最近アイリッシュをやってて思い出す事をひとつ。

有名RPG「ファイナルファンタジー」のシリーズ、「ファイナルファンタジー8」にて、主人公達が学園祭と称してフィッシャーマンズ・ホライズン(F.H.)という場所でライブを行うシーンがある。ここでそれぞれに担当楽器を選べるのだが、ベストの選択をするとアイリッシュジグを演奏するのだ。あの時のジグは一体なんだったのか。調べたいし、そのゲームは今も持っているが、もう10年以上も前にプレイしたきりだし、さらにもうここ何年もゲーム機というものに触っていない。それにそのシーンはゲーム中盤で、そこまで進める気力もない。

よって、動画がないか検索。ホントに便利な時代になったものだ。

すると、あった。

ずっとシーンを観てると異様に気恥ずかしいが(笑)、そこは取りあえずヨコに置いといて、音楽だけに注目(注聴?)して欲しい。これをひたすら聞きつつ、フィドルを指で爪弾きながら何度も聴き返して採譜を行った(絶対音感なんかないんだぁーっ)。

んで、できたのがコレ(PDF)

タイトルが“Gan Ainm”となっているが、これはアイルランド・ゲール語で「匿名の」「名前が判らない」という意味で、タイトル不明の曲はだいたいこの名前があてられる。よーするにタイトルが判らなかったのだ(笑)。

しかし譜面を起こして改めて見てみると、どうも変である。Jig 1のBメロ、音が「タータタータ タータタータ」と間延びしてる部分が多いが、これはスライド(シングルジグ)にはよく見られるが、ダブルジグではあんまり見たことがない。Aメロはジグそのものなので、間の子のような曲だ。Jig 2はキーがAメジャーで下のGを多用している。フィドルではエラく弾きづらく(薬指が死ぬ。小指の方がいいだろうか?)、これもほとんど見ないメロディラインである。つまりはこれは、音楽を担当した植松伸夫氏の創作したジグではないかと思う。

まぁでも折角なので掲載しておく。これライブとかでやったら著作権料取られるんだろうか。ちなみに現在でもアイリッシュはどんどん増えている。つまり今に生きる人達が次々作曲を行っているという事。しかしこれらは「トラディショナル(伝統音楽)」として発表し、すべての権利を放棄している事が多い。好きに演奏してねという事だ。自分の作った曲が100年後200年後も残るのであれば、それが名誉であるという事なのだろう。

この曲も、そうであることを願う。サウンドトラックに収録しなかったのは、おそらくそういう意図だったのではと推察する(収録しちゃうとJASRACとか色々ね)。

Valeria Script
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