昨年のJAGDA沖縄会員による展示会(関連記事 1, 2, 3, 4)の際、以下のようなことがあった。

私ともう一人の会員の二人で、沖縄県立博物館・美術館内の会場にいた時の事。一人の外国人がこちらの展示会場に来て、「このチケットはここでいいのか」と(英語で)訊ねてきた。それは別の会場のものだったのでここではないと教えたが、「ここは見てもいいのか」と訊いてきたので「どうぞ無料です」と(英語で)答えて、彼は入っていった。

10分ほどして出てきた彼は、我々に「Very powerful exibition. Thank you」と言い、胸の前で拝むように手を合わせた。「それは違う」と内心思いはしたが、まぁそんなものかなと見送った。

んで、1時間後。

先程の外国人が我々の所に戻ってきた。

彼は「ワタシニホンゴデキマセンケドモ...」と日本語で前置きし、英語で語り始めた。細部まで覚えてないが、私の拙い英語力で要約すると、

 私はアメリカ人で、沖縄に来たのは今回が二度目。
 この島の自然はとても美しく、誇るべきものだ。
 なのにアメリカは、戦争でこの島に本当にひどい事をした。
 本当に申し訳なかった。

私は、「Because that was war...(アレは戦争でしたから)」と答えるのが精一杯であった。本当はお互い様だと言いたかったのだが、普段使わない英語はとっさには出てこない。彼は胸の前で手を合わせ、何度も何度も我々を拝み、そしてそれだけ言うと帰っていった。

彼はわざわざ、我々にそれを言うためにだけに戻ってきた。

昨日、沖縄は慰霊の日。
第二次大戦時、沖縄の日本軍が壊滅した日である。

去年、そんな事があった事を思い出した今日であった。

平和へのメッセージが伝わったかな。とちょと思う。

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