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Tag: #traditional

Griffon

Griffon

カッパープレート風味を持つディスプレイローマン。Mac には標準で搭載されている Copperplate Gothic と同系統の書体である。Aviano を紹介する時も書いたが、カッパープレートにはこういった書体もある。名刺や招待状など、かしこまった用途に小さく使うとカッコいいが、最近は URL やメールアドレスなど、小文字が必須なケースがあり、スモールキャップスしかない書体ではどうしようか苦労する(笑)。まぁ似合う別の書体で組めばいいんだけど、なかなかね…誰かいい組み合わせ教えてくれ。名前はヨーロッパに広く伝わる伝説上の幻獣の事で、見ての通り上半身はワシ、下半身はライオンというもの。勇ましい姿が人気で、紋章のチャージやサポーターなどによく登場する。ちなみに書体の作者は名古屋在住の日本人。5ウェイト。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Vatican

Vatican

ローマンと言っていいのかスクリプトと呼ぶべきか迷う書体。大文字だけ見ればローマンのイタリック、小文字だけ見ればカリグラフィックイタリックという感じで、双方のコンバイン的な、なかなかおもしろい書体である。残念ながらスワッシュオルタネートやオーナメント類はなく、「ヴァチカン」の名の通り、いたって生真面目。サンプルイメージは聖ペテロの3つの鍵の話で、これはイエスから渡されたものだそう。ちなみに聖職者の紋章はチャージ(盾の中の図柄)に鍵を用いたものが多い。多分これに倣ってるのだろう。3ウェイト。

Category(s)
Design Date
2005
Designer(s)
Publisher

New Horizon

New Horizon

昨日から引きずって、惑星探査機と同じ名前の書体を紹介。見ての通り堂々とした碑文系のタイトリング。コントラストが強めで、サイズが小さいと細いステムがヘアラインになってしまうので、30pt 以上での使用が推奨されている。オルタネートは Y だけにある。数字は一応オールドスタイルがあるが、小文字がないのであんま出番はなさそう。どうでもいいが、「ニューホライズン」て英語の教科書あったよね?

Category(s)
Design Date
2001
Designer(s)
Publisher

Garibaldi

Garibaldi

正統派っぽいが正統派ではないローマン。プロポーションは大変美しくまさに正統派だが、エレメントにカリグラフィーのテイストが組み込まれており、ヴェネチアンのようなそうでないようなハイブリッドな書体である。クラシックなテイストがあって大変筆者好み。以前紹介した Essay Text に似た雰囲気を持っている。アクセントやリガチャーが豊富で、80言語をフォローしている。4ウェイト。ただいま67%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
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PF Monumenta Pro

PF Monumenta Pro

久々に紹介する碑文系ローマンディスプレイ。やや碑文風味は薄れ、普通のローマンに近い字形が多い。一部の文字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある他、ファミリーにはハイライトと影を付けて彫刻風味を持たせた Shaded と、その白黒を反転し金属風味を持たせた Metalica がある。小文字はないが、ギリシャ文字とキリル文字をサポート。

Category(s)
Design Date
2002–6
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Publisher

LTC Goudy Thirty

LTC Goudy Thirty

今日は30日、という事で30という名の書体を紹介。ゴシサイズドローマンというゴシック(ブラックレター)とローマンのハイブリッド書体である。結構珍しく見えるが、実は活版印刷が普及しだした頃からこのテの書体はすでにあったりする。Goudy がデザインしたものの諸事情によりお蔵入りになったらしく、本人が亡くなって6年した後の1953年にリリースされたそうな。30 (thirty) というのは新聞業界用語で「物語の終わり」を意味するとか(ホントか?)。いくつかの字はオルタネートがある。Pro 版は P22 のサイトでしか購入できない。注意。

Category(s)
Design Date
1942
Designer(s)

Centaur

Centaur

ヴェネチアンの代表的なローマン。このブログではあまりメジャーなものは紹介してないが、これはメジャーな中でもマイナーな方(?)なので紹介してみる。15世紀イタリア(出身はフランス)のプリンター、Nicolas Jenson の書体を Bruce Rogers が現代に蘇らせたもの。Nicolas Jenson についてはタイポグラフィの教科書を開けばたいてい名前が出てくるので、興味のある方は調べて欲しい。この書体はx-ハイトが小さくて、他の書体の感覚で 9pt とかで組むと結構小さくて困ったりするが、クラシックな雰囲気満載で味があって、筆者の大好きな書体のひとつである。イタリックは確かデザイナーが違ったはず… Arrighi とかじゃなかったかな。この書体に合うものとして採用されたらしい。名前のcentaur とはケンタウルスの事で、同名の書籍をこの書体で組んだ事から名を取ったそうである。

Category(s)
Design Date
1928–30
Publisher

Neacademia

Neacademia

やや古風で美しいスタンダードローマン。15世紀イタリアのパンチカッター、Francesco Griffo が Aldus Manutius の注文を請けて作った書体にインスパイアされたとある(この辺のスタイルを Aldine と呼ぶらしい)。全体的にほんのちょっぴりだけ前傾している感じがするのは目の錯覚っぽい。その方が目の流れに沿っているので読みやすいとかいう意見を何かで読んだが、まぁそうなのかも知れないねというのが筆者の印象(笑)。字種は豊富で、キリル文字もサポート。この書体もウェイトという概念ではなく、使用サイズにより使い分けられるよう、本文向きの Text と見出し用の Display がある。つい最近、Subhead という中間のものも作られた模様。作者によると、今年は Aldus Manutius 没後500周年にあたるとか。新しく Aldine な書体がいくつか作られるかもしれない。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)
Publisher

Andron 2 EIR Corpus

Andron 2 EIR Corpus

本日 St. Patrick’s Day(略してセンパト。この祭りについては EF Gandalf を参照)なのでインシュラー(insular。ラテン語で「島の」の意)体を紹介。去年も書いたがこの書体のフォントはかなり数が少ないが、今年になってこれが発表された。MyFonts には長文のサンプルがあるが、長文を組むにも全然問題ないレベルで完成度が高い。ファミリーにはこの書体には珍しくイタリック(?)があり、ほか、Bold にスモールキャップスとユニケースがある。グリフにはご丁寧にシャムロック(三つ葉のクローバーみたいなヤツ。アイルランドを象徴する植物)もあり。日本でも近年このセンパトパレードがあちこちで催されるようになっては来たが、まだハロウィンのように大規模にはなっていない。けどもうちょっとで火が点きそうな気配はある。アイリッシュがもっと世間に広まればいいな。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Canciller

Canciller

カリグラフィーの世界で chancery チャンセリーと呼ばれる タイプのスクリプト。イタリックとどう違うのかというと、う~ん…(笑)。まぁ筆者個人の感覚で言うと、スワッシュやフローリッシュなどの遊びが少なく、コネクション(繋がり)もないものかなーという感じ。chancery とは公文書館という意味で、その辺で用いられた書体なのでこういうかっちりしたものになっている。この書体の名前もスペイン語で「首相」とか「大臣」とかそんな意味らしい。そういうお堅い書体なので、オルタネートはなし。6ウェイト。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2012
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
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