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ITC Galliard

ITC Galliard

やや刺々しい印象の端正な名作ローマン。16世紀フランスのパンチカッター、ロベール・グランジョン Robert Granjon の書体を元にしたトランジショナルローマンで、やや強めのコントラストと鋭いセリフが特徴的で、特にイタリックはシャープな印象が強い。なので、ツルツルなものよりは風合いのある紙に印刷した方がいいのかなという印象がある。長文も組めなくはないが、端物の方が似合うだろう。本日はガリレオ・ガリレイの誕生日らしいので、名前が似てるこちらを紹介してみた(笑)。4ウェイト。

Category(s)
Design Date
1978, 2001
Designer(s)
Publisher
ITC

ITC New Baskerville

ITC New Baskerville

トランジショナルローマンの代表格。18世紀英国のタイプデザイナー、ジョン・バスカーヴィル John Baskerville (1706-1775) の書体を元に制作された。オールドスタイルとモダンの中間の過渡的な(transitional)スタイルのローマンで、オールドスタイルに比べてコントラストが強く、セリフは細くてブラケットが小さい。生まれた英国ではあまりウケが良くなく、アメリカで好まれたようである。この Baskerville も多数のファウンダリーが制作しており、かなりのバリエーションがあるが、この ITC のものが比較的スタンダードらしい。4ウェイト。Adobe Fonts では URW と ParaType の Baskerville が利用可能。ちなみによく「トランジショナル」を「トラディショナル traditional(伝統的な)」と間違える人がいるので注意。

Category(s)
Design Date
1982
Publisher
ITC

ITC Vino Bianco

ITC Vino Bianco

本日『イタリアワインの日』だそうなのでこちら。イタリア語で「白ワイン」という名のカジュアルで可愛らしいハンドリッテン。ただ作者はドイツ人らしい(笑)。ボールペンで書いたようなストロークで、やや幅広の大文字のみの書体だが、大文字と小文字のグリフにはほんのちょっと違うグリフが入っていて、ちょっとだけ変化は付けられるようになっている。古い書体なのでオルタネートがないのがちょっと残念。Q がおもしろいグリフをしていて特徴的。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
Designer(s)
Publisher
ITC

Haus Sans

Haus Sans

本日はドイツの建築家でバウハウス3代校長ミース・ファン・デル・ローエ Ludwig Mies van der Rohe の誕生日(1886)。というワケでこちら。バウハウスっぽい(?)ジオメトリックサンセリフ。このバウハウスと1930年代のサンセリフにインスパイアされたものだそうである。少々幾何学的寄りで、文字としてちょっと奇抜なグリフになっているが、それがレトロな雰囲気を醸し出していておもしろい。ITC Bauhaus をはじめバウハウスの名を冠した書体はいくつかあるが、これは中でも読みやすい方だろう。オブリークタイプのイタリックもあって6ウェイト。

Category(s)
Design Date
2014

Modern No. 20

Modern No. 20

来年の D-BROS のカレンダーがこの書体を使っていたのでご紹介。大変クラシカルなモダンローマン(?)。英国のファウンダリー Stephenson Blake が1905年に発売したもののデジタル版。グリフはスタンダードで、ベースライン上のセリフがくっとアーチ状に曲がっているのが特徴。非常にコントラストが強く、ヘアラインはこのサイズですでにちょっと見づらいが、当時の活版印刷ではインキが滲んでこのぐらいでもちょうど良かったのではなかろうか。エド・ベンギアト Ed Benguiat がデザインしたと一部の資料にあり、このカレンダーにもそう書いてあるが、Fonts in Use の説明によればこれは間違いで、恐らくよく似ている ITC Modern No. 216 との混同であり、こちらの方のデザイナーは不明であるとの事。イタリックと2種で1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
1905, 1993
Designer(s)
Publisher

ITC Franklin Gothic

ITC Franklin Gothic

本日はアメリカ独立宣言書に署名した5名の政治家のひとりで発明家、印刷業者のベンジャミン・フランクリン Benjamin Franklin の誕生日(1705 ユリウス暦)ということでこちら。古き良きアメリカンなサンセリフ。名前はこのベンジャミン・フランクリンからとられてるようだが、デザイン的にはまったく関係ないそうな(笑)。100年以上前にデザインされた書体なので、大変素朴でヴィンテージ感が溢れている。説明文には「もしブルース・スプリングスティーンが書体だったらこれだろう」とある(なんのこっちゃ)。米軍払い下げ品やアメリカの古い雑貨を取り扱うような店にはベストマッチだろう。バーボンにも。デジタル化に当たっては拡張されており、字幅が4種、ウェイトは字幅によって2~4種ほど。

Category(s)
Design Date
1903
Publisher
ITC

ITC Tiffany

ITC Tiffany

本日はアメリカの作家で『ティファニーで朝食を Breakfast at Tiffany’s』の著者、トルーマン・カポーティ Truman Garcia Capote の誕生日(1924)。というわけでこちら。名前だけ同じなトゲトゲしいディスプレイローマン。何年にデザインされたのかはっきりしないが、版元の ITC の設立が1970年なので、書体としてはそこまで古いワケでもないだろう。RonaldsonCaxton という書体をコンバインさせたと説明にはある。コントラストの強いトランジショナルスタイルで、セリフは結構鋭くトゲトゲしい。e のバーが斜めなのと、イタリックの f のテールが流れているのがクラシカル。4ウェイト。

Category(s)
Design Date
Designer(s)
Publisher
ITC

Hitchcut

Hitchcut

本日はサスペンス映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコック Alfred Hitchcock の誕生日(1899)なのでこちら。角張ったつたないサンセリフ。映画『めまい』(1958)のポスターからインスパイアされたものとのこと。デザインはこちらもグラフィックデザイン界の巨匠、ソール・バス Saul Bass。ポスターを見ると書体はもっと細めでコンデンスだが、こちらはやや太めで幅広になっている。ただ雰囲気はよく踏襲されてると思う。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

ITC Stone Informal

ITC Stone Informal

本日はタイプデザイナー、サムナー・ストーン Sumner Stone 氏の誕生日(1945)。ということで氏の書体を紹介。この Stone という書体は Serif、Sans とこの Informal の3種があって、この Informal と Serif の違いは、コントラストが弱め、セリフがちょっと丸い、一部セリフが欠けている、a と g が1階建て、というところだろうか。「フォーマルじゃない(堅苦しくない)」という意味の名前がぴったりだろう。ちなみにこの Stone シリーズは Adobe のボブ・イシ Bob Ishi という人と共同開発したそうで、偶然にもふたりとも名前が「石」だったんでこの書体名は即座に決まったそうである(笑)。

Category(s)
Design Date
1987
Designer(s)
Publisher
ITC
ITC New Rennie Mackintosh

本日はスコットランドの建築家・デザイナーのチャールズ・レニー・マッキントッシュ Charles Rennie Mackintosh の誕生日(1868)。なので氏の名を冠した書体を詳解。アール・デコ風味のあるディスプレイ。元々マッキントッシュがスケッチしてたものを元に書体化したものだそうである。全体的にコンデンスで、A や H のバーが二重になっていたり、M の中にドットがあったりと一部若干変わったグリフになっているのが特徴的。割と古い書体だが、最近ウェイトが増え、ギリシャ文字とキリル文字がサポートされて New となった。4ウェイトでイタリックもあり。

Category(s)
Design Date
1996, 2017
Publisher
ITC
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