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FF Carina

FF Carina

ラグジュアリー感あふれる Didone(Didot 風)なディスプレイローマン。かなりコントラストの強いモダンローマンではあるが、ちょっとしたブラケットが残っていたり、セリフがちょっとカーブしていたりと、全体的に粘り気のあるオーガニックな印象がある。リガチャーが結構あるのと、大文字にはカールしたセリフの付いたオルタネートが用意されている。3ウェイトあるがヘアラインの太さはほぼ同じ。キリル文字もサポート。イタリックはなし。ハイブランドの広告などにどうぞ。

Alonga

Alonga

ヘアラインが細くハイコントラストなモダンローマンディスプレイ。セリフはまっすぐな棒ではなく、鋭いトゲのようになっている。冒頭でも述べたがヘアラインが異様に細く、12pt とかではすっ飛んでしまって正直使い物にならないだろう。かなり大きめに使う必要がある。ディスプレイにしてはx-ハイトは大きめ。もっと小さくしてアセンダーやディセンダーを長くしてもよかったんじゃないかと思うが…。オルタネートやイタリックはなし。3ウェイトあるが、どのウェイトもヘアラインの細さは同じ。元々安い書体ではあるが、ただいま65%オフセール中。

Category(s) Serif Design Date 2017
Designer(s) Dusan Jelesijevic Publisher Tour De Force

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Ogg

Ogg

カリグラフィー風味のあるローマンディスプレイ。20世紀中盤に活躍したブックデザイナーでカリグラファーの Oscar Ogg という人の著書、The 26 Letters という本にあったレタリングからインスパイアされてそれをフォント化したものだそう。画像検索すれば判るが、確かによく似ている。ただ、正直そのままでは書体としてどうかなという感じなので、かなりデザインが整理されている。ヘアラインはかなり細くてコントラストが強く、Didot のような雰囲気を持っている。イタリックはかなりカリグラフィー寄りだが、非常に独特な字形をしていておもしろい。1ウェイト。

Category(s) Display, Serif Design Date 2013
Designer(s) Lucas Sharp Publisher Sharp Type

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Estampa Script

Estampa Script

活字寄りなカッパープレートスクリプト。手書きのブレが少なくシステマチックにレタリングされたような印象で、どちらかというと Didot のイタリックのような雰囲気がある。作者もそれを意図してか、リガチャーはあるものの、スワッシュオルタネートはまったくと言っていいほどない。5ウェイトあるがヘアラインの太さはほぼ変わらないので、一番太い Bold は見ての通りかなりのコントラストになる。あまり高級感はないが可読性はいいので、パッケージとかに使えるかと思う。ただいま65%オフセール中。

Category(s) Script Design Date 2017
Designer(s) Sofia Mohr Publisher Latinotype

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GHEA Narek

GHEA Narek

本日は写植の発明者にしてモリサワの創業者、森澤信夫の誕生日(1901)だそうな。袂を分かった石井茂吉の写研とは違い、DTP に対してフォントを開放してくれたので、我々は今、高品質な和文フォントを豊富に使用することができる。ありがたやありがたや。写研もそうしてくれないかなーというのはデザイナーの長年の希望なのだが、なぜだかその気配はまったくない。哀しい。

さて本日紹介する書体は、モリサワが開催している「タイプデザインコンペティション」の2014年のファン投票欧文部門2位の書体…の元になった書体である。受賞作はこれの Display というバージョンでちょっとにゅよっと柔らかくなったものだが、まだフォント化はされていないようなのでこちらを紹介。ステムに太細の差があるモダンなサンセリフ。ややジオメトリック風味もあるだろうか。10ウェイトあって、軽い方は非常にエレガントで化粧品のパッケージなどにそのまま使えると思う。アルメニア人がデザインしただけあって、アルメニア文字、キリル文字、ギリシャ文字もサポート。

Boita

Boita

ややコンデンスなフレアセリフっぽいディスプレイローマン。セリフが結構独特な形をしており、見方によってはフレアセリフかなとも思う。コントラストが強くモダンローマンっぽい雰囲気があり、結構ラグジュアリー感がある。字幅が狭く、x-ハイトは大きくアセンダーやディセンダーは小さいので、一見新聞本文用かなとも思える特徴を備えているが、でもやっぱりイタリックもなくヘアラインがあるので本文向きではないだろう。5ウェイト。キリル文字もサポート。ただいま75%オフセール中。

Cotoris

Cotoris

エレガントなフレアセリフディスプレイ。コントラストが強いが字形はあくまで柔らかく、小文字も小さくて優雅な雰囲気がある。リガチャーはかなり豊富に用意されていて、おもしろい文字組みが可能。小さなオーナメントも多数付属している。3ウェイトあるが、イタリックはレギュラーウェイトのみ。オトナの女性向け全般に重宝するだろう。作者は日本人で、名前は「小鳥」から来てる…のかな? 小鳥のアイコングリフがある。

Category(s) Display, Sans Serif Design Date 2007
Designer(s) Ryoichi Tsunekawa Publisher Flat-it

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Synopsis

Synopsis

ちょっと変わったディスプレイサンセリフ。字形はローマンキャピタルを基本としており、均整が取れていて美しいが、変わっているのがそのステム。インラインになっているのだが、その入れ方がステムが捻れて見えるように入っている。まるでチュロスで作った文字のよう。プロポーションのせいかファンシーさはなく、どことなくラグジュアリー感がある。高級な化粧品や香水のパッケージなどに使用すると映えると思う。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。

Gauthier Display FY

Gauthier Display FY

本日は昨日も説明した通り Black Friday、という事で Black Foundry の(笑)書体を紹介。Gauthier FY という書体のディスプレイ版。ご覧いただければ判るが元は普通の肉付きをしたオールドスタイルローマンだが、こちらはプロポーションはそのままにヘアラインだけで構成されており、かなりモダンな印象になっている。加えてイタリックには元はないスワッシュオルタネートが加えられていて、文字組みのバリエーションが広がっている。見ての通りちょっと小さくは使えないが、ハイファッション誌などに重宝すると思う。ちなみにこのファウンダリーは改名しており、元は FontYou という名前だったようで、そのため書体名にはイニシャルの FY が付いている。

Wagner Script

Wagner Script

本日は立冬だが、それにちなんだ書体などあるはずもないので普通に書体を紹介する(笑)。よく筆者が「分類不明」と称しているタイプのスクリプト。説明文をよく読むとだいたいこの辺は「continental face」と呼ばれるようで、意味的には活版印刷時代にヨーロッパで広く使われた作者不明の書体、という感じらしい。この書体も複数の名前を持っているらしいが、ちょっと詳しく調べたら、ライプツィヒにあった Wagner & Schmidt という所が1926年頃に発表した Troubadour という書体がオリジナルらしいとの事。その後、より細くなって1930年代後半にオランダで Gracia という名前で出回り、香水やワイン、チョコのパッケージなどに使われたらしい。それその通り、そっち方面に重宝するだろう。結婚式の招待状などにも。ちょろっとオルタネートもある。