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Neue Plak

Neue Plak

最近 Monotype が推してくるのでこちらを紹介。Futura の作者ポール・レナー Paul Renner が1928年に制作したサンセリフのデジタル版。ジオメトリックとネオグロテスクの間の子(差別用語?)のような書体で、’50~’70年代に見たようなちょっと古いテイスト、のように筆者には見える。通常版と Text とがあり、後者は名の通り本文用に特化しており、イタリックもあって6ウェイト。通常版はイタリックはなく、その代わり幅のバリエーションが6つあり、それぞれ8ウェイトとビッグファミリーとなっている。デジタル化には日本人タイプデザイナーの大曲都市さんも関わっている。ただいま半額セール中ではあるが、Monotype サブスクリプションに入っている。

Minion Pro

Minion Pro

本日は「フォントの日」。2017年に Adobe が登録申請した4月10日の「フォントの日」が、日本記念日協会に登録されたそうな。筆者の勝手なイメージだが、Adobe と言えば欧文ではこの書体(か Myriad)なので紹介したい。とはいえ、Adobe の製品を買うと大抵これも付いてくる(はず)ので、デザイナー諸氏にはお馴染みだろう。非常に可読性の良い、ルネサンス後期風の正統派オールドスタイルローマンである。この作者の書体は大体ビッグファミリーで、これもまぁかなりのバリエーションがある。オプティカル対応で字幅もいくつかあり。字種も大変豊富で、ギリシャ文字とキリル文字をサポートしており、1700弱のグリフがある。スクリプト以外でここまで字種があるのもスゴい。Typekit にもありはするが、デスクトップへは一部しか同期できないので、フルファミリーは購入する必要がある。

Category(s) Serif Design Date 1990–2000
Designer(s) Robert Slimbach Publisher Adobe

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Igna Sans

Igna Sans

雰囲気ジオメトリックなモダンなヒューマニストサンセリフ。ヒューマニストでありつつややコロコロしており、なんとなくジオメトリックっぽいが、よくよく見るとどこにも幾何学的な所はないという、とても現代的な涼やかな書体。大文字はやや頭でっかちで、ボウルは大きく、全体的にやや幅広。可読性は大変良好。最近のフラットな Web デザインによくマッチするだろう。7ウェイト。

Silk Serif

Silk Serif

本日は「シルクロードの日」だそうなのでこちらを。ハイコントラストでエレガントなディスプレイモダンローマン。Vogue 的なハイブランドのファッション誌とかで多用されてそうな書体である。ステムとボウルの接続部分がギリギリ閉じてないというのがポイントだそうな(よく見ないと判らん…)。細いラインがほぼヘアラインと化しており、これは太いウェイトでも変わらない。小さく使うとすっ飛んでしまうのでご注意。7ウェイト。字幅の細い Silk Serif Condensed も別にあるが、こちらは6ウェイトでイタリックはなし。

Nocturne Serif

Nocturne Serif

先ほど平昌五輪で羽生結弦選手がショートプログラムをノーミスで終え1位となったのを記念し(笑)、こちらを紹介。何の関係があるのかというと、ショパンの曲を使っており、んでショパンと言えばノクターン、てな感じである(強引)。ワルシャワにある第二次大戦の犠牲者を悼む祈念碑の書体にインスパイアされたとある。全体的にジオメトリック風味があって直線的で、大きなウェッジ型のセリフが特徴的。A の左端のセリフがないのがおもしろい。イタリックは傾きが強く、こちらもなかなか変わってる。キリル文字もサポート。10ウェイト。金メダルを獲れ羽生くん!!

Nikola

Nikola

どことなく Gerald Unger 風味のある近代的な本文用ローマン。ブラケットの真っ直ぐなウェッジセリフでコントラストが強めでややコンデンスでx-ハイトは大きめ。字種が非常に豊富でグリフが1500ほどもあって、アクセント記号、各種数字、オーナメント類が豊富に揃っており、大文字にはスワッシュの付いたオルタネートもある。ウェイトも9つとファミリー展開も豊富。名前は電気技師で発明家のニコラ・テスラからとったそうで、同氏の似顔絵アイコンが入っている。制作はチリのファウンダリーで、この書体がデビューっぽい。実力派が出てきたなという感じがする。ただいま80%オフセール中。

Pensum Display

Pensum Display

スパイキー(spiky:刺々しい)でコントラストの強いローマンディスプレイ。本文用の Pensum の見出し特化版である。元がちゃんとした本文用書体なので、きちんとしていて読みやすい。なので基本的にはスタンダードなのだが、イタリックの fj のディセンダーに突き出た部分にちょっと他では見られないくぼみがあって、それがアクセントになっている。なかなかキレイな書体だなと思う。9ウェイト。

Category(s) Serif Design Date 2017
Designer(s) Nils Thomsen Publisher TypeMates

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TT Wellingtons

TT Wellingtons

ジオメトリックとヒューマニストのハーフみたいなサンセリフ。幾何学的でありながら文字としての字形が尊重?されており、しっかりと可読性が確保されている。ファミリーや字種も多く、本文用としての機能は十分。a と g は1階建てと2階建てが用意されており、2階建ての g はやや特徴的。なんかちょっと今後流行りそうな予感のする書体である。キリル文字もサポート。9ウェイト。名前のウェリントンは英国またはニュージーランドの地名。どっちから取ったのかは不明。ただいま80%オフという大幅割引セール中。

TT Norms

TT Norms

ほんのりヒューマニスト風味を加えて可読性を良くしたジオメトリックサンセリフ。最近のやたらカウンターを広くしたものとは違いx-ハイトをやや小さめに取っており、エレガントさがやや増した感じになっている。a に2階建てになっているのも特徴的。オールドスタイル数字や丸数字を揃え、本文用として利用しやすくなっている。キリル文字もサポート。9ウェイト。名前は「規範」とか「標準」とかの意。これは名詞だが、形容詞になると normal ノーマルとなる。

Boston

Boston

みんな大好きジオメトリックサンセリフ。カウンターが広めで、F や R が頭でっかちで全体的にコロコロしているが、ファンシー過ぎることはなく可読性は良好で、本文用として十分機能する。A や Y に U 字形のアーチになったオルタネートがあり、これを使うと可愛らしいかな。a は1階建てと2階建てがあり、スモールキャップスやオールドスタイル数字を用意するなど字種は豊富。元は以前に紹介した Trend に小文字を加えた Trenda にインスパイアされたものとのこと。なんでボストンなんて名前がついてるのかは不明。8ウェイト。