Font for the Day

Selected by Fumitaka Miyazato

筆者の独断と偏見で気に入った欧文フォントを、やや毎日1書体紹介していく。
たまに関連本とかサイトとかも紹介するかもっていう、
基本の定まらないゆるふわ愛され系ブログ。

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Tikal Sans

Tikal Sans

微妙にほんのちょっぴりフレア気味なサンセリフ。基本的な骨格はヒューマニストだが、字形がちょっと独特で、a のボウルが異様に低かったり、g は2階建てながら頭の方が大きかったり、k のアームがフックしてたりなどなど、結構個性的である。特に g のイヤーが垂直なのは斬新だろう。とはいえ、全体的に可読性は良好。10ウェイトもあって使いごたえがある。名前のティカルはグアテマラにあるマヤ遺跡の事。樹なつみの「OZ」懐かしいなぁ。「19の…髪の色だ…」誰も知らないか(笑)。

Scrumptious

Scrumptious

ラフな手書きモノラインスクリプト。ストロークは普通のペンで書いたように抑揚がない。非常にコンデンスな書体で上下に激しく振れており、ウソ発見器のグラフのようである。だが字形はさほど崩れておらず、まぁまぁ読みやすい。One、Two、Three と3種類あるが、ただ単に字形が違うだけ。OpenType 機能を使ってオルタネートにすりゃひとつにまとめられたと思うが、Office 系アプリなどでも使いやすくしたのだろう。3種まとめて買っても $16 と非常に安い。この作者はスクリプトを得意としており、他にも多数発表している。英国在住の本人の twitter アカウントによれば紅茶オタクとの事(笑)。名前は「超うめぇ~!」ぐらいの意。

Lunaquête

Lunaquête

クラシックな正統派オールドスタイルローマン。書籍などの本文用を想定して設計されており、とにかくスタンダードで読みやすい。N や M のショルダーにセリフがない所がローマンキャピタルを踏襲しており、好感が持てる(笑)。字種も大変豊富で、「長い s」を持ってたりする。変わってるのが上付き・下付きの小文字がある所。これ何に使うのだろう…。イタリックはこの種としてはやや幅広。一見 n のような形をした、とても古いタイプの w のオルタネートがあるのが個人的に非常に嬉しい。6ウェイト。安売りしてくんないかな…(笑)。

Bunday Slab

Bunday Slab

ややファンシーな風味のあるスラブセリフ。x-ハイトが大きくカウンターも広め、字幅は一定で現代的な骨格をした書体で可読性は良く、字種も豊富で、ちょっとした長文にも対応可能かと思われる。イタリックもあるが、変わっているのは「イタリック字形のアップライト」がある所。イタリックのダイナミックな字形をほぼそのままに垂直に立てて、「Up」という名をつけている。f のディセンダーがなくなっているなどちょっとした違いはあるが、g や y のディセンダーがループしているなど、結構かわいらしい雰囲気を醸し出している。3種それぞれ9ウェイトとビッグファミリー。投稿時点でイタリックだけ Heavy がないけどアップし忘れかな…。ただいま85%オフと大出血サービスセール中。

Alonga

Alonga

ヘアラインが細くハイコントラストなモダンローマンディスプレイ。セリフはまっすぐな棒ではなく、鋭いトゲのようになっている。冒頭でも述べたがヘアラインが異様に細く、12pt とかではすっ飛んでしまって正直使い物にならないだろう。かなり大きめに使う必要がある。ディスプレイにしてはx-ハイトは大きめ。もっと小さくしてアセンダーやディセンダーを長くしてもよかったんじゃないかと思うが…。オルタネートやイタリックはなし。3ウェイトあるが、どのウェイトもヘアラインの細さは同じ。元々安い書体ではあるが、ただいま65%オフセール中。

Category(s) Serif Design Date 2017
Designer(s) Dusan Jelesijevic Publisher Tour De Force

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Pistacho

Pistacho

手描き感の残るミクスドファミリー。よくあるわざとらしくグニャグニャにしたものではなく、ちゃんとレタリングしました、でも定規は使ってません、というニュアンスの書体である。最近流行りのチョークっぽい感じといえばいいだろうか。字形としては普通のサンセリフとアール・デコ調もの、スラブセリフとモノラインスクリプトがあり、それぞれにアウトラインやインライン、影付きなどのバリエーションがある。特徴的なのがスラブセリフで、ベースラインが揃っておらずゴタゴタしている。あとはカフェ方面に大活躍しそうなイラストアイコンが200種以上。これひとつでカフェの開店準備はOKてな感じである。名前は一見「ピスタチオ」だが実は「ピスタッチョ」。ただいま30%オフセール中。

Toma Sans

Toma Sans

本日は「ジャムの日」だそうなので、JAM Type Design の書体を紹介。みんな大好きジオメトリックサンセリフ。まぁよくあるジオメトリックだが、a が2階建てになったり、t のフットがちょっと曲がってたりと少し読みやすいように調整されている。字幅はほぼ正円の O に全体的に揃えてあって、広めである。イタリックがオブリークタイプで、なんだかちょっと機械的に傾けただけのような感じがしてちょっと残念。a を1階建てにするだけでもちょっと変わったかなと思うが…。かなり細いウェイトもあって、そちらは結構オシャレ。7ウェイト。ちなみに沖縄には「とうま(當間・当間)」さんという名前の人が結構いる(笑)。

Category(s) Sans Serif Design Date 2016
Designer(s) João Symington Publisher JAM Type Design

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HorseFace

HorseFace

本日は「乗馬許可の日」だそうな。明治4年、それまで武士のみに認められていた乗馬が庶民にも認められたとか。ということでこの「馬ヅラ」という何とも微妙な名前の書体を紹介する。トラック形楕円を基本にしたコンデンスなスラブセリフディスプレイ。全体的にかなり腰高で、e や g などの丸く囲った部分が正円になってるなど、字形が非常に独特でおもしろい。特に p や y などは他では見ないような字形をしている。イタリックもあり。3ウェイト。

Category(s) Display Design Date 2011
Designer(s) Robert Wilson Publisher Typespec

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Java Heritages

Java Heritages

ヴィクトリア朝風の非常にクラシカルなディスプレイ。各字に植物的な髭飾りが付いており、かなりデコラティブ。インラインやドロップシャドウは別フォントになっており、ソリッドなレギュラーに重ね打ちする事で装飾する仕様になっている。あんまり字種は多くなく、実を言うとオーナメント類は全然付属していない(笑)。なのでこの辺の資料を持っていない人が使うにはハードルが高いとは思うが、まぁなんとか使いこなして欲しい。最近はこういうヴィンテージな雰囲気が好まれてるようなので。ちなみに作者はインドネシア人らしい。

Monarcha

Monarcha

筆(ふで)感が多分に残る本文用ローマン。ストロークのあちこちに平筆でレタリングしたようなにゅよっとしたニュアンスが残っている個性的なローマンで、骨格もクラシックな割にはアセンダーとディセンダーがかなり小さく、そのためx-ハイトが大きくなって可読性が良くなっている。ターミナルレターやリガチャーも豊富。珍しいのがローマ数字のグリフがある所。I から IX だけではなく、MMM みたいな大きな数字もある。名前はの意味はカササギヒタキの一種らしい。4ウェイト。ただいま50%オフセール中。

Category(s) Serif Design Date 2010
Designer(s) Isac Rodrigues Publisher isaco

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