筆者が独断と偏見で気に入った欧文フォントを(平日はほぼ)毎日1書体ずつ紹介しています

Archive: June 2017

Albert Einstein

本日はアインシュタイン記念日。1905年、のちに相対性理論へと発展する最初の論文を発表したそうな。というワケで、アインシュタインの筆致をフォント化したものを紹介する。Kickstarter で資金を集めて開発したらしい。その制作過程も全部レポートにまとめており、PDF で閲覧可能になっている。正直言うと日本人にはかなり読みづらいと思うが、ま、天才の気分を味わうのもよろしいんじゃないでしょうか。Pro 版は1700もグリフがあり、さらに10ウェイトもあって使いごたえがある。
ちなみにこの天才博士、ノーベル賞の賞金を慰謝料としてやるから離婚してくれと妻に迫り、見事受賞すると本当に支払って、事もあろうに従姉妹と再婚しようとするも、なんとその従姉妹の娘に目移りしそっちにプロポーズするも断られ(当たり前だ)、しょうがなく従姉妹に戻って再婚したというなかなかのゲスっぷりを発揮している。業績の立派さと人格は必ずしも一致しない好例(笑)。

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Design Date
2017
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Hat Doodles

本日は『星の王子さま Le Petit Prince』の作者、サン=テグジュペリの誕生日。という事で帽子のイラストフォントを。え? 帽子じゃない? 象を飲み込んだヘビだと? 解るかそんなもん! そんなことはさておき。いろんなタイプの帽子のラフな手描きイラストが30点ほど。hat とは言いながら cap もあるのはご愛嬌。あとなぜか数字も入ってる。なんで必要?

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2006
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Garlic Salt

おいしそうな名前の手書きローマンディスプレイ。ペンで書いたような手書きの揺れが残ったモノラインの書体で、セリフが二股に分かれたようになっているのと、開いた曲線の端がくるっとカールして巻き込んでいるのが特徴的。字幅が割と一定で、グラフ用紙に書いたらこんな感じになるかなという雰囲気がある。イタリックはオブリークタイプ。一応2ウェイトあるが、あんまり差が見られないのが残念。もうちょっと太くすりゃいいのに…。ちょっとしたバナー類の入ったオーナメントがちょろっと。ただいま50%オフセール中。ステーキ食いたい…。

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2017
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Braille Alpha

本日はヘレン・ケラーの誕生日。というワケでラテンアルファベットの点字を紹介。いくつかフォントは見つかったが、これはアルファベットが併記されてたので慣れない人には解りやすいだろう(併記されてないバージョンは小文字のグリフに割り当てられている)。ま、これを使ったからと言ってエンボス加工しなければ意味はないし、したとしても普通の紙では強度が足らずすぐにヘタってしまうだろう。世の中には点字プリンタや点字印刷用紙があるらしいので、興味があれば調べてみてほしい。名前の braille はそのまま「点字」のこと。ちなみによく「奇跡の人」と称されるが、これはヘレン・ケラーのことじゃなくてサリヴァン先生のことだそうな…。

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1994
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Plusquam Sans

コントラストがほとんどないモノラインのヒューマニストサンセリフ。プロポーションはスマートすぎず親しみやすく読みやすい字形である。大文字にはサンプルにあるようにスワッシュオルタネートがある。リガチャーも多少あるかな。数字は各種揃っている。ギリシャ文字もサポート。8ウェイトと大ファミリー。名前の plusquam はラテン語で more than という意味らしい。「凌駕する」と考えていいのかな? ただいま40%オフセール中。

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2017
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Flower Sketch

本日沖縄は慰霊の日。第二次大戦時、沖縄方面総司令・牛島中将が自決し、沖縄戦が集結した日である。また昨夜、闘病中だった小林麻央さんが他界された。すべての思いを込めて花束を。作者は日本人の林田奈津子さん。

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2010
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Ginkgo

太細の差があまりなく、セリフも太くてぼったりしたローマン。スラブセリフにも近いだろうか。説明書きがなーんにもないので取り敢えず見た目だけ。b や q、R などのボウルが閉じておらず明るく、コントラストも弱いので、なんとなくポップな感じがある。でも骨格はあくまで伝統的でスタンダード。特にイタリックにはクラシックな字形が見える。字種もスモールキャップスやオールドスタイル数字など、本文用に必要なグリフは揃えている。作者は初めて発表したこの書体で2009年に TDC で賞を獲ったようである。2ウェイト。名前の意味はイチョウ。

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2008
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Solstice

今年は本日が夏至(summer solstice)。北半球では今日が最も日照時間が長くなり、これからが夏だというのに日は短くなっていく。おもしろいよねー。という事でその名を持つ書体を紹介。スクリプトでも何でもない、ただの手書き書体です(笑)。はい。字形は手書きにしてもランダムで、まぁカワイイかな。ややコンデンス気味。リガチャーが少しある。ちなみに夏至は毎年固定されてはおらず、2015年は22日であった。豆知識。

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2013
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Nutmeg

コロコロしたジオメトリックサンセリフ。正円ベースになっており、丸い字形はもちろん、そうでないものもそれに合わせて字幅を設定しており、また字間も広めで、全体的にかなり幅を取る書体である(笑)。縦のステムはただ真っ直ぐではなくセリフっぽく曲がっているものが多いのが特徴。カンマ(と同形の約物)がちょっと変わった形をしている。字種は結構多く、丸数字もある。レギュラーと Headline があり、Headline の方は v や y などが直線ではなくカーブした字形になっている。それぞれ9ウェイトとビッグファミリー。そういやウチの調味料置き場にナツメグがあるのだが、母はこんなもん使う料理作ってたかな? 覚えてない(笑)。

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2017
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Imbue FT

コンデンスなモダンローマンディスプレイ。Empire のモダンローマン版とでも言えばいいだろうか。とにかく字幅が極端に細い Didone である。Q のテールが変わってるぐらいしか特徴がないかと思いきや、スワッシュの付いたオルタネートが結構あり、またその付き方がかなり変わってる。左右反転した字形などもあり、なかなか挑戦的な書体。イタリックはなし。5ウェイト。名前の意味は「(意見などを)吹き込む・染める」らしい。あんま聞いたことない単語…。

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Design Date
2017
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