Archive: November 2016

Charcuterie

様々なタイプのレトロなディスプレイが集まったミクスドファミリー。ウェイトやイタリックなどのバリエーションを除いても10種類ほどのスタイルがあって、全体的にアウトラインがガタガタしており、粗悪な印刷や手書きのレタリングっぽくなっている。基本的にはどれも字種はベーシックなものばかりだが、ローマンのアウトラインスタイルの Engraved とモノラインスクリプトの Cursive は、スワッシュオルタネートが豊富に付属している。あとキャッチワードとオーナメント、フレームがファミリーにある。この辺は正直その時代の広告や商品パッケージなどを知らないと使いこなすのが難しいが、スーパーのワインやウィスキーなどの売り場や、KALDI などの海外食品を扱ってる店へ行って、色々とサンプルを探してみるのも楽しいと思う。

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Design Date
2013
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Xmas Wishes

クリスマス限定のスクリプト集。通常のフォントではなく、すでにクリスマス向けの文章が組まれた状態のグリフが収録されたものである。カリグラフィーで使用するブロードペンやポインテッドペン、筆ペンなどで書いた、英語・フランス語・スペイン語・イタリア語のメッセージを55種と、クリスマスにふさわしいオーナメント類が10種入っている。これを使えば面倒なスクリプトの組版をせずとも、あっという間に素敵なクリスマスカードが出来上がる。日本円で3,000円程度なので、購入してみてはいかが。ただいま10%オフセール中。ちなみに X’mas とアポストロフィを付けて綴るのは間違いなので、自作する際はお気をつけを。

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Design Date
2016
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Typography 10

グラフィック社編集部 / グラフィック社 / 2016年

今号の特集は筆者の苦手な(笑)『日本語のロゴとタイトル』。葛西薫氏、石川竜太氏、柿木原政広氏らの仕事を紹介してる他、デザイナー10組の作品を各10点ほど掲載。また『文字のバランス構成テクニック』と題して、文字をデザインする際の視覚調整の仕方やバランスの取り方などのコツを紹介。レタリングの教科書が発行されることがまずない昨今、貴重な資料である。昔は結構あって、それらをかき集めて眺めたこともあったが、正直「何が違うねん」という微妙なバランス調整が全然見分けがつかなかった(笑)。でも今回、これを見て違いが判るようになっている自分を発見。目が育ってますなぁ。あとフォントをロゴやタイトルに使用する際の各フォントメーカーの規約一覧が載っている。これは便利。付録にはオプティカル・サイズ書体見本帳とモリサワの小冊子が。実はこっそり Facebook にて付録の提案をしてみたが却下された模様(涙)。

Gauthier Display FY

本日は昨日も説明した通り Black Friday、という事で Black Foundry の(笑)書体を紹介。Gauthier FY という書体のディスプレイ版。ご覧いただければ判るが元は普通の肉付きをしたオールドスタイルローマンだが、こちらはプロポーションはそのままにヘアラインだけで構成されており、かなりモダンな印象になっている。加えてイタリックには元はないスワッシュオルタネートが加えられていて、文字組みのバリエーションが広がっている。見ての通りちょっと小さくは使えないが、ハイファッション誌などに重宝すると思う。ちなみにこのファウンダリーは改名しており、元は FontYou という名前だったようで、そのため書体名にはイニシャルの FY が付いている。

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2014
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Hogar

本日11月第4木曜日はアメリカやカナダでは感謝祭(Thanksgiving day)。なんか起源がよくは判らなくなってるらしいが(笑)、まぁ秋の収穫を祝うような日、らしい。七面鳥の受難日であり、家族みんなでローストターキーをつつくのが恒例となっているそうだ。ちなみに翌金曜日は Black Friday と呼ばれ、なんだか不吉な呼び名だが、モノが売れに売れてみんな黒字になる事からこう呼ばれている。
それにちなんだ書体を探したがなく、ま、家族みんなで「家」に集まる、という事で、スペイン語で「家」の名を持つこの書体を紹介。フック状のカーブが特徴的なヒューマニストサンセリフ。ちょっとクセが強いがなかなかかわいらしい。ファミリーにはイタリックとは別に、モノラインのスクリプトもある(画像参照)。また、ミッドセンチュリーモダンな家具のシンプルなイラストアイコンもあり。スラブセリフタイプの Hogar Slab もある。5ウェイト。

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2016
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Blattwerk

本日は「勤労感謝の日」。だがそんなものにちなんだ書体はないので他にネタを探した所、現在の5,000円札の肖像に選ばれている樋口一葉の命日でもあるそうな。一葉=葉っぱ、って事で葉っぱをモチーフにデザインされた書体を紹介。見ての通り、長方形の対角2ヶ所が円弧になっていて、どことなく葉っぱっぽい形になった図形をベースに文字を形成したものである。エコとか園芸関係の業者のロゴとかによくありそう。ま、こんなんでお茶を濁しておきましょうか。皆さんよい休日を。

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2013
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Madelyn

本日は「いい夫婦の日」だそうだがだからどうしたコンチクショウ。という個人的な感情により、まったく無関係な書体を紹介する。筆の「かすれ」まで再現されたブラッシュスクリプト。ラフなスクリプトはいくらでもあるが、ストローク途中のかすれまで表現しているスクリプトはあまりない。フォントを作ったことがある人は判ると思うが、これらはすべてベジェ曲線で表現せねばならないので、オートトレースでも使用しない限り、非常にめんどくさい作業になる。使用したとしても、データを軽くするために線を整理する必要があるだろう。いずれにせよめんどくさい(笑)。ちゃんとそれをする人には頭が下がる。字形はさほどラフでもなく、丁寧に書かれているのが判る。スワッシュオルタネートはほとんどないが、その代わりリガチャーがかなりの数がある。Doodles という簡単なイラストアイコンも付属。1ウェイト。ただいま54%オフセール中。

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2016
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MTT Roma

ローマンキャピタルベースのサンセリフ。例のトラヤヌス帝の碑文を元にしたとあるが、大文字だけの碑文と違い、小文字も付属している。同じく碑文を元にした Gill Sans の影響が多分に見て取れるが、x-ハイトはこっちが大きいかなという感じ。ストロークにも抑揚がなく、イタリックはだいぶ字幅が広い。あとちょっと字間がつまり過ぎな気がする。完成度がもうちょっとという感じはするが、なかなかおもしろい書体だと思う。6ウェイト。

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2016
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MTT

Fnord

独特な雰囲気のあるディスプレイローマン。Robert Anton Wilson と Robert Shea という作家の’70年代の作品にインスパイアされたとある。どの辺がそうなのかよくは解らないが、5, 17, 23, 40, 93 という数字がこの書体のデザインに用いられているとある。なんのこっちゃ。5ウェイトあって、これの名称には先に挙げた数字がそれぞれ当てられている。K や R、Q にはテールの伸びたオルタネートがあり、またおもしろいリガチャーがちょっと入っている。ファミリーには Condensed と Extended タイプもあるが、これらにはイタリックはない。さらにディスプレイタイプとして、シェーディングが入った Woodcut、掘ったような影が入った Engraved、中央に線が入った Inline がひとつずつある。全体的になかなかエレガントでおもしろい書体。ただいま35%オフセール中。

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2016
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Beaujolais

本日は11月の第3木曜日でボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。という事でボジョレーの名を持つスクリプトを紹介。つたないオーガニックなブラッシュスクリプト。おとなしめな One と、やや傾きが強くスワッシュもある Two と2種類ある。あれに騒いで喜んでるのは日本人だけだとか、あんなものに何千円も出すのは日本人だけだとか、味も解らないのに何喜んで飲んでるの日本人はとか、まぁ色々言われがちなボジョレー・ヌーヴォーではあるが、そんな事は気にせずに今年の新酒を素直に楽しんだらいいんじゃないんでしょうかね。ただいま25%オフセール中。

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Design Date
2016
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