ホームページ制作について

最近のホームページ制作について、思う所を書いていきます。またこれは、一般の方々向けの解説書ともなっていますので、発注する前に一度お読みいただければと思います。

ホームページは誰にでも作れるか

「そんな高いの? ホームページって誰にでも作れるんじゃないの?」

見積を提出したらこんなセリフを返され、ハラワタ煮えくり返り、「あたたたた」と北斗百裂拳を叩きこんでやりたくなるところをグッとこらえ、ひきつった笑顔で何とかくどくど説得する。ホームページ制作業者ならば、一度ならずこういった経験はあるでしょう。私はもう慣れましたが(笑)。考えてみれば、私にも判らない事はあるからです。ハタから見て実に簡単そうに思えていた事が、実際聞いてみれば大変な苦労を伴うものだった。そういう事はよくあるんです。

「あなたにも、あなたのお子さんにも野球はできます。もちろん私にもね」。ホームページが誰にでも作れると思っているクライアントに対して、私はこう説明する事にしています。勘の良い方は、それだけで理解して下さいます。ダメならばこう続けます。「でも、今すぐボストンへ行って松坂の球を打てと言われたら、できますでしょうか?」と。要は、

プロとして、金の取れるレベルの仕事ができるかどうか、
そしてその作ったものが、新たな商業的価値を生み出すかどうか

なのです。デザインは、技術がなければ絶対に作れないプログラムと違い、とりあえず文字と絵を置けば誰にでも可能です。しかし、そこに商業的価値を生み出す事ができるかどうか。プロとアマの違いはそこにあります。「誰にでも作れるが、誰もが商売にできるわけではない」のです。

しかしプロにもメジャーとマイナーがあるようにやはりレベルの差はあって、どうにもこうにもなプロもおります。私の尊敬するアートディレクター/グラフィックデザイナーの松永真氏は、こうおっしゃっています。私ではないですよ。松永先生がおっしゃってます。

デザイナーの本当の敵は、理解のないクライアントではない。
適当な仕事をして納品している同業者だ。
彼らがデザイナーの世間的な価値を押し下げてしまっている。

どうでしょう。思う所はありますでしょうか。私はただただ、第一線で活躍するデザイナーたちを困らせないよう、価値を下げるデザインをしないよう、努力するのみです。

※「ホームページと」いう呼称について

実際にはそのサイトのトップ・基点となるページのみを「ホームページ」と呼び、それ以外は「Webページ」と呼ばれています。関連したページ全体を総称して、我々プロは通常「Webサイト」という呼び方をします。それは重々承知の上ですが、このサイトはプロ向けではなく、一般の方々へ向けてものなので、「ホームページ」という呼称を主に使用しています。その方がSEO的にいいしね(笑)。

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