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Hesse Antiqua

Hesse Antiqua

去る1月2日、故 Hermann Zapf 夫人であり自身もタイプデザイナーでカリグラファーである Gudrun Zapf von Hesse さんが、なんと100歳の誕生日を迎えられたそうな(拍手!)。それに合わせ、Gudrun さんが70年前に本の装丁用に作成したレタリングが書体化された。Zapf さんの Optima に近いフレアセリフである。Optima よりは碑文感が弱く、オーガニックで伸びやかな雰囲気がある。今のところ1ウェイトで小文字もなくスモールキャップス。これからファミリーが増えるのを期待しよう。ちなみに本年一発目のこのブログ、今年もよろしくお願いいたしまする。

YWFT Hannah

YWFT Hannah

本年ラストの投稿。例年なんか堂々とした書体を紹介することにしてたが辞めました(笑)。ゆるゆる手書きのライトウェイトサンセリフ。小文字はなく1ウェイトしかないが、字幅は Regular、Condensed、Extended の3種類あり、組み合わせて使うことで見本のようなカフェっぽい雰囲気を演出できる。また a や e など一部の文字は小文字形のグリフがオルタネートで入っており、ユニケースのようにして組むことも可能(見本左の MADE など)。元々$19と安いのだが、大晦日まで50%オフセール中。それでは皆さま、来年もお付き合いくださいませ。佳いお年をを~。

TT Norms

TT Norms

ほんのりヒューマニスト風味を加えて可読性を良くしたジオメトリックサンセリフ。最近のやたらカウンターを広くしたものとは違いx-ハイトをやや小さめに取っており、エレガントさがやや増した感じになっている。a に2階建てになっているのも特徴的。オールドスタイル数字や丸数字を揃え、本文用として利用しやすくなっている。キリル文字もサポート。9ウェイト。名前は「規範」とか「標準」とかの意。これは名詞だが、形容詞になると normal ノーマルとなる。

Typodarium 2018

  • Raban Ruddigkeit,‎ Lars Harmsen
  • Verlag Schmidt Hermann
  • 2017年

すっかり忘れていたが今年も出ましたフォント日めくりカレンダー。来年度版はパッケージが金ピカで縁起がよろしい(使う時は外してしまうが)。多分金運アップするので(笑)いかがだろうか。相変わらず年末は薄くなって不安定になるんだが、この構造どうにかならんのか…。

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Typodarium 2018

Goudy Trajan Pro

Goudy Trajan Pro

皇帝つながりで毎年天皇誕生日近辺には Roman Capital 系の書体を紹介することにしている(この時期じゃなくてもしてるが)ので、こちらを紹介。Goudy もローマンキャピタル作ってるんだねぇと感心する書体。基本的にはそのままだが、Trajan に比べちょっと刺々しいイメージはある。スワッシュオルタネートやリガチャーが結構充実しており、キリル文字やギリシャ文字もサポート。変わってるのが、18世紀風のアラベスクオーナメントが付属している所。時代がだいぶ違うが、うまく使えばマッチするのかな…? どうだろう。3ウェイト。

Proprietor

Proprietor

華やかでレトロなスクリプトとローマンのミクスド。スクリプトはカッパープレートとブラッシュの中間のようなテイストで、細めで繊細ながらダイナミックでもある。ローマンはコントラストが強い太めのウェイトで、ステムが伸びやかでセリフがやや刺々しい。字幅は通常のものと幅広のものと2種類あり、通常の方はアウトラインバージョン、幅広の方はステムにテカリのような裂け目が入っているバージョンがある。あとはフレームとイラストがファミリーにあり。

Rare Bird Specimen II

Rare Bird Specimen II

流行のゆるいモダンスクリプト。最近はこういうかっちりしてないカッパープレートが流行っている模様。個人的にはちゃんと書けないからまぁいいや的な「逃げ」に見えたりもするが(笑)、現在はこっちの方が受け入れられてる感もあるので、これも時代の流れなのだろう。この書体は2,000近いグリフが入っており、かなり使い出がある。この書体は1番から4番まであり、普通のカッパープレートに近い Iラフさが少々抑えられた IIIサンセリフに近いアップライトの IV というバリエーションがあるが、やはりこの2番が一番人気があるようだ。

Winter is Coming

Winter is Coming

ホリデーシーズンにふさわしいスクリプトとローマンのミクスド。スクリプトはブラッシュタイプで、ローマンはアウトラインはきちんとしてるが、フットやステムがラインに揃っておらず、両方共コンデンスでダイナミックに上下しており、大変ポップな印象がある。どちらもソリッドなものとアウトラインで影付きのものがあり、さらにそれらに彩りを加えるアイコンやイラストが入った Doodles がファミリーにある。ちなみに作者は、イスラム教徒が世界一多く、しかも雪も降らないインドネシア在住というのがおもしろい。

Curely Pro

Curely Pro

くりんくりんの手書きレタリングディスプレイ。基本的には、手書き風味の残るコンデンスなローマンで、字のあちこちがくりんとカールしているのが特徴。向こうの絵本などによく使用されているような書体である。Pro と名の付く割にはオルタネートは小文字にちょろっとある程度で、大文字には皆無。ウェイトバリエーションもなければアイコンもないというちと淋しい書体ではあるが、まぁ安いのでお気軽にどうぞ。