グラフィックデザインについて

新聞・雑誌広告

文字通り、新聞や雑誌に出す広告を指します。新聞広告の呼称は独特で、掲載場所により名称が違います。題字の下に置く「題字下」、記事中に置く「記事割り」「記事挟み」、ページ隅に置かれる「突き出し」などです。また基本的にサイズは新聞の段に合わせられ、3段、5段、全面を使う全段などがあります。新聞1面下は3段で縦に8つに割られた書籍の広告が多く、これを略して「サンヤツ(三八つ)」などと呼んだりします。掲載料は地方紙はそうでもないですが、全国紙の全段広告ともなると数千万単位です。新聞をよく見るのはやはり30代以上の男性が多く、若者や女性向けの広告を新聞に出しても効果がなかったりしますので、出稿はよく考えましょう。以前関わった沖縄観光キャンペーンで、全国紙に全段を出すというのがあって「どうかなぁ」と思いましたが、金額の割にやはりあまり反響はありませんでした。私はWeb担当だったので口を挟めませんでしたが...。

新聞に付随するものがチラシです。こちらも重要なSPツール(後述)ですが、デザイン的にはいかがなものかというのが大半です(笑)。特にスーパーや旅行代理店のチラシなどは、「キリヌキが多い」「制作時間が極端に短い」「金額記載が多いのに間違えるとエライ事になる」「とにかくハデハデ」とデザイナーからは嫌われるものの代表です。これをやると、デザイン感覚が狂ってしまうという人さえいます。しかし察しの通り、作られる量がハンパないので、広告代理店や印刷所にとっては大きな収入源となっています。チラシ担当に回されるデザイナーはかわいそうではありますが、会社のため、何とか頑張ってこなすしかありません。会社もその辺を理解して、1、2年ぐらいで担当を交代するようにしないと、デザイナーが辞めてしまいますよ。

また沖縄独特の新聞広告として、「死亡広告」があります。誰かが亡くなると葬式の知らせを出すというもので、50過ぎの人は新聞を読まずともそこは必ず見ます(笑)。有名人でもないのにこういう広告を出すのは沖縄ならでは。これはフォーマットが決まっており、デザイナーの出番はありません。

雑誌は全面広告が普通で、見開き2ページのものや、ページ端1/4程度を使ったりするものも多いです。掲載料は表4(裏表紙)が一番高く、続いて表2(表紙めくってすぐ)と表3(裏表紙めくってすぐ)と続きます。またこれは秘密ですが(笑)、雑誌の製作費のほとんどは広告収入で賄われています。実際に書店やコンビニで売る売上は、あまり収入とはなっていないのが現状です。「この商品がいい」とか「この店はおいしい」とかいう雑誌の記事は実際は半分広告だったりするので、鵜呑みにするのはちょっと危険かもしんないです(言っていいのかこんなこと?)。マンガ雑誌や文芸誌は、雑誌単体で採算を取ろうとはせず、単行本化してその売上で採算を取っています。

あと、新聞や雑誌はサイズがまちまちで、基本的に一つの広告データを使いまわすという事ができません。新聞はみな同じに見えて、各社数ミリ単位でサイズが違うので結構面倒くさいです。また雑誌の場合、右ページに載るのか左ページに載るのかは指定できないので、その辺りを考慮する必要があります。左右どちらに来ても違和感のないデザインと言うのは、やってみれば解りますが思ったよりも難しいです。こういったサイズや入稿データの作り方などは、新聞社や出版社は必ずガイドラインを用意していますので、まずそれを媒体主から取り寄せて良く読んでから作って下さい。でないと、できてから「載らないよ」という事態に陥ります。特に中綴じの雑誌などは、裁ち落としのサイズが通常の3mmでは済まず、8mmや12mmなどという特殊なサイズだったりしますよ。

SPツール

SPとはセールスプロモーション(Sales Promotion)の略で、広義には広告そのものを含みますが、「SPツール」と言った場合、広告以外の宣伝媒体の事を指します。街頭で配るチラシやティッシュ、店頭に置かれるリーフレットやパンフレット、ポップ、その他グッズ類も総称してSPツールと呼んでいます。ケータイを買ったりすると何やら色んなオマケをゴタゴタともらいますよね。アレだと思って構いません。「販促(販売促進)ツール」と呼んだりもします。

ポスターその他

ポスター、リーフレット、パンフレット、名刺や封筒などについては言わずもがななので割愛(笑)。

Victorio
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