カリグラフィーの一分野に、illuminated manuscript 装飾写本がある。一分野っていうかこちらが本流なのだが、15世紀に活版印刷技術が一般化する(「発明」されたのは8世紀頃に中国でらしいが、必要字数が膨大だったため実用化せずお蔵入りしたらしい・笑)以前、聖書を写本する所からカリグラフィーは発展してきた。活版印刷以降はかなり廃れたものの、細々とは続いていたらしい。

正直私はこの辺に興味ない。デザインが全然好みではないからだ(一般にこちらを好むのは女性が多いようではある)。とはいえ避けては通れないので、いくつか参考文献を紹介しよう。

縦37cmもあるかなり大判な書籍で、美しい装飾写本が多数掲載されている。図版だけ見て本文は全然読んでないが(笑)、多分資料的にも価値のある本だと思うが、タッシェンの25周年記念出版だったらしく、これだけの豪華版ながら8年前の出版当時、3,000円程度と破格の値段だった。今では残念ながら絶版のようでプレミアが付いてるらしく、現在古書市場では3倍ほどの値段が付いている。

こちらは具体的にこの技法を紹介した本である。金箔を貼りこむ gilding ギルディングのやり方や、ケルト風やロマネスク風の装飾の仕方などなどを解説している。リング綴じなので机の上に開いたままにできる。

こちらは現在制作中(終わったかな?)の本格的な装飾写本の聖書である。全7冊で、本物はもちろん手書きなので購入はできないが、印刷したコピーがサイトから購入できる(John Neal Bookseller でも購入可)。私は前述したようにさして興味ないので(笑)手元になく、詳細が判らないが、興味のある方はドウゾ。

ほか、こちらの記事で紹介している河南美和子さんの書籍でも技法を紹介している。

MODERN Hand Fraktur
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