グラフィックデザインについて

書籍装丁・ブックデザイン

装丁(装幀・装釘)は、書籍のガワのデザインの事です。ジャケット(カバー)や表紙のデザインが主なところで、ちょっと踏み込んで見返し(表紙裏)の用紙の指定やデザイン、花ぎれ(背表紙上下にある布)やスピン(ヒモの栞)を指定する事もあります。

ブックデザインは装丁からさらに踏み込み、製本方式や本文用紙の指定、本文のフォーマットまでデザインする行為を言い、装本とも呼ばれています。この辺りは従来編集者が指定するもので、デザイナーは立ち入れませんでした。さらに昔は装丁も編集者がやっていたそうで、たまに画家などに頼むぐらいだったようです。それぐらい編集者というのは本作りに対して強い権限と誇りを持っていました。今はデザイナーに頼むのが普通で、大きな出版社ともなると自社内に装丁室なる部署を設け、そこでデザインを行ったりしているようです。

装丁家・ブックデザイナーは今かなりいますが、有名な所で祖父江慎、ミルキィ・イソベ、鈴木成一、菊地信義、平野甲賀、和田誠、工藤強勝、南伸坊、戸田ツトム、杉浦康平らがいます。

エディトリアルデザインの所でも書きましたが、沖縄は出版王国です。が、私は未だ市販書籍のデザインをした事がないです(泣)。知識だけはたっぷりありますので、誰かやらして下さいな。

ルリユール reliure

その昔ヨーロッパでは本は仮製本で売られており、それを購入して気に入った装丁家に装丁してもらうのが普通だったそうです。その製本技術によって生み出される装丁は工芸品の域に達しており、この技法の事を「ルリユール」と呼びます。栃折久美子という人が日本では第一人者で、この人が広めて今はあちこちに教室があります(栃折氏は現在は高齢により、第一線より退かれています)。

ほか、ドイツ人ですが日本人と結婚されて今は日本にいらっしゃるケルスティン・ティニ・ミウラという人もルリユールの第一人者です。スウェーデンでノーベル賞の賞状を制作した事があるそうです。(文中敬称略)


鈴木成一著. 装丁を語る。

氏の装丁の仕事とそのエピソード集

鈴木成一著. デザイン室

氏の装丁の仕事とそのエピソード集第2段
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