Tag: #oldstyle

Tara

ちょっと変わったデザインの本文用オールドスタイルローマン。この辺は正直間違い探しレベルで、詳しくない人が見ても「どこが違うねん」ではあるかと思うが、セリフの形が変わってて結構面白い。グリフもややシステマチックで堅い感じはあるのだが、長文を組んでみると意外と柔らかい雰囲気があって驚きである。本文用なのでスモールキャップスがあり、数字もライニングとオールドスタイル、上付き下付き全部揃っている。イタリックはカリグラフィー風味が少々強めでクラシック。ひと目で気に入った書体である。作者はオランダで学んだメキシコ人女性だそうだ。4ウェイト。名前は何から取ったんかな…アイルランドに「タラの丘」という場所があるが、それ?

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Design Date
2017

Michelangelo BQ

本日は「ケロケロ」で「かえるの日」だそうだ(なんのこっちゃ)。てなわけでムリクリちなんでこちらを紹介。カリフォルニアの有名なワインに Frog’s Leap というのがあって、そのラベルに使用されている(と思われる)書体である。ローマンキャピタルタイプだが、多分にカリグラフィックな要素を含んでいる堂々とした書体。大文字のみでスモールキャップス。作者はかの巨匠 Hermann Zapf。この書体は Palatino が小林章さんによって Palatino Nova に改刻された際、Aldus や Sistina などのコンセプトが似た書体と一緒にディスプレイ用としてファミリーに組み込まれている(Palatino Nova Titling)。その際、リガチャーなどのグリフが追加された模様。

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Design Date
1950
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Times New Roman

昨日5月6日は英国のタイポグラファー、スタンリー・モリソン Stanley Morison の誕生日(1889)。で、氏が開発に関わったこの書体を紹介。このブログではあまり有名所は紹介してないのだが、これはメジャー中のメジャー書体、トップオブメジャーである。ゆえに中途半端な紹介文を書くと山程ツッコミが飛んでくるので最低限に留める(笑)。英国紙 The Times のために開発された書体で、Monotype で開発された本書体と、後に Linotype に移植(?)された Times があり、双方の機械の組版方式の違いのためか(多分違うが)、デザインがほんのり微妙に異なっている。前者は Windows、後者は MacOS に標準搭載されたため、おそらく一般人の使用した書体としては世界一の利用率ではないかと思われる。名前は先に開発された方が New が付いているというややこしいものだが、この New は「The Times が使う新しい書体だよ」という意味で使われたんではないかと思う。この書体は Times Europa、Times Millennium、Times Classic とちょいちょいアップデートされ、今でも The Times で使用されている模様。現在のものは Times Modern という名前のようだ。とまぁここまでにしておき、あとは Wikipedia でも参照してくれ(笑)。

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Design Date
1932
Publisher

Minion Pro

本日は「フォントの日」。2017年に Adobe が登録申請した4月10日の「フォントの日」が、日本記念日協会に登録されたそうな。筆者の勝手なイメージだが、Adobe と言えば欧文ではこの書体(か Myriad)なので紹介したい。とはいえ、Adobe の製品を買うと大抵これも付いてくる(はず)ので、デザイナー諸氏にはお馴染みだろう。非常に可読性の良い、ルネサンス後期風の正統派オールドスタイルローマンである。この作者の書体は大体ビッグファミリーで、これもまぁかなりのバリエーションがある。オプティカル対応で字幅もいくつかあり。字種も大変豊富で、ギリシャ文字とキリル文字をサポートしており、1700弱のグリフがある。スクリプト以外でここまで字種があるのもスゴい。Typekit にもありはするが、デスクトップへは一部しか同期できないので、フルファミリーは購入する必要がある。

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Design Date
1990–2000
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Sabon Next

本日はドイツのタイポグラファーでカリグラファーであったヤン・チヒョルト Jan Tschihold の誕生日(1902)。チヒョルトは少ないながら書体もデザインしており、これがそのひとつで、Garamond をベースに新しい解釈を加えてデザインしたもの。を、さらにフランスのタイプデザイナー、ジャン・フランソワ・ポルシェ Jean François Porchez が改刻したもの。ポルシェ氏は改めて Garamond と Sabon の活字を見直してリファインしたそうで、Garamond より Garamond っぽくなっている(?)。x-ハイトが小さめなところがクラシカル。もちろん Pro 化され、オルタネートやリガチャーが増えた。6ウェイト。Monotype サブスクリプションに入っている。

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Design Date
1967/2002
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Elisetta

セリフが特徴的なディスプレイローマン。骨格はスタンダードなオールドスタイルだが、ぐっと反り返ったセリフが目につくおもしろい書体である。イタリックはかなりカリグラフィックで、オルタネートが豊富にある模様。楽譜に似合うように作ったとかで、十分とは言えないが楽譜用の記号類も若干用意されている。3ウェイトあるが、イタリックはレギュラーウェイトしかない。他、コントラストの強い Display があり、こちらにはスモールキャップスもあり。ただいま50%オフセール中。筆者は多分買う(笑)。

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Design Date
2018
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Paciencia

しゃくれた a が特徴的なオールドスタイルローマン。a の他にも、セリフのない c やティアドロップのない y のディセンダーなど、ちょっと変わった字形が多い。イタリックは手書きのカリグラフィー風味が多分にあり、傾きも強い。オーナメントもブロードペンでデザインされており、やや大きめ。骨格は正統派で字種も大変豊富だが、どっちかというとディスプレイ向きかなと思う。名前はポルトガル語でトランプゲームの「ソリティア」の事らしい。4ウェイト。

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Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Cormorant

バレンタインも終わったという事で通常運転に戻る。美しい Garamond 風味の正統派オールドスタイルローマン。腰高でカウンターを絞り、優雅な雰囲気を持った堂々としたローマンである。レギュラーの他、腰を落としカウンターを広めにした Garamond、やや手書き風味の Infant、字形の大小が混ざった Unicase、イタリック風味を持ちながら傾きがない Upright とバリエーションがあり、レギュラーと Garamond、Infant にはイタリックも用意されている。キリル文字もサポートしており、さらにそれぞれに5ウェイトずつとビッグファミリー。これだけあってなんと無料であり、Google Fonts で Web フォントとして利用できる他、ダウンロード・インストールして使うことも可。高級靴の Crockett & Jones のサイトで使用されており、非常に良い雰囲気を醸し出している。ちなみに名前は鵜飼いで有名な鵜(ウ)の事。
※後で気づいたけど本記事が1000件目です。パチパチパチ

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Design Date
2015
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Landa

版画で彫ったようなローマン。プロポーションはスタンダードなオールドスタイルで、小さいサイズだと一見普通だが、拡大すると見ての通りエッジがものすごくガッタガタ。15世紀ヴェネチアのレタリングにインスパイアされたとある。なんとなくコンセプト的に小林章さんの Conrad に似ているかなーという感じ。ディスプレイっぽいが本文用を想定して設計されているようで、必要な字種はバッチリ揃っていて可読性もよく、x-ハイトも小さくて意外とエレガント。6ウェイト。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2017
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Apollo

本日はアポロ11号による月面着陸の日(1969年)。てなワケでそのものズバリの名を持つ書体を紹介。Frutiger によるスタンダードなオールドスタイルローマン。拡大してみると結構字幅が広めでどっしりとしているが、本文サイズだと多分これぐらいの方が読みやすいのだろう。名人の作らしく奇をてらった所はないが、ウェストを絞ったステムが伸びやかで均整が取れている。イタリックも美しく、カリグラファーでもあった Frutiger のセンスが活かされている。ウェイトは Regular と SemiBold のみで、SemiBold にはイタリックもないという潔さ。その代わりオールドスタイル数字やスモールキャップスなど、本文用としては申し分なし。購入してもいいが、月額1,800円の Monotype サブスクリプションにも入っているので、そっちの方がお得だろう。

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Design Date
1964
Designer(s)
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