繊細でモダンなサンセリフディスプレイ。全体的に細身ながらコントラストのあるサンセリフで、一部スッとしたスワッシュのような処理が施されている。大文字よりもカーブの多い小文字におもしろいものが多く、g のイヤーがくるっと回ってるところなどがユニークである。大変エレガントで美しい。イタリックと2スタイル。
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本日4年に一度の『にんにくの日』らしいのでこちら。「クリームにんにく」というちょっと気持ち悪い(笑)名前のエレガントなディスプレイ。ヘアラインが繊細なコントラストの強いモダンローマンで、オルタネートに見ての通り糸がのたくったようなグリフがある。最近流行の変形ディスプレイの一種と見ていいだろう。全体的にはやはりフェミニンな雰囲気が漂っているので、その辺りの用途にどうぞ。大文字のみで1ウェイトのみ。
シックながらかわいらしさもあるローマンディスプレイ。基本はコントラストが強めなオールドスタイルローマンで、見ての通りちょっと変わったプロポーションのグリフをしており、エレガントな雰囲気を持ちつつかわいらしさも兼ね備えているおもしろい書体。デフォルトではこんなグリフだが、実はオルタネートにスタンダードなものも入っている。とはいえ、やっぱりデフォルトを使った方がいいだろう。ファミリーには Alternate と Extended があるが、こちらは異体字切り替え機能のないアプリのためのもので、それがあれば使う必要はない。イタリックもあって3ウェイトあり、Regular には字幅の狭い Condensed もあり。
やっぱり流行ってるっぽい、ローマンとカッパープレートスクリプトのコンバイン書体。繊細でややコンデンスなローマンとカッパープレートスクリプトのコンビで、変わってるのがスクリプト+ローマンのリガチャーがある所。これは今回初めて見た。ほか、ローマン+ローマンのリガチャーと、スクリプトおよびローマンそれぞれにオルタネートがある。イタリックと2種あるが、傾いてるのはローマンのみ。スクリプトは双方とも傾きの角度は同じかな。大文字のみで1ウェイト。
ラグジュアリー感あふれるモダンローマンディスプレイ。ヘアラインの細いディスプレイ用途向きのモダンローマンで、イタリックはスタンダードなグリフの他、カッパープレートスクリプトのようなオルタネートがあるのが特徴的。キリル文字もサポートしている他、字幅が5種もあってそれぞれに9ウェイトずつで計90種というかなりのビッグファミリーであり、これだけのクオリティでありながら、パックでなんと $29 という格安書体である。Didot に飽きたら十分選択肢として検討していいだろう。
最近ちょっと流行り始めているカッパープレートスクリプトとローマンのコンバイン書体。これはいわゆる2書体のデュオではなく、ひとつのフォントに2種のグリフが収められているタイプである。また分類名を考えなくてはいけなくて、ちょっと頭が痛い(笑)。この書体の場合は本来大文字が割り当てられるコードの部分にスクリプトの大文字、小文字のコードの部分にローマンの大文字が入っているようだ(という訳で小文字はない)。使う場合はどちらかをメインにし、もう一方をアクセントとしてちょこちょこ使うといいだろう。双方同量だとちょっとゴチャゴチャして魅力が半減すると思う。1ウェイトのみ。
繊細でエレガントなモダンディスプレイ。コントラストが強くブラケットの大きいモダンローマンで、C や O などの丸い文字以外は全体的にかなりコンデンスで背が高い。ここにはないが、Q のテールが左向きなのが特徴的。最近この手の雰囲気の書体は変わったグリフのオルタネートやリガチャーを持っていたりするが、まったくないのが潔い。さらに言えば小文字さえない(笑)。逆に使い方に迷うことはないだろう。1ウェイトのみ。
まだまだ流行は終わらない、久々に紹介のエレガントな変形系ディスプレイ。ライトウェイトのコントラストの強いサンセリフをベースに、見ての通り変わったグリフやリガチャーが多数ある書体である。ヘアラインのストロークは端がちょっと広がってフレア気味になっているのが特徴。このテとしてはめずらしくファミリー展開されており、イタリックもあって4ウェイトある。重いウェイトもヘアラインの方はそのままなので、コントラストが強くなる。小文字はナシ。ただいま40%オフセール中。
非常に繊細で優雅なカッパープレートスクリプト。めずらしく9ウェイトもあるスクリプトだが、一番太くてもなかなかに細く、まるで床に落ちた髪の毛のよう(例え方…)。xハイトが結構大きく、グリフを視認できさえすれば(笑)読みやすくはある。スワッシュオルタネートはかなりあるようで使い出があるだろうが、カリグラフィーの知識がないとセンスよく使うのはなかなか難しい。がんばってみて欲しい。
繊細で非常に美しいディスプレイローマン。基本はコントラスト強めなオールドスタイルで、見ての通りカリグラフィックな美しいオルタネートやリガチャーが多数ある。最近流行りの変形ディスプレイの雰囲気があるが、そこまで変わったグリフはなく、提案しても受け入れられやすいかと思う(笑)。作者は自身のサイトの他に販路を持ってないようで、正直知らなかった。最近ちょっと話題になったサイトで使用されていたので偶然知ることができた。注目してきたいと思う。イタリックもあって6ウェイト。学割があるっぽいので、学生は利用しない手はないぞ。