Archive: January 2017

Röijer

デコラティブなヘヴィウェイトのローマンディスプレイ。Mantinia に雰囲気が似てるが、あちらは古代の碑文がモチーフになっており、こちらの方がそれよりはぐんと時代が下って、アール・ヌーヴォー調である。ティム・バートンの映画や「ジョジョの奇妙な冒険」などのゴシックパンクに似合いそうな雰囲気を持っている。1ウェイトのみだが字種は結構豊富で、全大文字に王冠が載っかったグリフがある。ほか、白抜き+影付きのタイプと、オーナメントとイラストアイコン(dingbats)がファミリーにあり。チェスの駒や前輪が巨大な自転車(ペニー・ファージング)など19世紀後半のものをモチーフにしたものがいくつか入っていて、非常にコンセプトのしっかりした書体である。この辺が好きな人にはたまらないであろう。ただいま72%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016–7
Publisher

Andis

かわいらしいヒューマニストサンセリフ。字形はヒューマニストがベースになっているが全体的に独特で、ステムがカーブしてる部分は円から切り出されており、ジオメトリック風味も多分に加味されている。x-ハイトが大きく、字間も広めで軽めに仕上がっている。今の雰囲気にマッチしているいい書体。6ウェイト。ただいま35%オフセール中。このデザイナーの書体は、まだ公開されているものは少ないがどれも筆者好みで、いい作家が出てきたなと思う。これから先が楽しみである。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

明日1月28日は印刷史に名を残す18世紀英国のプリンター、John Baskerville の誕生日。というわけでトランジショナルローマンの代表格である Baskerville を紹介。いくつかのファウンダリーから様々なバリエーションの Baskerville が出ているが、これが一番出来が良いかなと思う。招待状やディプロマ等で全然使えそうなほど、大変クラシックで堂々としており、さすが Original をうたうだけはある。筆者はオリジナルを知らないが(笑)、まぁそうなんだろう。本文用の 10 とディスプレイ用にウェイトの軽くなった 120 があり、それぞれに3ウェイトずつあり、当時風のオーナメントもグリフの中にある。また恐らく当時はなかったろうが、この書体ではギリシャ文字とキリル文字をサポートしている。じゃあオリジナルちゃうやんとかいうツッコミは野暮。

Category(s)
Design Date
2008
Designer(s)
Publisher

Rogliano

軽くてチャーミングな雰囲気のあるスラブセリフ。ストロークはモノラインで抑揚がないが、骨格はヒューマニストで、最近の書体には珍しくx-ハイトが小さめ。かつ字間がやや広めに取られ、全体的に軽めに仕上がっており、すっとした立ち姿がエレガントでさえある。大文字にはサンプルの R のようにスワッシュオルタネートがあり、小文字にはリガチャーが少し多めに入っている。全体的にモダンでありながらクラシックで、非常に筆者好みの書体である。7ウェイト。ただいま79%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2017
Publisher

Afton

本日はスコットランドの詩人、Robert Burns ロバート・バーンズの誕生日。彼が作詞した民謡 Auld Lang Syne は日本でも非常に有名で、「蛍の光」として卒業式や紅白歌合戦で歌われるなどして定着している。この日はスコットランドでは Burns supper と呼ばれ、ハギスという料理をつつきながら彼の生誕を祝うようだ。書体名の Afton とはバーンズの故郷・スコットランドのサウス・エアシャーを流れるアフトン川の事で、彼はこの川の事を Sweet Afton という詩に残しており、これに後に曲がついて Flow gently, sweet Afton (邦題「アフトン川の流れ」)という歌になっている(全部さっき調べました)。
書体は一応スクリプトと分類してあるが、活字のイタリックとしても差し支えないだろう。とても品のあるイタリックで、多少だがオルタネートもある。「メニューや賞状、詩の組版などに」オススメだそうだ。実際サンプルは Sweet Afton が組まれている。

Category(s)
Design Date
2003
Designer(s)
Publisher

本ブログでは初の和文書体の紹介。ついさっき Monotype から発表された同社初の和文書体(スペシャルサイトはこちら)。小林章さん、山田和寛さん、土井遼太さんらが携わって、Neue Frutiger に似合うようデザインされたそうな。新ゴなどとは違って伝統的な骨格をしており、縦組みでも十分長文が組めそうな雰囲気を持っている。10ウェイトあると説明にはあるが、この記事の投稿時点では9つしかない。どうも Thin が登録されてないようだが、ま、後で入ってくるだろう。しばらく待たれよ。ちなみに名前は漢字で書くと「田鶴が音」となり、「鶴の鳴き声」の事だそうな。
※1/25追記: ウェイト10種が揃った。
※1/26追記: 金額が修正された。ただいま半額セール中。
※1/30追記: 情報修正。

Category(s)
Design Date
2016
Publisher

Edvard

本日は絵画『叫び』で有名なエドヴァルド・ムンクの命日。他にもダリやボナールも同じ日に亡くなっている(すごい偶然)ようなのだが、ムンクしか書体が見つからない(笑)のでこちらを紹介。ムンクの筆致を書体化したスクリプトである。手書きまんまなので結構使いづらいと思うが、おもしろい演出にはなるだろう。オルタネートはあるがスワッシュとかではなく、書いたその時々で字形がブレるのを再現したものである。リガチャーは結構豊富。ムンクのサインと思しきものもある。また、その絵画作品16点がモノクロ(当たり前)でアイコン化されてグリフに入っている。もちろん『叫び』もあり。実は『叫び』って4つのバリエーションがあるって知ってた? 筆者は今日知った(笑)。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

TT Hazelnuts

ステムの端がセリフ状にちょこっと曲がったサンセリフ。ヒューマニストとジオメトリックのハイブリッドっぽい書体で、現代の雰囲気によくマッチしている。かわいらしいし、何よりネーミングのセンスがいいやね。カプチーノが飲みたくなってくる。開発元はディスプレイと位置づけているようだが、可読性もよく、本文用としても全然イケると思う。キリル文字もサポート。9ウェイト。ただいま82%オフセール中。筆者は多分買います。

Category(s)
Design Date
2016
Publisher

Quinoa

コロコロしてかわいらしいジオメトリックサンセリフディスプレイ。字形に3タイプあって、ノーマルの他、大文字に小文字のグリフを持ったオルタネートを追加した Titling と、n の左肩のはみ出した線(spur)などをカットして全体的にさらに丸っこくした Round がある。実は注目すべきはそこではなく、そのカバーしている言語の数である。ラテン文字は当然だが、キリル文字とギリシャ文字、さらにヘブライ文字、アラビア文字、アルメニア文字までもカバーするという、その見た目のかわいらしさに似合わぬ幅の広さが特徴である。リガチャーも結構な数があって、全体のグリフ数はノーマルタイプの Regular で 2,385 を誇っている。スクリプトでもなかなか見ない数である。果たして使いこなせるかどうか疑問だが(笑)、まぁかわいらしいので購入してみてはいかが。ちなみに名前のキヌアとは、南米で穫れる雑穀の事らしい。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Nadia

本日はビートたけしの誕生日だそうな。たけしと言えばコマネチ、という事でそのファーストネームを持つ書体を紹介。ヘビーウェイトなステンシルタイプのモダンローマンディスプレイ。Granjon をベースにしたとある。アップライトとイタリックがあり、イタリックにはスワッシュのついたバージョンが別にある(オルタネートではない)。名前は作者の娘さんから取ったそうで、娘さんの結婚記念に作ったものらしく、MyFonts には娘夫婦の幸せそうな写真がちょいちょい。はいはいよかったねお幸せに(笑)。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher