筆者が独断と偏見で気に入った欧文フォントを(平日はほぼ)毎日1書体ずつ紹介しています

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Algerian

19世紀の英国の活字鋳造所・Stephenson Blakeの古い活字のデジタル版。割と有名な書体で、多分見たことがあるだろう。あちこちからデジタル版が出ているが、だいたいコンデンス体である。こちらは中でも少々珍しい普通の字幅のもの。また、だいたいシャドウが付いているが、こちらはファミリーにシャドウなしもある。実は8年前の年賀状(おおう8年前!)で使用したことがある。急に思い出したので紹介。アルジェリアと関係があるのかどうかはよく判らない。

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Design Date
1994
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Bodoni Sans

つい先日発表のアナウンスのあったサンセリフ。名前で解る通り、モダンローマンの代表格であるBodoniからセリフを取っ払ったもの。なんかありそうでなかったね。4ウェイトしかないが、この他にヘアライン部分を若干太めにして小さなサイズでも可読性を保持したBodoni Sans Textと、逆にヘアラインを思いっきり細くし、大きなサイズでもキレイなヘアラインが出るようにしたBodoni Sans Displayがある。投稿時点では初売りセール中で30%オフ。

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Design Date
2014
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Pekora

コンデンスなサンセリフとローマン(セリフ)、スラブセリフのファミリー。DINよりもさらに細いため可読性が悪いかと思いきや、意外とそうでもない気がする。3種のスタイルを含んではいるが、ローマンとスラブセリフの違いがちょっとよく判らない(笑)。スラブセリフの Q にはなぜか頭にもちょんちょこりんが付いてるが、これかなぁ…。イタリックはイタリックというよりはスランテッドで、字形に違いは見られない。ちなみに米軍基地の注意書き看板とかには、こういうコンデンスな書体で大文字だけでセンター組みにしてるのをよく見かける。長文だろうとお構いなしで、威圧感満載である(笑)。

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Design Date
2014
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西洋活字の歴史

スタン・ナイト(著) 髙宮利行(監修) 安形麻里(訳) / 慶應義塾大学出版会 / 2014年

英国のカリグラファーであり、カリグラフィー・タイポグラフィの研究家でもあるスタン・ナイトの著書の邦訳版。「グーテンベルクからウィリアム・モリスへ」の副題通り、古いものから順を追ってモノクロながら図版を見ることができる。フスト、キャクストン、ニコラ・ジェンソン、アルダス・マヌティウス、ギャラモン、ファン・ダイク、キャズロンなどなど、書体史をかじったことがある人なら聞いたことのある、そうそうたるメンバーの作品を少数だが一覧できるこの本はかなりおトク。著者は10年以上前にこれのカリグラフィー版を出版しており、これはこの本の監修者である髙宮教授によって翻訳されている。原書が出た時、焦って買わずによかった…多分翻訳版が出ると踏んでたけどね。にしても高いなこの本(涙)。

Essay Text

本文用ローマン。ルネッサンス期の活字を参考にデザインしているとあるクラシックでエレガントな書体。なんか太さが不安定なステムで、活版印刷でのかすれを再現している…のかな。アップライトは注意しないと判らない程度に右に傾いている。イタリックはそれよりもさらにちょっとだけ右に傾いていて、大文字だけだと違いが分かりにくいほどだが、小文字にはちゃんと手書き感が出ている。ウェイトのバリエーションはないが、字種が大変豊富でオーナメント類もちょろっとある。非常に筆者好みの書体ではあるが、多分これを使うような仕事はない(涙)。

※なんとAdobe Typekitで使えることが判明。Creative Cloudをご利用の方は要チェケラ。

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Design Date
2014
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Football World

なんの説明もいらないと思うが、サッカープレイヤーのシルエットフォント。グリフは60種。当地では色々と問題もあるようだが、始まっちまったもんはしょうがねぇ。オ~! バモニッポ~~~ン! ニ~ッポン! ニ~ッポン! バモニィッポ~~~ン!

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Design Date
2010
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Ride my Bike Serif

「(俺の自転車の後ろに)乗りなよ」と言われてもとツッコみたくなるハンドライトディスプレイ。かなり細身のプロポーションで、街のラクガキのように線がゆるゆる。ベースラインさえ揃っていない。ストリートカルチャー発とうたってはいるが、カフェ好き女子や子供向けにいいんじゃなかろうか。スワッシュやリガチャーが豊富でオーナメントも揃っており、遊び心は満載。Essentialにはオルタネートが入っていない分、安くなっている。2ウェイト。サンセリフ版もあり。

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Design Date
2014
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Brownstone Slab

回路図のような、変わったおもしろいオーナメントをファミリーに持つスラブセリフディスプレイ。珍しく、太いウェイトは持っていない。代わりに、スラブセリフにはこれまた珍しいスワッシュのオルタネートが付いている。ちょっと使いこなしが難しいと思うが、なかなかおもしろいんじゃなかろーか。余談だが、カウンターを塗りつぶすスタイルをどうもHole(穴)と呼ぶようだ。個人的には穴には見えないが…。サンセリフ版もあり。

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Design Date
2013
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De Vinne

19世紀にアメリカにあったブルース活字鋳造所の、「No.11」という活字のデジタル版。同時期のアメリカのプリンター、Theodore Low De Vinneの名を付けられている。見ての通りBodoniやDidotにインスパイアされたものらしく、そのまま高級女性ファッション誌のタイトルになりそうな書体である。De Vinne自身はこういうモダンローマンは好きじゃなかったらしく(笑)、本人はかのCenturyをLinn Boyd Bentonに依頼して作らせている。…しまった。この辺の書体史的なものに踏み込む気はなかったんだけど。こういうのは調べ出すと底なし沼かつ多数のツッコミが入るので(笑)。君子危うきに近寄らず…。

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Design Date
1890
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Yana

スワッシュが豊富なディスプレイローマン。これまで紹介したように、イタリックにスワッシュが多い書体はいくらでもあるが、アップライトに豊富な書体は珍しい。一応小文字もあるが、セリフにちょっとクセがあるので長文には不向き。やはり広告やパッケージ等の短文に向いているだろう。これも好みの書体で出た当時即買したものの、やはり仕事では一度も使ってない (TдT)。オルタネートはフォントファイルが分かれているので、ちょっと使い勝手が悪い。Pro版作ってくれないかなー。似たような書体に Odyssey があるが、こっちは小文字もないし字形そのものもあんまりかなという感じ。

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Design Date
2010
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