Monotype

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Kuro

Kuro

本日「黒の日」だそうなのでこちらを。カウンターが広く可読性の良い(ちっとも黒くない)サンセリフ。ジオメトリックをベースにしながらそれにこだわることなく、かなりの調整が施されている。b や p などボウルとステムがくっついてる字などは、ステム部分をばっさり切り落として直線にしているのが特徴的。アセンダーも小さいがディセンダーはさらに極端に短く、行間をあまり取る必要がない。読みやすいかはともかく、詰めて組むことが可能になっている。8ウェイトあるが、イタリックはレギュラーウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)

Questa Sans

Questa Sans

所々ほんの少し字形が変わってるが可読性の良いヒューマニストサンセリフ。y のディセンダーが少し折れているのが特徴的。すでに実績のあるオランダのタイプデザイナー二人が The Questa Project というタイプデザインプロジェクトを立ち上げ、その中でデザインしたものである。同じ骨格で4種類の書体がデザインされており、他はトランジショナル(モダン?)ローマンの Serif、スラブセリフの Slab、モダンローマンディスプレイの Grande がある。それぞれすべて5ウェイトずつ。当然親和性が高いので、組み合わせて使うといいだろう。

Category(s)
Design Date
2017
Publisher

Scotch

Scotch

本日は007シリーズの主人公、ジェームズ・ボンドの初代を務めた名優ショーン・コネリー(Sir Sean Connery)の誕生日(1930)。スコットランド出身の氏に敬意を表してこの書体を紹介。つい最近発表されたスコッチローマン。スコッチと言えば Century に代表されるように、アクシスが垂直に近くコントラストの強いトランジショナルだが、その特徴がよく出ており、ネーミングにも「これぞスコッチだ」という強い意志を感じる。オプティカルファミリーで、本文向きの Text、大見出し向きの Display、小見出し向きの Deck があり、それぞれに6ウェイトあるが、Deck だけイタリックがない。字種はプロ仕様で、スモールキャップスやオールドスタイル数字も一通り揃っている。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Mic 32 New

Mic 32 New

本日はタモリさんの誕生日(1945)。タモさんと言えばグラサンとマイク。てわけでマイクの名を持つ書体を紹介。変わった字形を持ちながらも可読性をよく保ったおもしろいサンセリフ。超楕円をベースに抑揚のないモノラインで構成された書体で、b や n など縦のステムと曲線が交わる部分にステムが突き抜けておらずカットされ、それが目にアクセントになっているが、プロポーションが主張しておらず穏やかでスペーシングもよく調整されており、長文にも十分耐えられる。なかなか良い書体。32が何を指しているかは不明。4ウェイト。ラウンドステンシルバージョンもあり。

Category(s)
Design Date
2010
Designer(s)
Publisher

Landa

Landa

版画で彫ったようなローマン。プロポーションはスタンダードなオールドスタイルで、小さいサイズだと一見普通だが、拡大すると見ての通りエッジがものすごくガッタガタ。15世紀ヴェネチアのレタリングにインスパイアされたとある。なんとなくコンセプト的に小林章さんの Conrad に似ているかなーという感じ。ディスプレイっぽいが本文用を想定して設計されているようで、必要な字種はバッチリ揃っていて可読性もよく、x-ハイトも小さくて意外とエレガント。6ウェイト。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Linotype Pisa

Linotype Pisa

1173年の本日、ピサの斜塔が着工したらしい。工事が終わるまで194年を要したらしいが、そんな事はさておいてこちらを紹介。ちょっとだけ傾いたフレアセリフ。Linotype のタイプデザインコンテストの入賞作品だそうである。ややコンデンス気味なヒューマニストで、コンテスト入賞作だけあってプロポーションは均整が取れていてしっかりしている。ピサの斜塔は現在 3.99 度傾いているそうで、本書体にその角度の斜線を重ねてみた所、文字によって視覚調整されてて若干傾きがバラバラだが、だいたいその角度であった。5ウェイト。

Category(s)
Design Date
1997
Designer(s)
Publisher

Gitan

Gitan

カジュアルな雰囲気のフレアセリフ。碑文から起こしたとあるが、あまり洗練されてないので、かなり古いものを参考にしたと思う。とは言えプロポーションはスタンダードで結構読みやすい。イタリックもしっかりデザインされており、ウェイトも5つあって、本格的な組版にも十分耐えうる。以前は Sherpa Sans という名前だったようだが改名した模様。有名なタバコのジタンとはスペルが違う(Gitanes)。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Quarion

Quarion

みんな大好きジオメトリックサンセリフ。ヒューマニスト風味を持った読みやすい本文用のジオメトリックが流行って久しいが、こちらもその類。代表格の Brandon Grotesque よりx-ハイトが大きく、雰囲気よりは可読性重視の模様。a に2階建てを採用し、オルタネートはないが、代わりにキリル文字をサポートしている。イタリックはオブリークタイプ。9ウェイトとビッグファミリー。ただいま75%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Apollo

Apollo

本日はアポロ11号による月面着陸の日(1969年)。てなワケでそのものズバリの名を持つ書体を紹介。Frutiger によるスタンダードなオールドスタイルローマン。拡大してみると結構字幅が広めでどっしりとしているが、本文サイズだと多分これぐらいの方が読みやすいのだろう。名人の作らしく奇をてらった所はないが、ウェストを絞ったステムが伸びやかで均整が取れている。イタリックも美しく、カリグラファーでもあった Frutiger のセンスが活かされている。ウェイトは Regular と SemiBold のみで、SemiBold にはイタリックもないという潔さ。その代わりオールドスタイル数字やスモールキャップスなど、本文用としては申し分なし。購入してもいいが、月額1,800円の Monotype サブスクリプションにも入っているので、そっちの方がお得だろう。

Category(s)
Design Date
1964
Designer(s)
Publisher

Karu

Karu

可読性の良い本文用ジオメトリックサンセリフ。基本的にはジオメトリックではあるものの、字形がだいぶ調整されてて文字として自然な形になっている。a や g には2階建てが採用されてるが、ジオメトリックらしく1階建てもオルタネートである。Q のテールが離れてるのがカワイイ(くっついてるのもオルタネートである)。また大文字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがあって、見出しにアクセントを付けることが可能。ウェイトも7つとビッグファミリー。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher
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