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Archive: May 2015

Sensual

Sensual

正統派カリグラフィックイタリック。…に見えるが、傾きはやや弱く、文字同士のコネクションも取れてない。しかもオルタネートもほとんどないという、なかなか最近のスクリプトには珍しい書体(笑)。それでもまぁ、割といい書体ではないかと思う。2ウェイトあり、文字にオルタネートがない代わりにオーナメントが結構充実している。

Category(s)
Design Date
2009
Publisher

Bango Pro

Bango Pro

ヘビーウェイトのサンセリフディスプレイ。一見普通のサンセリフのようだが、よくよく見るとベースラインが揃っておらず、ちょっと小躍りしているように見える。A, E, M, N が小文字型のオルタネートを持っており、ユニケースとしても組めるようになっている。コロコロとしてなかなかかわいらしい書体。やっぱりちょっと子供向けだろうか。1ウェイトのみでイタリックもなし。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

MxMy

MxMy

アール・デコ調(?)のディスプレイ。ロシアの構成主義にインスパイアされたとあるが、そうかな…まぁいいや。基本的にコンデンスな書体だが C や O などは正円に近く、字幅に大きな差がありリズムに変化があっておもしろい(コンデンスなオルタネートもありはする)。部分的にステムの端が膨らんでいてセリフっぽくなっている。全体的にモダンな雰囲気があってカッコいい。ファッション誌などに向いてるだろう。Mx と My があり、My の方がコントラストが強く、さらにスワッシュの付いたオルタネートがある。ロシア産らしくキリル文字もサポート。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Maestrale

Maestrale

なんかちょっと変わったスワッシュを持つヘビーウェイトのディスプレイローマン。ベースはモダンローマンだが、見ての通り、カリグラファーがいうスワッシュと呼ぶには中途半端なものがにゅよんと付いている。ちょっとまぁ目先が変わっておもしろいんじゃなかろうか。Illustrator の機能を使えば半自動で字形を選んでくれる Pro 版と、あくまで手動で選択する Manual があり、スワッシュの付いていない Text とその Italic、ややカーブを帯びたアップライトの Cursive がある。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Auxilia

Auxilia

ちょびっとだけヒューマニストのテイストを持ったジオメトリックサンセリフ。通常、ジオメトリックだと a や g は1階建てが普通だが、これは2階建てをデフォルトとしている(1階建てはオルタネート)。あとポッキリ折れたちょっとしたセリフっぽいものがちらほら。少々個性的だが、読みやすくはあると思う。字幅の狭い Condensed もあり、ノーマル幅とそれぞれ5ウェイトある。イタリックはイタリックじゃなくオブリーク。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

PF Monumenta Pro

PF Monumenta Pro

久々に紹介する碑文系ローマンディスプレイ。やや碑文風味は薄れ、普通のローマンに近い字形が多い。一部の文字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある他、ファミリーにはハイライトと影を付けて彫刻風味を持たせた Shaded と、その白黒を反転し金属風味を持たせた Metalica がある。小文字はないが、ギリシャ文字とキリル文字をサポート。

Category(s)
Design Date
2002–6
Designer(s)
Publisher

ITC Chino Display

ITC Chino Display

クリーミーなぬちょっとしたディスプレイ。ITC Chino のファミリーとして制作されたものらしいが、ITC Chino の方は割とスタンダードなサンセリフ。比べてこちらは筆で書いたような少々手書き感のあるものとなっている。a, k, g, s は2種のグリフを持っていて、特に s はデフォルトで筆記体風になっており、おもしろいアクセントになっている。スィーツのパッケージ等によく似合いそうな書体。

Category(s)
Design Date
2009
Publisher
ITC

Sant’ Elia Script

Sant’ Elia Script

ややアメリカンテイストのあるポップなモノラインスクリプト。ラインの塗りつぶしがノーマルなものとラフなもの2種あって、ラフな方はラフさ加減が弱いものから荒いものまで3種類ある。ウェイトは6種類あるが、当然ながら太いウェイトを大きく使った方がラフさを感じられるので、ラフな方を使う時はそうした方がいいだろう。糸のように細いものもあり、最近の流行りもちゃんとカバーしている。もちろんスワッシュやリガチャーも豊富。現在72%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)

Albertus

Albertus

割と有名な書体だが筆者が好きなので紹介する。元は作者が銅板に浮き彫りするためにデザインした書体らしいが、それを Stanley Morison が活字にしてはどうかと提案し、できあがったものらしい。全体的に字幅が細めで、ストロークに太細の差が弱く、末端部分は広がってセリフのようになっている。見本帳によっては Serif に分類されてることもある。クラシカルな雰囲気があって、とても好きな書体である。古いパブとかに合いそう。名前は今調べたら、ドイツにアルベルトゥス・マグヌスという神学者がいたらしい。作者はドイツ人なので、ここから取ったのかな。ファイルフォーマットは Std 版と Pro 版があって、グリフ数が違う。購入の際は注意。

Category(s)
Design Date
1938
Designer(s)
Publisher

Sinffonia

Sinffonia

一応スクリプトと分類したけどちょっと迷うスクリプト。本来はライトウェイトのスラブセリフイタリックなんだろうが、スクリプトらしい優雅なスワッシュの付いたオルタネートが大変豊富。x-ハイトやカウンターが大きめで可読性は良い。モダンな雰囲気なので、優雅なスクリプトは使いたいけど雰囲気がクラシック過ぎてちょっとなー、という場合に選択肢のひとつとして使えると思う。ファミリーが5種あるように見えるが、OpenType 版は他の4つを内包しているので、異体字切り替え機能のあるアプリならこれひとつで済む。ただいま35%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2014
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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