強く、大文字にスワッシュの付いたものとないものがある。

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Design Date
2015
Publisher

Galano Classic

ちょっとだけヒューマニスティック寄りにしたジオメトリックサンセリフ。元々ピュアなジオメトリックの Galano Grotesque を、a や g のデフォルト字形を2階建てにする、ややヒューマニストな字形をオルタネートに持たせるなどしてちょっとヒューマニスティックにしたバージョンである。アセンダーやディセンダーも多少長くなっているだろうか。印刷ではなく電子機器のディスプレイにマッチするよう制作したそうだが、無論印刷用途でも使用可能。この微妙な変化はパッと見ではちょっと判らないだろうが、書体好きには「おっ?」とか思ってもらえる書体かなと思う。筆者は結構好きである。11ウェイト。Pro 版はもちろん、Office 等の異体字切替機能のないアプリでも使えるよう Std 版もある。

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Design Date
2014
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Publisher

Artica Rough Pro

ラフなラインが魅力的なキャピタルディスプレイ。線は見ての通りラフに描かれているが、骨格そのものはかなりきちんとしており、碑文系のプロポーションを感じるものになっている。多分コーラペンあたりで丁寧に書くとこうなるかなという感じ。小文字はないがスモールキャップスで、あとオルタネートとリガチャーがかなり豊富にある。キリル文字もサポート。1ウェイトしかないが、元々は Artica というフレアセリフのラフディスプレイバージョンらしい。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2015
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Publisher

Carmencita

手書きオープンフェイスローマンディスプレイ。ガタガタしたラインが賑やかな雰囲気を持った書体。どの文字も微妙に形が違うオルタネートを持っており、ガタガタ具合が一定にならないように組むことができる。小文字はなくスモールキャップスで、こちらはなぜか上下にラインが付いている。オーナメント(主にブレース)と接続詞などの短い単語がひとつのグリフに入った Ornaments がファミリーにある。あとオープンフェイスのステムをラフに塗りつぶした Bold タイプもあり。

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Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Balmoral

割と有名な古き良きカッパープレートスクリプト。全体的にやや傾きが弱く、大文字には派手なスワッシュが付いている。最近の書体に多い大量のオルタネートもなく、今となってはちょっと古い印象があるのは否めないが、それだけにフォーマル用途には使えるいい書体だと思う。サンプルイメージがまた洒落てる。Fonts.com は古い書体にはおざなりなサンプルしかないが(笑)、これはいい。

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Design Date
1978
Designer(s)
Publisher
ITC