意外と選択に困る、カリグラフィーに使う紙の事について書いてみる。

カリグラフィーに向いている紙は、少々ラフで厚みのあるもの。とはいえあまり目が荒いと硬いペンでは引っかかって書きづらいので、細目の水彩画用紙が良いだろう。が、画材屋へ行った事がある人は判ると思うが、画用紙というのは思っているよりも結構高い。ワトソンやアルシュ、ファブリアーノなどの高級水彩画用紙は、作品に使うのならともかく、日々の練習用にそんな高価な紙は使えないだろう。

で、私が日頃愛用している用紙がこちら。

以前は Cotman コットマンとして売られていた用紙だが、最近商品名が変更されてこの Vifart ヴィフアールとなっている。この画用紙は他にも中目・荒目とあるが、この細目だけがカリグラフィーに向いている。リング綴じのスケッチブックタイプもあるが、これは切り離して使えるのでこちらの方がいいだろう。15枚綴りで1,000円程度なので、裏表ガッツリ使えば結構コストパフォーマンス的に良いと思う。私は大きな事務用品店や画材屋に寄ると、他のものを買うために行ったのだとしても、これがあれば条件反射で買ってしまっている(とは言っても、県内では久茂地の「ざまみ」でしか見たことはない)。

あとファインペーパーとして有名な「マーメイド」なども適している。MG西欧カリグラフィースクールのゴシック体の教材に付属している用紙はこれである。しかし全紙で売っている事が多く、いちいち切るのもめんどくさいので私はヴィフアール一択である。

あと、書く前にガムサンダラックやパミスといった粉を紙の上に撒こう。インクのにじみを防止する他、ペンが滑りすぎるのを防ぐ効果がある。練習時はしなくてもいいが、作品を作る時はぜひ使った方がいい。

これらの粉を紙に撒く際は、使い古した大きめの絵筆を使うとラク。毛先にちょいちょいと付け、紙全体を撫でると良い。

ちなみに上質紙やコピー用紙は論外。某教材にちょっと良い上質紙が付いてたが、通常は傾斜台に布やスウェードを敷いて書くと思うので、薄い紙はペンが紙を突き破ってしまう。インクの乗りも悪いので、まったく向いてないと感じた。参考までに。

Ballard Avenue
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