かなり放置気味なこのブログ、
このまま放っておくのもアレなのでちょっと更新。

突然だが、初心者がカリグラフィーを始めるにあたってのあれこれを紹介する。

参考文献

当然だが洋書はいっぱいあるが、和書はちと少ない。
しかしながら良書はある。中でも以下の3冊は最近出版されたもので、
入手もしやすい。まずはこれらをお勧めする。

著者名は一人だけだが、数名の方による書体のレクチャーが掲載されている。ファンデーショナル、イタリック、ゴシック、ローマンキャピタルが学べる。特に国内随一の書き手である白谷泉さんによるローマンキャピタルは圧巻。三戸さんはカリグラフィー教室 +script 主宰で、Japan Letter Arts Forum 代表理事を務める。

青山に Bottega Yayo という工房を構える西村さんの著書。アンシャル、カロリンジャン、イタリック、ゴシック・テキストゥーラ、ローマンキャピタル、ロンバルディックキャピタルが学べる。作例がかわいらしい。

二子玉川に atelier Moon Shell という工房を構える河南さんの著書。前2書のように書体を数種紹介しているほか、伝統的な装飾写本の技法が学べる。

Copperplate(カッパープレート)について

上記の本ではいずれもカッパープレートを紹介していない。かなり人気のある書体ではあるが、正直入門者が手を出せる書体ではない。最低でもイタリックを自由に書けるようになってから手を出した方が良いと思う。


道具

カリグラフィーを書くには特殊なペンとインクが必要。とりあえずのセットがあるので、まずはこれを。

Dr. Ph. Martin's(ドクターマーチン)のカラーインクとSpeedball(スピードボール)のカリグラフィーペンのセット。

パイロット パラレルペン

ペン先にインクをつけて...ってのがめんどくさい人向け。ボールペンや万年筆のように、ペン軸の中にインクのカートリッジが入っていて、キャップを開ければすぐ書けるという便利なカリグラフィーペン。キャップの色はインクの色を表現しているのではなく、ペン先のサイズの違いである。カートリッジは12色ある。 ⇒ 詳細はこちら

※マーカーも数種あるが、正直あまりお薦めしない。細いラインが出にくく、ペンも走りやすくてコントロールしにくい。

インク

よく使用されるカラーインクを紹介するが、水溶性で速乾性でないものなら何でもいい。海外では墨汁もよく使用されている。ガッシュなども使用可能。乾くと耐水性になるインクがあるが、書いてる途中で乾いてしまい、しかもペン先を洗ってもなかなか落ちないのでまったく向いてない。注意。

ドクターマーチン

Dr. Ph. Martin's Black

「ドクターマーチン」の名で知られるカラーインク。サイズの小さいプラスチック容器のものもある。どちらも単品販売の他、数色セットになったものもある。

ターレンスエコライン

Talens Ecoline Black

ターレンスエコライン。こちらも数色セットになったものもある。

パイロット iroshizuku

パイロット iroshizuku シリーズ

万年筆用のインクだが、カリグラフィーにも転用できる。こちらは50ml入っていて、インクとしては高価だが、15mlずつの3色セット販売もあり、こちらは安くなっている。

傾斜台

これがあるのとないのとでは雲泥の差があるが、なかなかそこら辺では売ってない。以下のショップにある他、当ブログで自作方法を紹介してるのでそちらを参考に自作するのも良い。


その他の道具

腕が上がれば色々な道具が欲しくなるもの。以下のショップで様々な道具を扱っている。アメリカ・ノースカロライナにある John Neal Bookseller という所が書籍・道具共に多分世界一揃っているが、サイトは英語のみでちょっとハードルは高い。

Mortadella
この書体は Mortadella — 欧文フォント買うなら MyFonts