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Category: Sans Serif

Syntax Next

Syntax Next

非常に読みやすいヒューマニストサンセリフの定番書体。クセがなく水のようにスルッと目に入ってくる優しい書体で、可読性が大変良好。通常ストロークの端は水平や垂直にカットされている事が多いが、これはストロークの向きそのままになっているのが特徴。縦のステムがごく僅かに右に傾いており、それが読む流れになっていてスムーズに読める…のかもしれない。1968年に活字として作成され、1989年にデジタル化、2000年に字種やウェイトが拡張されて Next となった。6ウェイト。ローマン版の Serif、手書き風の Letter というバージョンもある。ほか Lapidar という変わったバージョンもあり、これは古代人のラクガキ風の素朴なタイプである。こちらは気に入ったのか、Text, Display, Serif Text, Serif Displayと4バリエーションが制作されている。

Category(s)
Design Date
1968, 1989, 2000
Designer(s)
Publisher

Neue Reman Gt

Neue Reman Gt

本日は安藤百福の誕生日(1910)だそうなので、名前がラーメンぽい(笑)こちら。変わったオルタネートを多数持つジオメトリックサンセリフ。基本はやや幅広ながらスタンダードな印象のジオメトリックだが、オルタネートが変わっており、なんかちょっとヘタクソというかおもしろいグリフが揃っている。リガチャーもやはり風変わりなものが多い。大きく使って主張すると個性が出るだろう。字幅が5種あり、それぞれにイタリックとウェイトが7種で計70種とビッグファミリー。バリアブルタイプもある。ただいま40%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2022
Designer(s)
Publisher

Rosso

Rosso

イタリアンアール・デコ風味のあるレトロなサンセリフ。基本的にはジオメトリックだが、S など一部は文字としてのグリフを優先し、幾何学的な感じが消えている。元は1970年代にあった Roslyn Gothic という書体のスタイルを取り入れているとの事。基本的にはコンデンスだが、字幅の広いタイプもオルタネートにある。2種類あって、ノーマルはクラシカルなスタイルを、Alt の方は丸みを強調したというような説明があるが、パッと見はちょっとよく分からない(笑)。名前はイタリア語で「赤」。イタリックもあってそれぞれ5ウェイトずつある他、バリアブルタイプもあり。

Category(s)
Design Date
2022
Designer(s)
Publisher

Canava Grotesk

Canava Grotesk

みんな大好きシンプルなジオメトリックサンセリフ。全体的にやや幅広でxハイトが大きく、スッキリしていて風通しが良い書体。「ユーザーインターフェイスに」と説明書きにはあるが、ならこんなに C が閉じとったらアカンやろと個人的には思う(笑)。まあでもデジタルとの親和性は高そうではある。ウェイトバリエーションはあるが変化は緩やかなので、サイズによってウェイトの微調整がしやすいと思う。10ウェイト。ただいま60%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2022
Designer(s)
Publisher

Patron

Patron

視認性の良いネオグロテスクサンセリフ。ギュンター・ゲラルド・ランゲ Günter Gerhard Lange とロジャー・エクスコフォン Roger Excoffon の書体にインスパイアされたとある。ランゲは Akzidentz Grotesk の作者なので分かるが、エクスコフォンの方は Mistral や Choc などのスクリプトで有名で、どの辺に影響受けたのかはよく分からない。一応 Antiqua Olive とかあるようだが…まあいいや。ややコンデンス気味で字幅が狭い上にxハイトがかなり大きく、どうもサイン用途向けに制作されたようで、グリフにも丸数字や矢印が多く、デモ画像にも空港のサインなどがある。なんとなくほんのり手書きのニュアンスが残っており、ちょっと温かみがあるだろうか。ストロークの端はフレア気味になってるとのことだが、全然分からない(笑)。イタリックもあって6ウェイト。ただいま40%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher

Söhne

Söhne

高級オフィスチェアで有名なハーマンミラーがロゴを変更したそうで、それに使用された書体を紹介。スッキリモダンなネオグロテスクサンセリフ。「Akzidenz Grotesk の記憶を Helvetica のフレームを通して現実化した」とある。なるほどそれらの遺伝子を受け継いでいるなと感じる書体だが、古さは感じずスッキリとしていてあくまでモダンである。可読性も大変良好。字幅に3種類あり、このレギュラーとコンデンスな Schmal、幅広の Breit がある他、モノスペースの Mono もある。それぞれイタリックもあって8ウェイトずつ。ファウンダリーはニュージーランドだが、書体名やファミリー名にドイツ語を使用しているところがリスペクトを感じる。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

The Main

The Main

なんかかっちょいい名前のモダンなサンセリフ。ネオグロテスク、ヒューマニスト、ジオメトリックのいろんな要素をちょっとずつ含んだようなスタイルで、あまり見ないタイプでカッコいい。xハイトはほんのり小さいが、カウンターが大きく可読性は大変良好で長文にも十分耐えうるだろう。a や g は2階建てで、1階建てのオルタネートはナシと潔い。オブリークタイプのイタリックもあって8ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher

Gotti

Gotti

北欧レトロポップなジオメトリックサンセリフディスプレイ。作者らがスウェーデンのイェーテボリに旅行した際にインスパイアされたものとのこと。バウハウスと’70年代のテイストを取り入れたそうな。角に大きく R を取り、ジオメトリックでありながら冷たい感じがせず温かい雰囲気を醸し出している。変わったグリフが多く、ロゴなどに使うと目を引くだろう。 IT スタートアップのサービスに良さそうである。画像は太いが、かなり細い Thin から9ウェイトある。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2023
Publisher

Gill Sans Nova

Gill Sans Nova

ヒューマニストサンセリフの代表格。大文字は古典的なプロポーションでサンセリフながら大変堂々しており美しい。小文字はカリグラフィーの要素も多分に含み、x-ハイトが小さく優雅で柔らかさがある。全体的に可読性も良く、長文でもまったく問題ない。1928年に活字で制作されたものが1989年にデジタル化され、それをさらに2015年にファミリーや字種を拡張して名前に Nova が付いた。個別購入できる他、Adobe Fonts でも配信されている。

さてこの Gill Sans、というか作者のエリック・ギル Eric Gill だが、大変優秀なタイプデザイナーではあったが、実子や使用人に対し性的虐待を日常的に繰り返していたことが明るみになっており、これを理由に彼の書体そのものをボイコットする人もいる。筆者はというと、書体に関しては全然気にしていないというのが本音である(笑)。これからも躊躇なく使用するだろうが、「どうしてもその書体でなければならない」というケースもあんまりないので、何が何でも使うわけでもない。まあ適宜対応する、というぐらいである。本ブログの読者も個々の判断でお使いいただければと思うし、自身と反対の意見を攻撃することもなきように願いたい。考え方は人それぞれなのだから。

ちなみにギルの出身国である英国の高級ステーショナリーブランドのスマイソン Smythson のサイトは見出しに Gill Sans が使用されている。あと2022年に行われたエリザベス女王の国葬の式次第の公式文書がダウンロード可能なのだが、これはギルの書体の Perpetua で組まれていた。なんか本国でもあんま気にしてないのでは、という気がする。でなきゃ Nova に拡張しなかったろうしね。

Category(s)
Design Date
1928, 2015
Designer(s)
Publisher

Optima Nova

Optima Nova

フレアセリフの代表格。ドイツの巨匠ヘルマン・ツァップがイタリアの碑文をヒントに制作した書体で、堂々とした優美なプロポーションを持ち、通常はあるセリフを取り除いてはいるものの、ストロークの端がフレアスカートのように広がっており、セリフがあるような錯覚を起こさせる。1958年に発売され、1980年代にデジタル化されたものを、2003年に小林章氏がツァップ氏と共同で改刻して Optima Nova となった。大変エレガントな雰囲気があるので、高級なファッションやコスメ、ステーショナリーなどに最適だろう。レギュラーとコンデンスがあり、レギュラーはイタリックもあって7ウェイト、コンデンスはイタリックなしで5ウェイトある他、大文字のみの Titling があり、こちらはリガチャーが若干ある。

Category(s)
Design Date
1958, 2003
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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