Category: Serif

Groce

デコラティブなモダンローマンディスプレイ。基本はヘヴィウェイトのモダンローマンだが、ほぼすべての大文字に図太いスワッシュオルタネートがある。オルタネートの数には差があり、B や D にはないが、逆に H や L などにはかなり多くのバリエーションがあったりする。他、AO、KO、RO、OO にのみリガチャーがあり。ラグジュアリーな雰囲気の中にダークな怪しさもあり、アナスイ的なブランドなどにはマッチすると思う。残念ながら小文字はなく、1ウェイトのみ。

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Design Date
2019
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Tejuela

なんと読むのかよく判らない(笑)オールドスタイルローマン。一見普通のようだが、拡大してみると曲線部が部分的にカクっと直線になっているのが特徴的。チリのチロエという島に2~300年前の独特な様式の木造教会が159棟現存しており、そのうちの14棟が『チロエの教会群』としてまとめて世界遺産に登録されているそうだが、そこからインスパイアされたものとの事。曲線部がカクカクしているのは、木に彫った雰囲気を再現しているのかもしれない。ただ骨格は正統派のスタンダードで、x-ハイトも小さくクラシックな雰囲気満載でとてもかっこいい。個人的には大好きな雰囲気である。ちなみに名前のテフエラ?とは小さな木製の板の事で、日本で言う「こけら板」に相当するものらしく、チロエの教会はこの無数のテフエラに覆われている。4ウェイト。ただいま75%オフセール中。

チロエ島のアチャオ教会(Wikipedia より)

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2019
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TT Tsars

優雅さとかわいらしさが同居するモダンローマンディスプレイ。ウェイトはやや太めでモダンローマンらしくコントラストがあり、字形はややジオメトリック寄りでオーガニックなラインがあまりない。A, B, C, D, E の5種のスタイルがあり、A, B, E は18世紀初期、C は中期、D は後期のスタイルだそうで、A から D の字形の差はさほどではないが、腰の位置などが違ってて見比べるとおもしろいだろう。E は他の4つとはかなり毛色が違い、角をなくして大きなカーブで形作られているのがおもしろい。小文字はなくスモールキャップスでイタリックもないが、それぞれのスタイルは5つのウェイトを持っている。キリル文字もサポート。詳しくは Behance にプレゼンテーションがあるのでそちらで。これもバレンタインにはいいと思うゾ。ただいま78%オフセール中。

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Design Date
2019
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Grand Baron

ぬちょっとした滲みを感じさせるディスプレイローマン。コントラストの弱いクラシックなローマンで、活版印刷の滲み(マージナルゾーンという)を表現したような、ちょっとエッジのぼやけたような丸さを持っている。フィルに3種あり、ソリッドなものとラフな Grunge、塗りつぶしのない Outline がある。大文字のいくつかはスワッシュオルタネートがあり。イタリックもある。あとオマケに Illustrator や Photoshop で使えるクレストやロゴのレイアウトキットがあり、4つのファイルに172のエレメントが入っているそうな。名前は…「気高き男爵」とでも訳そうか。こんなのもバレンタインにどうぞ。

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2019
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Operetta

ティアドロップ(滴のようなセリフ)が特徴的なディドゥーンディスプレイ。Didot や Bodoni、Walbaum などのモダンローマンを参考にしたとあり、ティアドロップがステムにぶつかりそうな所はステムの方が逃げており、アイスクリームスクープでえぐったようになっているのがおもしろい。オプティカルになっており、名前の 8、12、18、32、52 はそれぞれそのポイントサイズ付近で使用した時に、ヘアラインが太すぎたりすっ飛んで消えたりしないよう、ウェイトが調整されている。それぞれ8ウェイトずつあり、全部で40種とビッグファミリー。残念ながらイタリックはないが、スワッシュオルタネートがある。名前のオペレッタはオペラの小規模版の事らしい。ただいま70%オフセール中。

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Design Date
2019
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Jaymont

ちょっと変わったモダンローマンディスプレイ。x-ハイトが大きくてアセンダーやディセンダーが短く、斜めのステムが外に膨らんでたりして、全体的にややずんぐりしたプロポーションをしているものの、コントラストが強いせいか、全体的な雰囲気はなかなかエレガント。くさび形のセリフも大きく特徴的。5ウェイト。

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2018
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Trillium

やや堅い感じのするローマンキャピタル。骨格が若干野暮ったく、コントラストも弱く、セリフもブラケットは大きくはあるものの長さがあまりないので、フレアセリフかセリフドゴシック的なニュアンスがある。元は1960年に作られた古い書体だが、近年にデジタル化されるにあたり、ノミで彫ったようなラインとシャドウが入ったフィルのバリエーションが作られた。ラインだけ、凹んだシャドウ、凸(つばく)んだシャドウ、それらを縁取ったものなど7種類。

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1960, 2011
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CF Santiago

セリフが大きく鋭くて、やや刺々しい印象のあるディスプレイローマン。大文字のみで、そのためかプロポーションはややずんぐりしていながらも碑文ぽい雰囲気はあるが、ローマよりはギリシャ風味が強いかなという感じがする。オルタネートやリガチャーが豊富にあるが、オルタネートの方にはカリグラフィーで言うアンシャル体の風味を持たせた丸っこい字形があるのが特徴的。小文字はないがスモールキャップス。1ウェイトのみ。名前はまぁ、チリの首都サンティアゴの事だろう。

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Design Date
2018
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Eirlys

ラグジュアリー感のあるデコラティブなディスプレイローマン。基本はコントラストの強いモダンローマンで、ブラケットは大きめでプロポーションはややずんぐりしており優雅さに欠けるが、装飾はなかなか派手め。ほんのちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートと、派手なフローリッシュが付いたファミリーがあり、組み合わせて使用するようになっている。ほかスモールキャップスもあるが、なぜひとまとめにして異体字切り替えにしなかったのかは不明。アップライトとイタリックがあり、Light から Bold まで4種のウェイトがあるが、太い方が映えると思う。こんなんもパーティシーズンにはいいだろう。作者はケルティック風味があるとしているが…うーん?そお?

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2016
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Solar Vesta

図太いモダンローマンとモノラインのスクリプトのフォントデュオ。以前に紹介した Silver South とほぼ同じやんけ!と突っ込まれたら何も言い返せない(笑)が、細かい違いを言うと、モダンローマンはこちらの方がより図太くセリフも大きい。よってプロポーションもややずんぐりしている。スクリプトの方はこちらはまったくと言っていいほど抑揚がない。こちらはマーカー、Silver South の方は筆ペンのようなニュアンスがある。スタイルとしてはアップライトのラフなハンドライティングでほぼ同じ。華やかな印象があるので、ラグジュアリーな雰囲気を演出したい時に。

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Design Date
2018
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