Font for the Day

Selected by Fumitaka Miyazato

筆者の独断と偏見で気に入った欧文フォントを、やや毎日1書体紹介していく。
たまに関連本とかサイトとかも紹介するかもっていう、
基本の定まらないゆるふわ愛され系ブログ。

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2030

2030

なんか未来的な数字が名前になったジオメトリックサンセリフ。パウル・レナー(Futura の作者)やカッサンドル(フランスのグラフィックデザイナー)、シャルル・ルーポ(同じくフランスのグラフィックデザイナー)のタイプフェイスやレタリングを参考にしたとあり、ややアール・デコ風味のある書体に仕上がっている。短いアセンダーやディセンダー、頭でっかちな R がそうかな。字幅や字間がやや広め。イタリックはオブリークタイプなので、アップライトとあまり字幅が変わらない。9ウェイトとビッグファミリー。ただいま60%オフセール中。しかし2030にあんま未来を感じなくなったよね…。

Vodka

Vodka

名前の度数の強さとは裏腹にかわいらしいミクスドファミリー。ぼったりしたビスケットのようなサンセリフと、ブラッシュとモノラインのスクリプト、あとややウェイトの軽いスラブセリフがある。サンセリフとスラブセリフには小文字はなし。酒よりはスイーツに似合いそうな雰囲気である。ただいま35%オフセール中だが、元々が全部買っても3,000円程度と非常に安い。

Rosella

Rosella

バリエーション豊富なエングレーブドローマン。基本的には Chevalier のようなカッパープレート風味のあるややエキスパンドなローマンだが、通常のソリッドなもののほかに5つのバリエーションがあり、インライン、シェーディング、オープンフェイス、唐草のような文様の入った Flourish、ダイヤ型の文様が入った Deco がある。華やかでゴージャスな印象のあるエレガントな書体。招待状などはもちろん、サンプルのように大きく使って装丁やポスターなどに使っても良いだろう。名前はオーストラリアのインコの事らしい。ただいま75%オフセール中。

Scrap Twiggy

Scrap Twiggy

本日はミニスカートの日。1967年、英国からツィッギー Twiggy (公式サイト)が来日し、その短いスカートに日本中が魅了され、ミニスカートが爆発的にヒットした。っつーわけでその名が入っている書体を紹介。つたなくラフでかわいらしいハンドライティング。言ってしまえばラクガキだが、ちゃんと雰囲気が統一され可読性も確保されている。なんといっても300円と非常に安い。字種はごくスタンダードだが、英文には十分だろう。ちなみ安室奈美恵の『NEW LOOK』という曲には、「シネマの中の Twiggy のミニ・スカート真似して」という歌詞がある。

Category(s) Display, Script Design Date 2008
Designer(s) Publisher Illustration Ink

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Loxley

Loxley

ややブラックレター風味のあるディスプレイ。ロビン・フッドの特装版のためにデザインされたものらしい。そのためやや子供向けかなという雰囲気があり、また A の上にあるバーが「ああ英国だなぁ」という感じがして筆者は結構好きな書体である。ブロードペンを使ってデザインしたようで、カリグラフィーっぽいコントラストが出ている点も特徴。以前に紹介した Goudy Thirty と未紹介の Goudy Aries を参考にしたとある。「2010年に作者が亡くなる前に短期間で描かれた」と説明にあるので、ひょっとしたら作者は余命を知りながら急いでデザインしたんじゃないだろうか。そう思うとなんかちょっとしんみりしちゃったりするし、最後のその直前まで仕事をしていた事を羨ましく思ったりもする。ま、これもハロウィン向けに。1ウェイト。

Envelove

Envelove

ラフなホントの手書きに近いポインテッドペンスクリプト。サイズもラインも揃っておらず、全然調整されていない。かろうじて「スタイル」ぐらいが揃った書体である。珍しいのがやや左に傾いているところ。オルタネートはたくさんあるが、スワッシュオルタネートではなく字形が違うだけというのが多い。リガチャーもちょろっと。通常のレギュラーの他、大文字のみの Caps とイラストやフレームが入った Icons がファミリーにある。名前は多分 envelope(封筒)をもじった…のかな。

Altogether Ooky

Altogether Ooky

ハロウィン特集第三弾。ラフでコンデンスなディスプレイローマン。ステムは勢いがあって伸びやかで、あちこち版画のように欠けており、またあちこちフックしたりカールしたりしてるのが特徴的。字種はアクセント記号がまったくフォローされておらず少ないが、大文字のみの Capitals があり、小文字の部分には通常(?)の、大文字の部分にはセリフがカールしたオルタネートが入っている。ただいま57%オフセール中。

Mysterious

Mysterious

ハロウィン向け第二弾。一見ヘッタクソなレタリングだが、これは欧文が身に染み付いた人が書かないとどうにもおかしな事になりがちなヤツである。日本人は漢字やひらがな、カタカナを「どこまで崩せるか」を感覚で知っている。「これ以上崩したら『あ』に見えないな」という明文化できない判断基準を誰もが持っているが、欧文に対してそれを持っている人は少ない。そういうのがない人が欧文ロゴをデザインすると、なんかちょっと「その字」に見えないのを作りがちなので注意して欲しい。デザイナーのみんな、もっと洋書・洋雑誌を見ようぜ。読めなくてもいいから。
あ、書体の特徴としては大文字のみで、リガチャー(正確に言うと合字ではない)が多数あり。あとイタリックも。

Category(s) Display Design Date 2017
Designer(s) David Kerkhoff Publisher Hanoded

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MonsterPie

MonsterPie

今月末はハロウィンっていうのでこちらを紹介。海外の絵本に使われてそうなポップなディスプレイローマン。かなりコンデンスなラインガッタガタの不揃いさがウリ。大体の字に字形が2種類あるのだが、スワッシュオルタネートとかではなく崩れ具合が違うというだけ。ウェイトバリエーションはないが、フィル(塗りつぶし)にソリッドな Regular と、かすれてる Rough がある。ただいまハロウィンセールで50%オフ。

Category(s) Display Design Date 2016
Designer(s) Marc Lohner Publisher Marc Lohner

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Ninfa

Ninfa

エレガントなディスプレイセミセリフ。セリフが付くべきと所すべてにセリフが付いているのではなく、部分的に欠けているものをそう呼ぶ。欠け具合が多いとセミサンズとか呼び替えるようだが、どこら辺で区切られるかは個人の感想による(笑)。
全体的にゆったりと伸びやかで、セリフがない箇所もやや広がってフレアセリフっぽくなっている。x-ハイトが大きく、結構可読性は良好。ディスプレイ書体ではあるが、割と長文にも耐えられるのではなかろーか。4ウェイトあり、太いウェイトはかなりコントラストが強くなる。残念ながらイタリックはなし。ただいま70%オフセール中。

Category(s) Serif Design Date 2008
Designer(s) Eduilson Wessler Coan Publisher dooType

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